創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

「夢を与える」 棉矢りさ 作

2007-05-25 16:47:29 | 読書
図書館に予約をして、二か月以上待った。やっと順番が回ってきた。僕の後に7人の予約が入っている。早く読んで返さなくては。
厚みのある作品である。チーズのコマーシャルが一人の少女の成長と重ねあわされる。テレビの画面でチーズを食べながら少女は成長していく。これはとても残酷なことだ。最初は「蹴りたい背中」風だなあと思っていたが、途中から、「人が生きるというのはどういうことか。愛するとは?自分とは?」の深い問いに入っていく。彼女を取り巻く人々が、それぞれの言葉で話す。出番が少ない登場人物も鮮やかなリアリティを持っている。読者は誰に自分を投影させるだろうか。映画にしたらつまらないものになるだろう。活字だけが伝えることのできる世界だと思う。深い感動をもって読み終えた。

キトラ古墳壁画「玄武」特別展示

2007-05-17 20:48:39 | お出かけ
去年の白虎に続いて、玄武に会ってきました。平日の午後三時過ぎでとても空いていました。1400年の時を超えて、北の守り神「玄武」を見ている。一種の恍惚感に浸りました。このオフィシャルサイト(だと思う)もすごい。「玄武」がパソコンの画面に浮かび上がります。それと分かりやすい解説。是非訪れてください。明日香は未知の空間にあふれています。

きゅうりもみ

2007-05-15 09:53:52 | 男の料理
定年になってから、色々と料理を作っています。酢の物がほしくなった時はこれ↓。
1 乾燥わかめをぬるま湯でもどします(5~10分)。一人分湯のみ四分の一ぐらい。けっこう増えます。
2 もどしている間に小さな鍋にお湯を沸かします。きゅうりを野菜カッターで薄切りにします。
3 きゅうりを塩もみします。しんなりしたら、水洗い。両手で握って水気をとります。
4 湯が沸騰したらもどしたわかめを入れて、もう一度沸騰したら、ざるにとって水洗い。両手で握って水気をとります。
5 酢に味見をしながら砂糖を少しずつ加えます。すっぱいのがほしかったらすいめに。量は少しでいいですよ。
6 わかめときゅうりと甘酢をあえます。チリメンジャコも入れましょう。実に簡単。失敗なし。今日は副采を担当。なかよく?夫婦で料理もいいですよ。

鵜?秋?山ツツジ

2007-05-02 17:51:25 | 散歩

川の中を物すごい勢いでもぐったり、バシャバシャしている鳥がいました。あっという間に飛んで行って、その後見たのがこの写真。同じ鳥だと思いますが。鵜?

春に紅葉?桜のころに赤くなって、この頃は緑になっているもみじの葉もあります。誰か教えて。

葛城高原にまた行ってきました。カタクリの花はたくさんあったけれど、折からの悪天候で閉じたままでした。これは山ツツジ。

物語のかけら 最終章 6

2007-05-01 12:22:18 | 創作日記
私の旅はそろそろ終わるようです。私は町に残ることにしました。人々は今朝出発していきました。アーシアも一緒に。あなたとアーシアはきっと出会う。それが運命。それから、二人の旅が始まる。


                                       「物語のかけら」完
作者より
いつか全編を書き下ろしたいと思います。写真を多く入れて、ネットで読める楽しい本を目指します。読んでいただいた方にお礼を申し上げます。次の連載は「新・銀河鉄道の夜」を予定しています。