
私は毎朝読んでました。
単行本になったのを直ぐに買ったのですが、

9年後に取り出して読み始めたら、止まらない。
あまり覚えていないのにも啞然としました。
「単行本化にあたって大幅に加筆訂正をしました」とあり、そのためかもしれませんが……。
話は変わりますが、日曜美術館で谷内六郎氏を取り上げてました。

その谷内六郎さんの長女の方の言葉「知らないけれど知っている世界」が『七夜物語』にピッタリです。

一般のファンタジーと異なります。
『七夜物語』の世界から戻って来られない恐怖が絶えずあるからです。
今の世界も自分の夢かもしれないと疑う私にとってかなり怖いのです。
『七夜物語』は異次元の世界ではなく今の世界と「パラレルワールド」なのです。
すごい小説です。
行きつけの図書館で『七夜物語』を検索してみて下さい。