創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

😉今日の一句

2020-12-25 15:16:29 | 俳句
今日の一句
もう飛べぬ冬のバッタの複眼、
今日の一句と言うより先月の句。
土いじりをしているとバッタに出会いました。
まだいるんだ。
最後の読点(、)は一文字のつもりです。
下四を避けたつもり。
許されないかなあ。

😀鴻風俳句教室12月句会   池窪弘務

2020-12-21 16:32:51 | 俳句
鴻風俳句教室12月句会   池窪弘務
兼 題
①:季語:冬の「汁/鍋のつくもの一切」
②:漢字:「温」
③風景:12月(師走)の街の様子一切
④:自由
①:一人鍋いつしかそばに妣(はは)がゐて
②:灯油買ふ地球温暖化憂ひつつ
③:第三波震える街の師走かな
④:冬の霧一間先の無明かな
今回は総合二席でした。
④は自信作でしたが2点でした。
本当に濃霧でした。
迷っているばかりの自分の人生みたいな。

😍朝ドラ「おちょやん」

2020-12-18 16:44:57 | テレビ
朝ドラ「おちょやん」を毎日録画して観ています。
浪花千栄子さんがモデルだという。
懐かしいなあ観なくちゃと言うことになった。
「オロナイン」のコマーシャルが印象的だった。
声をひそめて、「痔にも良いそうです」と言っていたような。
先代の女将ハナ役の宮田圭子さん。
この人会ったことがある! 
「関西芸術座」出身。
わたしの一つ年下。
ううん思い出せない。
そこで調べてみました。
私が1993年BKラジオドラマ脚本懸賞募集に入選した時の作品『ひとりで跳べる』に出演されてました。
どの役だったか思い出せない。
27年の年月はとにかく長い。
全部忘却の彼方。
自分の作品ながら、『ひとりで跳べる』は秀作です。
もう書けないなあ。
脚本をUPしました。27年も経っているからええやろ。
主役は長塚京三さんです。
宮田圭子さんについては何も覚えていない。
しかし一目見て分かりました。
これって何だろう。



☸今日の一句

2020-12-09 10:44:13 | 俳句
今日の一句
補厳寺の門を叩かん冬の風
毎日のウォーキングの途中に補厳寺(ふがんじ)という寺の前を通ります。
今は無住寺になっていますが、世阿弥ゆかりの寺です。
八月の中頃、世阿弥の法要が行われると聞きましたが、いつも忘れます。
今朝はスマホで撮りました。
歴史に取り残されたような空間です。
そのことから想を得た小説も書いています。
よろしければ覗いてみて下さい。

http://ikekubo1946.web.fc2.com/saku/fugangi.pdf

🤓今日の一句

2020-12-06 10:57:03 | 俳句
今日の一句
一本の寒菊揺れる憂国忌
今年も憂国忌(11月25日)が巡ってきました。
二十四才だった私にはショックなニュースでした。あれから五十年。
毎年この日が近づくと三島由紀夫のことを考えます。
三島由紀夫は孤独だったんだ。
家庭を持っても、ボディビルをしても、小さな軍隊を作っても少しも癒やされず、少しは、夢中になれるかもしれないノーベル賞受賞も川端康成に先を越され、政治の世界も、石原慎太郎に出し抜かれ、ライフワークの小説は完成し、何にも新しくすることがなくなっていた。ひたすら老人になるのが嫌だった。癌になるのも嫌だった。
どうして戦争で死ななかったのだろう。
徴兵検査不合格の日、家族と一緒に喜んだ自分が嫌だった。許せなかった。
玉葱の皮をむくように求めた自己は、結局は何もなかった、「無」だった、豊饒の海 第四巻 天人五衰の「庭」のように、『庭は日ざかりの日を浴びてしんとしている。……』