

季刊「考える人」(2010年夏号)の「村上春樹ロングインタビュー」を読み終わりました。村上春樹のクロニクルもよくわかります。1Q84がどんな小説か?100の評論を読むよりもよくわかります。小説と同様抽象的でないんですね。マーカーで印をつけながら読みました。私も以前は抽象的な言葉をよく使っていたなあと思います。
人間の建設 岡潔・小林秀雄対談を読んでそれは間違いだと痛感しました。自分がわからない言葉を使わない。書けない漢字は使わない。それに注意して、
「失われた言葉の断片」を書き直しました。
「小説家の資質として必要なのは、文体と内容とストラクチャーです。この三つがそろわないと、大きな問題をあつかう大きな小説は書けない」はとても示唆に富むフレーズです。そんな示唆に富むフレーズが対談の中にいくつも発見するでしょう。是非読んでください。おすすめです。