金曜日に中宮寺へ行ってきました。子供の頃、教科書で見てからあこがれていた国宝「菩薩半跏像(ぼさつはんかぞう)」にお会いするためです。近くにいるのに何十年と行かなかった。あこがれの菩薩に対面しました。菩薩は1300年の年月を越え私と対面しています。1300年の年月、どれだけ多くの人が菩薩を拝んだでしょう。目を閉じると様々な人々の姿が見えるようです。
帰りに、入り口近くにある明日香園で二枚の写真を買いました。一枚目の写真はよく見慣れたものです。でも、もう一枚の写真は表情が少女のようなお顔です。なんて美しいのだろう。なんて素朴なんだろう。写真は部屋の壁に貼りました。狭い書斎が光かり輝いています。でも、やっぱり写真は写真(でも、部屋がとても素敵になりました。ぼーとしてみています。)。正面から私は見なかった。もう一度お会いしたいと思いました。一枚目の写真も素敵ですよ。菩薩半跏像を見て母の姿をふっと思いました。一昨年亡くなった母は今も私の中にいるのです。
帰りにネットで調べた陶器と家庭会席のお店「辻花」で食事と思いましたが、団体さんの予約が入っており、かないませんでした。次はと思います。