作家の橋本治さんが逝去された。

作家の橋本治さんが逝去された。
私より二歳年下で驚いた。
自著『枕草子読み語り』では、桃尻語訳『枕草子』を随分参考にさせてもらった。
歴史と時代背景の説明が詳しく、分かりやすかった。
桃尻語は現代（30年前）の女の子の口調。
今の女子だったら随分違ったものだろう。
橋本さんは古典という難解なイメージを取り払いたかったのだと思う。
学問ではなくて、清少納言という人の書いた楽しいエッセイだよと言いたかったに違いない。
それを現代語訳するのにギャル語がとてもフィットすると。
それにしても突然の死だった。
この頃はテレビや新聞で思いもしなかった訃報に出会う。
ネットをつなぐと、震度の７の地震というニュースが、さりげなく書かれていたりして、情報を受け取るのが怖い。
私自身も残された日々は少ない。
私が死んでもニュースバリューは０だけど。
合掌。

今日の一句

今日の一句
いつまでも妻が友達おでん鍋
友達が少ない。というよりいない。
でも淋しくないよと強がる。
子もいれば孫もいる。
隣の犬もいる。
極楽には父も母もいる。

今日の一句

今日の一句
室咲きの花満開の我が家かな

ひと足もふた足も先に春満開です。ｇｏｏブログには、１年前の投稿を知らせてくれるサービスがあります。
それでびっくり。
１年前も同じ俳句を詠んでいた！

今日の一句と三日月と金星

今日の一句
眠れぬ夜初夢を見ることもなく
初空に月と金星輝けり
「初夢」は正月二日に見る夢のことだそうです。
正月二日は残念ながら少しも眠れず、従って夢も見ませんでした。
仕方なく暗いうちから起きてウォーキング。
外は真っ暗です。
たけど、思ってもみなかった三日月と金星を見ました。
すごい！
これを私の初夢にしよう。
こんな世界に住んでいるのだ！
初空は元旦の空。元旦のウォーキングは時間が遅かった。
写真は四日です。三日は、カメラを持っていなかった。
写っていないのですが、金星と月の間に木星（多分）が見えました。
月や星の写真は難しいですね。
そんな理由で、少しフィクション。

今日の一句

あけましておめでとうございます。

今日の一句
野仏に誰か供へし鏡餅
元旦から三十分のウォーキングです。
今朝は池の傍の地蔵に小さな鏡餅が供えてありました。
奈良県田原本町は地蔵の多い所です。
少し歩けば見かけます。
みんなお社に祀り、地域の人がこまめに世話をしています。
ただ、池の傍にある地蔵は、お社もなく野ざらしです。
台風か雷で、後ろの木が真っ二つになったのに、地蔵は無傷でした。
放っておいたら荒れてしまう地蔵ですが、一人の男性が世話をしているようです。
時々ちらっと見かけました。
前掛けをかけ、花を供え、水を供え、線香をたて。
そして今朝は、鏡餅。
新年早々嬉しいことが一つありました。