創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

レオは時間とともに生きているのだ。

2017-01-22 10:46:01 | 読書
レオは時間とともに生きているのだ。
『熊と踊れ』(上 A・ルースルンド、S・トゥンベリ〈著〉
の冒頭、プラスチック爆弾を仕掛ける緊迫したシーンである。
小説には関係ないが、様々なことに思いを馳せた。
私が駆け抜けてきた時間。
今の時間。
これから続く時間。
次の瞬間途切れるかもしれない私の時間。
時間とともに生きているという認識は私にはなかった。
確かに人間は、過去→現代→未来をただ通過するのではなく、
時間とともに生きているのだと思う。

今日の一句

2017-01-17 10:29:52 | 俳句
今日の一句
暗き空心経唱える阪神忌
その時私は神戸市内の病院で父に付き添っていました。
ものすごい揺れに思わず父のベッドにしがみつきました。
重たいベッドが回転したのです。
「地震や、地震、凄い、もの凄い。関東大震災級や」。
あの日、夜が明けるまでが途方もなく長かった。

今日の一句

2017-01-11 09:49:23 | 俳句
今日の一句
撫子の露を夢みる日なたかな 尾崎紅葉
朝のウォーキングに古典講読(宇治拾遺物語)
カルチャーラジオNHKラジオアーカイブスを録音して聴きながら歩いています。
今日の一句は鏑木清方の対談で耳で拾った俳句。
いいなあと思って、家に帰って早速記録。
撫子の露夢みる日なたかな
確認のためネットで調べたら、
「露の」ではなくて「露を」でした。
しつこく録音をもう一度聞いても「露を」でした。
私は、「露の夢みる」の方がステキだと思いますが、みなさんはどうですか?
文豪に楯を突くようですが……。
それにしても自分の俳句ができないなあ。