1946 31 2024-04-17 06:22:45 | 俳句日記 1946 31 花見 今年も桜は去って行った。 僕の散歩コースに、野ざらしの地蔵に覆い被さるように、雷に二つに裂かれた桜の老木がある。 桜が地蔵を守ったのか? 地蔵が桜を守ったのか? 老木は今年も瑞々しい花を咲かせた。 【一句】肩並べ地蔵と二人花見かな
1946 30 2024-04-03 16:15:37 | 俳句日記 1946 30 父の帰還 また父のことです。 1946年に僕が生まれました。 「お父ちゃんが行ったから、戦争に負けたんや」 アホな三男坊は言ってました。 リアルに覚えています。 それと母が言っていたことが一つあります。 父はトマトが嫌いだったけれど、帰還した父は畑のトマトにかぶりついたそうです。 僕もトマトが苦手です。 【一句】「父帰還」しやぶりつきたるトマトかな