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予約の順番が来て、図書館で借りた。
栞が約八分の一のところにある。
多分前に借りた人がこのあたりで読むのやめたのだと思う。
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僕もやめようとそのあたりで思った。
進めていくとその気持ちは強くなった。
次の予約も入っていて、延長は出来ない。
とにかく読み進めた。
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難解な本だ。
過去現代未来で語られる時間は存在しない。
読んでいる内に次々と疑念がわいてくる。
時間の主人公である自分とは何者だろう?
記憶とは?
生きているとは?
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そしてこの一節に突き当たる。
『ちょうどポール・マッカートニーの「丘の上の愚か者」が沈む夕陽を見て、地球が回っていることを悟ったように、そして、自分たちが時間であることを悟り始める』