ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.10.13 均整術師養成コース 後期応用講座2日目、テーマは呼吸

2017-10-13 21:38:05 | 均整術
 夏のように暑かった昨日。最高気温29度から一転、今日は14度も下がって15度だという。気温が5度下がると服装を一枚増やさなければならないそうだから、いきなり昨日より3枚追加ということか。ブラウス一枚からアンサンブルにコートとストールを装着。一足飛びに晩秋の気候となった。しかも、冷たい雨・・・である。

 今日は均整術師養成コース 後期応用講座2日目。本当は明後日なのだけれど、OB・OG合唱の本番とバッティングしたため、今回は金曜日コースに振替させて頂いた。月曜日に祝日出勤したので、今日は代休。
 雨のためか電車は遅れ気味。早めに到着する筈が結構ギリギリになってしまった。それでも2駅先の駅から出る始発に並び、座席が確保出来、本も読めて良かった。

 スタジオに到着すると、瞑想ヨーガ指導者養成コースでご一緒したAさんの姿が。早速ランチをご一緒するお約束である。スタジオにはマットが14枚敷いてあり、ガネーシャ像の正面のマットに陣取る。今日ペアを組んだのは現役のヨガインストラクターさん。金曜日は定休の店舗が多いせいか、金曜コースはインストラクターさんの参加が多いとは聞いていたのだけれど、実に7割近くは若いインストラクターさんが占める。そこに卒業生がお二人、前期も講義をしてくださったN先生もフォローで入ってくださっている。

 冒頭K先生から、今日のように急に寒くなったり暑くなったりする場合の身体の変化についてお話がある。寒いと関節が締まって痛みが出る。寒いと傷口も骨も痛むのは常日頃実感していることだ。逆に暑いと緩む。お風呂で温まると、浸透圧の関係で電解質バランスが変化して、筋膜や腱が緩んで怠くなるという。なるほどな、である。

 前回までの質問タイムが済んだ後、今日は呼吸しやすい身体にしていきましょう、とのお話。首が硬いと体幹部も硬くなる。頸椎と腰椎が連動しているから当然なのだが、捩じりのポーズをすることで、横隔膜の動きが良くなり、呼吸が楽になるという。
 まずは見本の施術を見てからペアワークのいつものスタイル。アドバンスコースということで前期に学んだ手技の合わせ技、呼気の頂点で瞬間的な刺激を加える応用技を習う。胡坐のポーズから左右どちらか捩じりの得意な方から施術しあう。今日ペアを組んだ方はチアをやっていたそうで、筋肉がしっかり付いている。本当に一人一人体つきも筋肉の付き方も形もケースバイケース。難しい。

 続いて仰向けになって喉の部分を優しくつまんで左右に揺らす。甲状腺に疾患がある方にはNGというが、身体がポカポカと熱くなり、とても気持ち良く微睡みそうだ。呼吸がし易くなり、風邪の引き始めにも効果があるという。

 相手に施術してもらわず、自分で楽に肺をコントロールする方法も教えて頂いた。一般に大人になると肺の下部7割程度しか使っていないという。ヨガをすることで普通よりも呼吸が深くなるので8割くらい使える人が多いらしいが、これが9割近く使えるとなると世界が変わるらしい。1日1,2回、片方ずつ肺を使う訓練をすると確実に肺が上手く使えるようになるとのこと。これは両肺に多発転移のある私には朗報ではないか。使っていない部分が使えるようになれば息苦しさ等も随分違うだろう。

 呼吸がコントロールできると、色々な状況に自分の息を合わせやすくなる。逆に息が止まってしまうと状況に飲まれるという事態になり、行動が難しくなる。一般的に痩せ型の人は筋肉が少ないので、姿勢が悪く肺が癒着しやすいらしい。まずは呼吸法、次にウォーキングをして徐々に運動すること、それにはヨガという運動はとても良いとのこと。ああ、ずっと運動らしい運動をしていなかった私がヨガを始めたこと、呼吸法がとても良いと感じたことは間違っていなかったなと改めて思う。但し肺気腫や気胸の既往のある人には、呼吸法を激しく行うと出血する危険が伴うということで、注意が必要だ。

 なぜ、ここで呼吸法を学ぶかーそれはこうしてせっかく施術することで状態が良くなった身体を保つには良い呼吸をしてもらうことが大切だからだという。
 ということで次は呼吸中枢として連動している頸椎と仙骨の施術だ。ここの骨は形も似ており、同型相関というそうだ。頸椎の動きが悪い人はお尻も硬い。仙骨が冷えると身体にとても良くない。そこでうつ伏せになって仙腸関節を緩め、腰仙関節を開いていく施術。次に座位で後頭骨を解していく施術とどんどん進む。

 続いて肩甲骨の棘上・棘下筋を緩めていくが、これが張り付いて固まっていて痛いことといったら、ない。あちこちで「うー」「ひー」という声が漏れている。この部分をきちんと解すと爽やかな風が吹いた感じ、とK先生が表現するような体感があるらしく、しっかり時間をかけて施術をするように、とのお達し。ここが硬いと肩こりや姿勢の悪さに繋がるといい、人前に出ても緊張し易いので、疲れやすくなるとのこと。

 前回、合唱の練習で残念ながら午後の部を早退したのだけれど、その時に顔人形法のプラスアルファで肺に相当する目の下・頬骨辺りの解しを行ったというが、こことあわせて解すとより効果が大きいという。早速お風呂でやってみなくては。
 肩甲骨を解してから肩甲骨を離す施術も行い、あっという間に午前中の3時間が終了。

 ランチタイムはAさんと大好きなタイ料理レストランに。1時を回っているのにまだ列が出来ていたが、諦めずに少し待って無事入店。彼女も職場で合唱をやっていたということを初めて伺って、明後日の話などして食べるのにもお喋りするのにも大忙しで、盛り上がり、大満足。これまたあっという間に1時間の休憩が終了。

 お腹が一杯になって眠くなりそうな中、午後の部は肩甲骨の解しを深めていく。うつ伏せになり、肩甲骨の両側をはがす感じにすると肩こりが楽になるという。肩甲骨が動き出すと途端に代謝がアップして暑くなってくる。普段デスクワークばかりしていると肩甲骨をこれほど意識することはないけれど、確かに肩周りが楽になると、呼吸が楽になるのを実感する。続いて仰向けになって正面からも肩甲骨にアプローチ。両手を上げるのも辛い人向きの施術も教えて頂く。

 小休憩を経て、上部胸椎を動かすための施術も体験する。午前中にやったと同じように息を吸ってもらって、吸いきったら息を止めて密着した位置で刺激を与えるという施術。やはり難しい。なかなかタイミングが合わずに汗をかいてしまう。こうした施術は、基本は健康な人向けで、虚弱者には行えないが、元気のない人に行うと胸が開くので元気度がアップするという。確かに上を向いて、胸を開いた姿勢でシュンと落ち込むことは出来ない。

 ここまで上半身メインの施術だったが、最後に、足から骨盤までを正すと身体が整うのを実感しようということで、足の重心調整の施術。O脚の参加者が先生に数分施術をして頂いただけと、まっすぐな綺麗な脚になるのに皆が目を見張る。今期のカリキュラムには含まれていないけれど、来年はこれまでの卒業生も一緒に合宿を企画したいとのこと。靴を履いたまま3時間ほどの歩き方の講習が出来たら、とのお話も興味深かった。

 外は冷たい雨の筈だったが、とにかく代謝が良くなり身体はポッポと温かく汗が滲むほど。皆さんにご挨拶して着替えを済ませて受付に行くと、主宰のSさんのお姿も。すっかり癒されて小雨の中、Aさんと最寄り駅までご一緒した。
 帰路はさすがに通勤時間帯で、朝始発に乗った駅まで立ちっぱなしだったけれど、きちんと足裏で立てている感じで身体がシャンとしていた。
 出張先から直帰の夫の帰りが早く、生協のお届け品取入れも食事の支度も、結局お願いしてしまった。

 月曜日は休日出勤、昨日まで4日間フルタイムで働き、出張もあったため、ヨガスタジオにも行けずかなり疲れていたけれど、今日の一日ですっかりリフレッシュ。Aさんともお話したのだけれど、K先生が何気なくやっておられる施術は、いざやってみると身体を使うかなり大変なものであることを実感する。勉強中の私たちは不慣れだから余計な力も入っているのは確かだ。けれど、どんなことも何気なくやっているように見える裏にはどれだけの経験と努力が裏打ちされたものなのだろうと思い、改めてK先生を尊敬する夜である。
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2017.10.1 均整術師養成コース 後期応用講座スタート!

2017-10-01 21:54:11 | 均整術
 今日から10月。ピンクリボン月間だ。テンプレートも例年通り模様替えをした。
 そして、今日は均整術師養成コースの後期の初日である。カラリとした秋晴れのいいお天気。昨日はWさんのサロンで至福のマッサージの時間を過ごした後、リンパリフレッシュヨガのクラスでセルフマ ッサージもたっぷり行い、体液の流れがとてもよくなったせいか、夕食後は眠くてたまらず。早々にベッドへ入ったおかげで、今朝は早起きである。洗濯機を二回廻して朝食を済ませ、いざ、出発である。

 30分ほど前にスタジオに到着。受付のAさんやスタジオ主宰のSさんにもご挨拶をしてからお支払いを済ませる。スタジオにはマットが2枚ずつ5セット置かれている。今期出席者は10名ということだろうか。
 もうすっかり顔なじみになった前期ご一緒した方たちと「お久しぶり!」「またよろしくお願いします」とご挨拶しあう。和気あいあいとした雰囲気だ。北海道や大阪からの参加者の姿も。
 今日もHさんとペアを組む。定刻までに日曜日コースの方10名に加えて、卒業生や後期から参加する方もいらして総勢14名になった。

 まずはK先生から、前期を終えた後の個々人の実践状況等について1人1分で報告を、とのこと。将来的に均整術師として自立したいという方は、さすがに毎日ママ友を捕まえてほぐしてあげていたそうだ。とはいえ、皆が皆そういうわけにもいかないようで(確かに、突然均整術を学んでいるので、あなたの身体を触らせてください、というのはかなりの勇気がいる発言だ。)、息子さんのスポーツチームの子供たちを触ったり、逆に親たち高齢者を触ったり、ご主人や家族から様子見して、と人それぞれだった。私もこのコースを学び始めてから、街往く人の立ち姿や歪みなどが結構気になるようになったこと、膝が痛い母に試してみたら結構好評だったことなどをお話した。

 最近では、不調といえばPCによる弊害が何より大きいという。既にPC外来が眼科と連携していたり、心療内科と連携していたりするようだ。そんな話や様々な質疑応答を経て、そして即、実践である。
 手の神経は首から出ている。視神経しかり、PCで疲れるところは全て繋がっているわけだ。手が真っ直ぐ上に上がらないほどPCによる不調が酷いMさんがモデルになって、先生がデモンストレーションの均整術。まずは腕の骨間筋をほぐし、鎖骨の間が閉じていれば広げ、肩や胸を開いて・・・という一連の動きを皆が動画撮影。その後、ペアワークというスタイルは前期と変わらない。

 鎖骨や胸骨に骨転移がある私としては、やみくもに触るのが怖い部分ではあるが、そうして凝り固まっているのでますます不調になるのも事実だ。状況が判っている先生がまず鎖骨周りを押してその動きを見、鎖骨の間を広げてくださる。それを見てHさんがトライ。隙間なくぴったり閉じていたような鎖骨が動き出したのを実感する。やり方が分かったら自分でも押さえて動かすとよいそうだ。
 ペアワークの後は、皆肩の上げ下げがとても楽になったようだった。

 午前の後半は肩甲骨と骨盤の相関関係から。骨盤周りが緩むと肩周りも楽になるという不思議体験である。坐骨周りの筋肉が萎縮するとホルモン分泌も減り、お尻が硬くなって色素沈着してくるという。いつだったか栗色に変色した皮膚を見て、まさか坐骨結節褥瘡かも?と驚いたことがあったけれど、なんだ、そういうことだったのか、と気づく。

 骨盤を緩め過ぎるのはよくないが、硬すぎると筋肉が使えない。柔らかくアップした美しいお尻を目指すため、仰向けになって前期にも学んだ鼠径部周りのほぐしから開始。うつ伏せになって腰の上の骨周りをほぐし、中臀筋、大臀筋をほぐしながら足を廻して股関節も一緒にほぐしていく、一通り施術が終わると、腿上げがスムーズになり、歩いてみると肩周りの動きが軽くなっているのを実感できる。

 身体が硬いのが長年のコンプレックスであったけれど、こうして色々学んでみると、身体は柔らかければ柔らかいほど良いというものでもないらしい。K先生はマラソンの高橋尚子さんが前屈をしているところを見たことがあるそうだが、両手は地面から遠く離れた状態だったそうだ。長距離で走るには身体がくにゃくにゃとならずに棒のように使えた方が良いからだという。一般にはある程度筋力をつけてから柔軟性をつける方が良いとのこと。また、一か所だけ柔らかくすればよいという健康法(ふくらはぎだけもみなさい、のようなもの)は危険だそうだ。相関関係のある部分を二か所以上やらないとよろしくないという。

 午前の部の最後に歩行時、片側の首や肩などを少し緩めるだけでそちら寄りに歩いてしまうというびっくり体験をする。右利きの人が多いので右の耳、側頭筋、鎖骨・肩辺り、胸鎖乳突筋からほぐすのだが、ほぐした後に歩くと右側がフワフワして右寄りに曲がる感じで不安定になる。続いて左側も同様にほぐすことで歩行に安定感が出て、身体全体が軽くなった。

 ということで午前の部、終了。応用編はこうして2つ以上の手技を組み合わせ、ちょっとショック療法のような高度な技術も実践できるようになるそうだ。
 後期は出席できる人は、金曜日コース、日曜日コース両日出席しても良いし、補講も金曜日、日曜日各々行うとのこと。先生にお話しして、午後は早退させて頂くことにした。
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2017.9.17 均整術師養成コース基礎講座・補講参加

2017-09-17 20:17:55 | 均整術
 大型の台風18号が近づいている。あまりの暴風雨だったら参加を見合わせようと思っていたけれど、起きてみたら電車は通常運転。予定通り均整術養成講座の補講に参加することにした。
 7月に30時間の基礎コースを修了してから早くも2か月近くが経過した。母にお試し施術をしただけで、なかなか他の人たちを相手に実践する機会もない。このまま殆ど練習することなしに10月の応用コースに突入するのも不安である。というわけで、「基礎コースでお休みした日がある方たちを対象に金曜日コース、日曜日コースそれぞれ1日補講を開催しますが、休んでない人でも卒業生でも参加したい方は参加OKです。」というK先生のご厚意に甘えた。

 今日はいつものSさんのスタジオではなく、都心にある初めての場所だ。夫がプリントアウトしてくれた地図を持って、レインコートを着込んで、いざ出発である。
 私鉄と地下鉄を乗り継ぎ、途中電車の遅れもあって、家を出てからスタジオ到着までたっぷり1時間半以上かかってしまった。私が最後の到着だったが、なんと僅か6人の参加者という贅沢さ。いつもご一緒するHさんは午前中だけの参加ということで、ペアワークも途中からは先生が入って行うことになった。

 せっかくの少人数だし、一通りやったことのある人ばかりなので、質問に答える形で進めましょう、となる。股関節周りが硬くて前屈、開脚が苦手、骨盤周りの痛みや腰痛がある、足が攣る等それぞれの悩みが上がる。

 開脚では、開脚そのものの練習よりも、深層外旋六筋(中臀筋、上・下双子筋、内・外閉鎖筋、梨状筋)を緩めると良いというのは驚きだ。これらの筋肉が硬いと、全後屈、開脚が上手く出来ないという。確かに実際にお尻周りを解してから開脚すると、何もしていない時よりもずっとスムーズになるのが実感できる。
 痛い所は筋肉が伸びている所で、本当に硬くなってしまった所は痛くないのだという。そのため、本人は気づかず、知らないうちに身体がストレスを溜めている。だから、コリを解すと免疫力がアップするそうだ。

 昨日、月に1度のお楽しみリフレクソロジーサロンで、下半身スッキリコースをお願いして鼠径部も解して頂いたはずなのに、開脚するともう突っ張る感じ。先生にリンパを流してみようと言われて施術して頂く。両手で1分ほど圧迫して血流を止めた後に開放すると、身体がポカポカとして時間差で血液とリンパ液が流れていくのを実感する。

 前屈する時も、まずは前脛骨筋を肘で揺らしながら解してから。するといつもは全然くっつかなかった腿とお腹がくっつきやすくなる。いくらハムストリングスを柔らかくしても、前脛骨筋が硬くなっているとうまくいかない。身体は本当に繋がっていることを改めて体験する。

 遅めのお昼休みは雨の中、若いお2人とファミリーレストランへ。雨は結構降っているが、風はまだそれほどではない。天候によっては少し早めに切り上げましょうというお話だったので、お喋りも楽しかったけれど、早々に頂いてスタジオに戻った。

 午後は顔人形法(眉間が顔、鼻は首から骨盤まで、眉が手で、ほうれい線が脚に対応する)の復習をしながら、身体の腰辺りに対応する小鼻の周りから解していく。先生も、何十年も施術をしていてなぜ鼻の脇周りを解すと開脚が出来るようになるのか不思議であるとのこと。出産を経験している女性はこの部分はあまり痛まないが、そうでない女性は痛みが大きいようだ。前頭筋から頭頂筋、眉の上下、目の上下、ほうれい線、側頭筋、耳たぶや下顎骨等一通り顔のマッサージをペアワークで実践。お腹は一杯だし、気持ち良くて眠くなってきてしまう。

 続いて坐骨神経痛のある参加者や、実際に1週間前にヘルニアになってしまったというゲストがいらして、先生が施術するのを見学。私もかつては椎間板ヘルニアで苦しんだことがあるので、腰は今もかなり硬いし、治療の副作用とは別に足の痺れもあるので、とても勉強になる。

 さらに足裏人形法。リフレクソロジーは足裏の反射区でどこか弱い部分を施術していくが、なるほど、この絵(両足裏を揃えた時、両親指の間に顔、足指から足裏上部が首肩ライン、両足の隙間が脊柱、かかとが骨盤に相当)で覚えると判り易い。首・肩のラインを解した後は、脊柱を解す。リフレクソロジーでは最初にどこが不調か、それが施術によってどうなったかを確認するタイミングはないけれど、均整術では最初に椅子に座って両肩を上げてもらって様子を見、施術後にそれがどう変わるか本人も確認出来るのが判り易い。

 最後に足が攣るメカニズムから避けるべき食生活や対処法を伺い、浮腫み、コリとしこりの判別等々、多種多様な質問に次々に答えてくださり、予定時間より20分ほど早めに終了。10月からまた宜しくお願いいたします、とご挨拶してスタジオを後にした。

 外はしっかり雨降りで、僅か5分の駅に着くまでにびしょ濡れになってしまったが、身体はポカポカ。連休2日目、充実した1日を過ごすことが出来た。
 最寄り駅からタクシーで帰りたかったが、長蛇の列で諦め、再びびしょ濡れになって帰る。それでも帰宅後は夫の夕飯が待っていてくれて、感謝して頂く。
 明日は合唱練習。3日間ともあれやこれやと過ごしたら、また治療日が目前、ということだ。

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2017.7.27-30 投与後の不調を脱し、均整術師養成コース基礎講座・無事修了!

2017-07-30 21:45:09 | 均整術
 木曜日。午前中からの会議が長引き、昼休みを取れないままキャンパス移動してまた打ち合わせ。投与翌日のことで気持ち悪さ全開。食欲は全くなかったけれど、会議が終わって職場に戻る合間に、薬を飲むためにスープだけお腹に入れた。さすがにぐったり。早々に帰宅し、手抜きの夕食を作って早めに就寝。

 金曜日。相変わらず不調が続く。昨日は一日机から離れていたので、溜まった書類やメールの後始末で半日がを終わる。午後になっても気持ち悪さとどうしようもない怠さが改善されないため、時間休を取って早退させてもらった。帰宅後、生協から届いた食材を取り込み、溜まった洗濯物を2回に分けてゆっくり廻し、干し終えてから横になる。夕食もなんとか準備して、入浴後は早々に就寝。

 土曜日。特に予定がないので、朝の連続テレビ小説はベッドの中で。夫は私が起き出す前に録画した映画を1本観終わったとのこと。気持ち悪さは少し軽減してきたが、相変わらずドンペリドンは手放せない。そしてマグラックスを飲んでも便秘。怠くて身体が重くて何もやる気が出ない。
 ウトウトダラダラ、リビングのソファで終日過ごす。一方、夫はクリーニング店に行ったり、クリニックに行ったり、実家に用足しに行ってくれたり。夕方近くから雨が本降りになってびしょ濡れで帰宅した。その後、夕食まで用意してもらって申し訳ない限り。

 日曜日。昨日一日静養したせいか、時薬なのか、ようやく体調が戻ってきた。早く寝たので朝の眼覚めも良い。今日は均整術養成講座基礎コースの最終日。
 5日目のスケジュールは
・実践施術法3:よくある症状への施術法(その他の部位:手、腕、顔、腹部 )だったが、これまで学んだことを全て使って1時間の施術をコンプリートさせるというまとめだった。

 まだ小雨が残る中、30分ほど前にスタジオに到着。着替えを済ませ、出席簿にマルをつけてガネーシャ神像にご挨拶したら、いつもの場所のマットをキープ。今日もHさんとご一緒だ。
 そして朝一番に嬉しい頂き物を。いつもお世話になっているIさんから、ガンジス河のほとりで手に入れたというガネーシャ像を頂いた。白い石に彫られた可愛らしいガネーシャは水に濡れるとピンク色になるという。いつも私がレッスンの前にガネーシャ像に挨拶するのを見ておられて、私が自宅でもお祈り出来るようにと思ってお渡ししたかった、とのこと。ガネーシャの力によって私の様々な困難が取り除いてもらえますように、と願ってくださったのだ。本当に有難く、嬉しく、感謝・感激のクラススタートになった。早速今夜から枕元に置かせて頂くことに。
 
 定刻通りクラスがスタート。これまでの学びにより人の身体を触って気づいたこと等に関して、シェアしたり質疑応答があったり。私はなかなか実践が出来ていないけれど、皆さんの話を聴きながら学ぶことは多い。とにかく練習しながら色々経験するのが一番のようだけれど、家族以外の人に「ちょっと身体を触らせて・・・」と声をかけるのはなかなか難しい。悩みの種だ。

 今日も被験者の方が午前午後ともお見えになるという。まずは40代のKさんご夫妻が見えて、K先生がデモンストレーションでカウンセリングしながら、ご主人の施術されていく。ご本人も見ている方も、ビフォー・アフターがとてもわかりやすいので、実に興味深い。

 午前の後半からは先生のデモンストレーションの後、ペアになって実際に首、肩、背中、腰、股関節、肘、膝、足首、手首に網羅される悩みの解決法を実践していく。
 Hさんとはお付き合いも長いしお互い信頼関係もあり、とてもリラックスしながら施術しあえるので安心で楽しい。縦にほぐすストレートファイバーやあおり法、ストレッチ等々。色々なほぐしの手技を実践していく。

 うつぶせになったり仰向けになったり、手だけでなく足も駆使して様々なほぐし方を実践しながら、お互いに心も身体もどんどんほぐれていく感じ。骨格の模型を使い、実際に受講者の身体に触れ、浮遊肋骨の場所等注意点もしっかり頭に入れながら、ひたすら施術に努める。
 
 背中までの施術を終えた所で午前中は終了。
 外は曇天。雨は止んだが相変わらず蒸し暑い。今日はSさんもご一緒にHさんと3人でタイ料理レストランへ。運よくカウンターに3人並んで座ることが出来た。結局、5日中4日はここに通ってしまった。また当分通えないのがちょっと寂しい。

 午後は、卒業生がつれてこられた30代の男性被験者を使ったデモンストレーションを見学。先生が巧みにカウンセリングされながらその場でどんどん施術。食事や生活についてのアドバイスもされる。目をとても酷使して疲れておられたようだが、終わった後は一目でわかるほど目がぱっちりされていた。その後、受講生のご主人も被験者に。それぞれの悩みをその場で解決される先生は均整術師歴31年、さすが!の一言である。

 後半は腰、膝、肘、足首、手首と股関節のほぐしをして、全身完了。今日習った手技をゆっくり全て行うと75分くらいかかるという。手際よくぱっぱと出来るようになれば40分コースだそうだ。なるべく60分で出来るようにするのが目標だそう。

 5日間のコースが全て終了した。先生から一人ずつ修了証書を頂く。こうしてまた若い方たち、健康な方たちとともに同じコースを受講し、無事クリアすることが出来て本当に嬉しい。
今回の基礎コースは健康体向けの施術だったが、10月からの後期はお金を頂いて施術する方向け、エステや医療関係者他も含めたアドバンスコースになる。せっかく始めたわけだから、10月からの後期コースも是非、と思っている。

 修了証書を頂いた後は、スタジオでお菓子やお茶で懇親会。皆で集合写真を撮ってから、9月の練習会でまたお会いしましょう、と解散した。

 明日からまた新しい1週間が始まる。休薬週だからといって無理はし過ぎず、そうはいってもせっかくほぐれた身体も動かさなければまた元の木阿弥。大切に動かしつつ元気に8月を迎えたいと思う。

 
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2017.7.9 均整術師養成コース 基礎講座4日目、終了後はサプライズ!

2017-07-09 21:52:43 | 均整術
 昨日は朝のうちに掃除洗濯を済ませ、学生時代の友人たちとのランチ会に参加することが出来た。ところが、出がけに手間取って予定した電車に乗れず。それに加えて駅からレストランに行くのに迷ってしまい、LINEでSOSをお願いして、友人にレストランの出口付近で出迎えてもらう。結局、席に着けたのは待ち合わせ時刻の30分後というトホホな事態だった。それでも4年ぶりの再会、心配だった口内炎は大分落ち着き、時間をかけてお喋りや食事を楽しむことが出来た。感謝。

 さて、今日は均整術師養成コース基礎講座4日目。
 昨日も暑かったが、今日はそれ以上の猛暑の予報だ。ミネラルウォーターにレモン汁と石垣島の塩を入れて持参した。

 4日目のスケジュールは
・実践施術法2:よくある症状への施術法(下半身:腰、臀部、骨盤、脚部)である(実際には今日も首や肩甲骨等ほぼ全身へのアプローチだった。)。
 30分ほど前にスタジオに到着。朝から暑い。坂を上り終わると汗が噴き出てくる。着替えを済ませ、出席簿にマルをつけてガネーシャ神像にご挨拶。いつもの場所に敷かれたマットをキープ。今日は、3年前のリトリートからご縁を頂き、指導者養成コース等もご一緒してきたHさんが参加された。均整術のクラスはこれまで都合が合わず平日コースに参加されていたが、今日は大丈夫。心強いし、とてもリラックス。
 
 まずは、これまでの学びに関する質問タイム。遠慮とかモジモジとかいう言葉は無縁で、どんどん手が挙がるのが清々しい。
 今日の施術実習は、首や胃の不調等を緩和するためのペアワークから。均整術師が2人いると出来る刺激の与え方などを3人組になって体験する。顧客役の対角線上の手足(右手と左足、左手と右足)を2人の術師役が逆方向に引っ張って緩めていく。いわば人間牽引機とでもいおうか。足の神経は腰椎、胸椎に(繋がっているので)効き、手の神経は同様に頸椎に効くのを実感する。

 続いて腰、股関節、臀部の凝りほぐし。ヒトは他の類人猿等と比べても、体重比でお尻の筋肉が発達しているというが、この部分が発達しているほど生殖能力もホルモン機能も高いため、柔らかくほぐしておくといつまでも元気でいられるとのこと。自転車の立ち漕ぎやスクワットが効果的だという。

 球状関節である股関節は下半身の肩甲骨に当たり、肩甲骨は上半身の骨盤に当たるという説明がリアルで判り易い。
 再びペアになって鎖骨下筋、大胸筋等をほぐしあう。普段、どうしても傷口をかばいがちで固まりがちな上半身がとても緩んだところで、午前中は終了。

 外は恐ろしいほどの暑さ。日傘をさしていても上からの日差しとコンクリートからの照り返しでゆだりそう。急いでHさんとタイ料理レストランへ向かい、運よく2人席に待たずに座ることが出来た。暑い時に汗をかきながら熱いものを頂くのは良いものだ。

 午後は、男性被験者を使ったデモンストレーションを見学。大きな筋肉をほぐすときの動きなどを見せて頂く。筋肉は7割が水分なので、揺らすことで水分が入ってきて動きがスムーズになる。筋トレの後は水分を摂るというのは理にかなっているわけだ。

 続いて腰痛、肩こり、膝痛の経験者は、と挙手をさせられる。参加者のうちそれぞれ14人、12人、12人という結果。私は腰痛と肩こりに手を挙げたところで、改善させるためのアプローチが開始される。これまで習ったいくつかの手技を駆使することになるが、相手に効いていないと意味がないので、得意なものを使うというよりも相手にあった手技を使うのがポイントだ。
 こうしてずっとペアワークで肩こり、腰痛、膝の痛みへのアプローチを済ませると痛気持ちよく、身体が軽くなってくるのがわかる。
 
 最後は肩甲骨、肩回りの動きをよくする施術の実践。ヨガでプランクやチャトランガのポーズをとるにも、肩甲骨の動きが悪いとブロックされてしまう。色々なバリエーションも教えて頂き、痛みに耐えながらHさんと交代でペアワークを続ける。終わりの頃にはびっくりするほど可動域が広がって楽になっていた。

 一日中PCと向かう人のために、タオルを使ったアプローチも教えて頂いたが、これまた終わるとあれ?頭ってこんなに軽かったっけ、と不思議なくらい。驚いた。首が前に出なくなることで、立ち姿勢も楽になるという。

 ということで、あっという間に本日も6時間のクラスが終了。前期講座は残すところあと1日になった。
 さて、マットをお掃除して帰り支度開始、といったところで、大きなホールケーキを抱えた受講生がスタジオに登場! 少し早いけれど、来週お誕生日を迎えるK先生のために皆が用意したサプライズプレゼントだ。自然発生的にHappy Birthdayソングが。先生が蝋燭を吹き消し、ご自身で切り分ける。そして皆で御相伴。楽しい1日が終わりを告げた。その後、LINEのグループでは沢山の幸せそうな写真が送られてきた。
 
 駅前のビルで夫が好きそうな洋菓子をお土産に買って帰宅。
 母が「新盆の提灯を買いに行く日が今日しかないのだけれど・・・」と言ってきたが、私が対応出来ず、代わりに夫が同行してくれた。本当にアッシーのように使って申し訳ない限り。さらには夕飯まで作ってもらって、もうお土産持参くらいではちょっとどうよ、といったところか。

 また明日から新しい1週間が始まる。そしてまた水曜日は治療日。週末に撮ったCTの結果はいかに。あまり考え過ぎずに普段通りの生活を続けながら水曜日を迎えたい。
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