夏のように暑かった昨日。最高気温29度から一転、今日は14度も下がって15度だという。気温が5度下がると服装を一枚増やさなければならないそうだから、いきなり昨日より3枚追加ということか。ブラウス一枚からアンサンブルにコートとストールを装着。一足飛びに晩秋の気候となった。しかも、冷たい雨・・・である。
今日は均整術師養成コース 後期応用講座2日目。本当は明後日なのだけれど、OB・OG合唱の本番とバッティングしたため、今回は金曜日コースに振替させて頂いた。月曜日に祝日出勤したので、今日は代休。
雨のためか電車は遅れ気味。早めに到着する筈が結構ギリギリになってしまった。それでも2駅先の駅から出る始発に並び、座席が確保出来、本も読めて良かった。
スタジオに到着すると、瞑想ヨーガ指導者養成コースでご一緒したAさんの姿が。早速ランチをご一緒するお約束である。スタジオにはマットが14枚敷いてあり、ガネーシャ像の正面のマットに陣取る。今日ペアを組んだのは現役のヨガインストラクターさん。金曜日は定休の店舗が多いせいか、金曜コースはインストラクターさんの参加が多いとは聞いていたのだけれど、実に7割近くは若いインストラクターさんが占める。そこに卒業生がお二人、前期も講義をしてくださったN先生もフォローで入ってくださっている。
冒頭K先生から、今日のように急に寒くなったり暑くなったりする場合の身体の変化についてお話がある。寒いと関節が締まって痛みが出る。寒いと傷口も骨も痛むのは常日頃実感していることだ。逆に暑いと緩む。お風呂で温まると、浸透圧の関係で電解質バランスが変化して、筋膜や腱が緩んで怠くなるという。なるほどな、である。
前回までの質問タイムが済んだ後、今日は呼吸しやすい身体にしていきましょう、とのお話。首が硬いと体幹部も硬くなる。頸椎と腰椎が連動しているから当然なのだが、捩じりのポーズをすることで、横隔膜の動きが良くなり、呼吸が楽になるという。
まずは見本の施術を見てからペアワークのいつものスタイル。アドバンスコースということで前期に学んだ手技の合わせ技、呼気の頂点で瞬間的な刺激を加える応用技を習う。胡坐のポーズから左右どちらか捩じりの得意な方から施術しあう。今日ペアを組んだ方はチアをやっていたそうで、筋肉がしっかり付いている。本当に一人一人体つきも筋肉の付き方も形もケースバイケース。難しい。
続いて仰向けになって喉の部分を優しくつまんで左右に揺らす。甲状腺に疾患がある方にはNGというが、身体がポカポカと熱くなり、とても気持ち良く微睡みそうだ。呼吸がし易くなり、風邪の引き始めにも効果があるという。
相手に施術してもらわず、自分で楽に肺をコントロールする方法も教えて頂いた。一般に大人になると肺の下部7割程度しか使っていないという。ヨガをすることで普通よりも呼吸が深くなるので8割くらい使える人が多いらしいが、これが9割近く使えるとなると世界が変わるらしい。1日1,2回、片方ずつ肺を使う訓練をすると確実に肺が上手く使えるようになるとのこと。これは両肺に多発転移のある私には朗報ではないか。使っていない部分が使えるようになれば息苦しさ等も随分違うだろう。
呼吸がコントロールできると、色々な状況に自分の息を合わせやすくなる。逆に息が止まってしまうと状況に飲まれるという事態になり、行動が難しくなる。一般的に痩せ型の人は筋肉が少ないので、姿勢が悪く肺が癒着しやすいらしい。まずは呼吸法、次にウォーキングをして徐々に運動すること、それにはヨガという運動はとても良いとのこと。ああ、ずっと運動らしい運動をしていなかった私がヨガを始めたこと、呼吸法がとても良いと感じたことは間違っていなかったなと改めて思う。但し肺気腫や気胸の既往のある人には、呼吸法を激しく行うと出血する危険が伴うということで、注意が必要だ。
なぜ、ここで呼吸法を学ぶかーそれはこうしてせっかく施術することで状態が良くなった身体を保つには良い呼吸をしてもらうことが大切だからだという。
ということで次は呼吸中枢として連動している頸椎と仙骨の施術だ。ここの骨は形も似ており、同型相関というそうだ。頸椎の動きが悪い人はお尻も硬い。仙骨が冷えると身体にとても良くない。そこでうつ伏せになって仙腸関節を緩め、腰仙関節を開いていく施術。次に座位で後頭骨を解していく施術とどんどん進む。
続いて肩甲骨の棘上・棘下筋を緩めていくが、これが張り付いて固まっていて痛いことといったら、ない。あちこちで「うー」「ひー」という声が漏れている。この部分をきちんと解すと爽やかな風が吹いた感じ、とK先生が表現するような体感があるらしく、しっかり時間をかけて施術をするように、とのお達し。ここが硬いと肩こりや姿勢の悪さに繋がるといい、人前に出ても緊張し易いので、疲れやすくなるとのこと。
前回、合唱の練習で残念ながら午後の部を早退したのだけれど、その時に顔人形法のプラスアルファで肺に相当する目の下・頬骨辺りの解しを行ったというが、こことあわせて解すとより効果が大きいという。早速お風呂でやってみなくては。
肩甲骨を解してから肩甲骨を離す施術も行い、あっという間に午前中の3時間が終了。
ランチタイムはAさんと大好きなタイ料理レストランに。1時を回っているのにまだ列が出来ていたが、諦めずに少し待って無事入店。彼女も職場で合唱をやっていたということを初めて伺って、明後日の話などして食べるのにもお喋りするのにも大忙しで、盛り上がり、大満足。これまたあっという間に1時間の休憩が終了。
お腹が一杯になって眠くなりそうな中、午後の部は肩甲骨の解しを深めていく。うつ伏せになり、肩甲骨の両側をはがす感じにすると肩こりが楽になるという。肩甲骨が動き出すと途端に代謝がアップして暑くなってくる。普段デスクワークばかりしていると肩甲骨をこれほど意識することはないけれど、確かに肩周りが楽になると、呼吸が楽になるのを実感する。続いて仰向けになって正面からも肩甲骨にアプローチ。両手を上げるのも辛い人向きの施術も教えて頂く。
小休憩を経て、上部胸椎を動かすための施術も体験する。午前中にやったと同じように息を吸ってもらって、吸いきったら息を止めて密着した位置で刺激を与えるという施術。やはり難しい。なかなかタイミングが合わずに汗をかいてしまう。こうした施術は、基本は健康な人向けで、虚弱者には行えないが、元気のない人に行うと胸が開くので元気度がアップするという。確かに上を向いて、胸を開いた姿勢でシュンと落ち込むことは出来ない。
ここまで上半身メインの施術だったが、最後に、足から骨盤までを正すと身体が整うのを実感しようということで、足の重心調整の施術。O脚の参加者が先生に数分施術をして頂いただけと、まっすぐな綺麗な脚になるのに皆が目を見張る。今期のカリキュラムには含まれていないけれど、来年はこれまでの卒業生も一緒に合宿を企画したいとのこと。靴を履いたまま3時間ほどの歩き方の講習が出来たら、とのお話も興味深かった。
外は冷たい雨の筈だったが、とにかく代謝が良くなり身体はポッポと温かく汗が滲むほど。皆さんにご挨拶して着替えを済ませて受付に行くと、主宰のSさんのお姿も。すっかり癒されて小雨の中、Aさんと最寄り駅までご一緒した。
帰路はさすがに通勤時間帯で、朝始発に乗った駅まで立ちっぱなしだったけれど、きちんと足裏で立てている感じで身体がシャンとしていた。
出張先から直帰の夫の帰りが早く、生協のお届け品取入れも食事の支度も、結局お願いしてしまった。
月曜日は休日出勤、昨日まで4日間フルタイムで働き、出張もあったため、ヨガスタジオにも行けずかなり疲れていたけれど、今日の一日ですっかりリフレッシュ。Aさんともお話したのだけれど、K先生が何気なくやっておられる施術は、いざやってみると身体を使うかなり大変なものであることを実感する。勉強中の私たちは不慣れだから余計な力も入っているのは確かだ。けれど、どんなことも何気なくやっているように見える裏にはどれだけの経験と努力が裏打ちされたものなのだろうと思い、改めてK先生を尊敬する夜である。
今日は均整術師養成コース 後期応用講座2日目。本当は明後日なのだけれど、OB・OG合唱の本番とバッティングしたため、今回は金曜日コースに振替させて頂いた。月曜日に祝日出勤したので、今日は代休。
雨のためか電車は遅れ気味。早めに到着する筈が結構ギリギリになってしまった。それでも2駅先の駅から出る始発に並び、座席が確保出来、本も読めて良かった。
スタジオに到着すると、瞑想ヨーガ指導者養成コースでご一緒したAさんの姿が。早速ランチをご一緒するお約束である。スタジオにはマットが14枚敷いてあり、ガネーシャ像の正面のマットに陣取る。今日ペアを組んだのは現役のヨガインストラクターさん。金曜日は定休の店舗が多いせいか、金曜コースはインストラクターさんの参加が多いとは聞いていたのだけれど、実に7割近くは若いインストラクターさんが占める。そこに卒業生がお二人、前期も講義をしてくださったN先生もフォローで入ってくださっている。
冒頭K先生から、今日のように急に寒くなったり暑くなったりする場合の身体の変化についてお話がある。寒いと関節が締まって痛みが出る。寒いと傷口も骨も痛むのは常日頃実感していることだ。逆に暑いと緩む。お風呂で温まると、浸透圧の関係で電解質バランスが変化して、筋膜や腱が緩んで怠くなるという。なるほどな、である。
前回までの質問タイムが済んだ後、今日は呼吸しやすい身体にしていきましょう、とのお話。首が硬いと体幹部も硬くなる。頸椎と腰椎が連動しているから当然なのだが、捩じりのポーズをすることで、横隔膜の動きが良くなり、呼吸が楽になるという。
まずは見本の施術を見てからペアワークのいつものスタイル。アドバンスコースということで前期に学んだ手技の合わせ技、呼気の頂点で瞬間的な刺激を加える応用技を習う。胡坐のポーズから左右どちらか捩じりの得意な方から施術しあう。今日ペアを組んだ方はチアをやっていたそうで、筋肉がしっかり付いている。本当に一人一人体つきも筋肉の付き方も形もケースバイケース。難しい。
続いて仰向けになって喉の部分を優しくつまんで左右に揺らす。甲状腺に疾患がある方にはNGというが、身体がポカポカと熱くなり、とても気持ち良く微睡みそうだ。呼吸がし易くなり、風邪の引き始めにも効果があるという。
相手に施術してもらわず、自分で楽に肺をコントロールする方法も教えて頂いた。一般に大人になると肺の下部7割程度しか使っていないという。ヨガをすることで普通よりも呼吸が深くなるので8割くらい使える人が多いらしいが、これが9割近く使えるとなると世界が変わるらしい。1日1,2回、片方ずつ肺を使う訓練をすると確実に肺が上手く使えるようになるとのこと。これは両肺に多発転移のある私には朗報ではないか。使っていない部分が使えるようになれば息苦しさ等も随分違うだろう。
呼吸がコントロールできると、色々な状況に自分の息を合わせやすくなる。逆に息が止まってしまうと状況に飲まれるという事態になり、行動が難しくなる。一般的に痩せ型の人は筋肉が少ないので、姿勢が悪く肺が癒着しやすいらしい。まずは呼吸法、次にウォーキングをして徐々に運動すること、それにはヨガという運動はとても良いとのこと。ああ、ずっと運動らしい運動をしていなかった私がヨガを始めたこと、呼吸法がとても良いと感じたことは間違っていなかったなと改めて思う。但し肺気腫や気胸の既往のある人には、呼吸法を激しく行うと出血する危険が伴うということで、注意が必要だ。
なぜ、ここで呼吸法を学ぶかーそれはこうしてせっかく施術することで状態が良くなった身体を保つには良い呼吸をしてもらうことが大切だからだという。
ということで次は呼吸中枢として連動している頸椎と仙骨の施術だ。ここの骨は形も似ており、同型相関というそうだ。頸椎の動きが悪い人はお尻も硬い。仙骨が冷えると身体にとても良くない。そこでうつ伏せになって仙腸関節を緩め、腰仙関節を開いていく施術。次に座位で後頭骨を解していく施術とどんどん進む。
続いて肩甲骨の棘上・棘下筋を緩めていくが、これが張り付いて固まっていて痛いことといったら、ない。あちこちで「うー」「ひー」という声が漏れている。この部分をきちんと解すと爽やかな風が吹いた感じ、とK先生が表現するような体感があるらしく、しっかり時間をかけて施術をするように、とのお達し。ここが硬いと肩こりや姿勢の悪さに繋がるといい、人前に出ても緊張し易いので、疲れやすくなるとのこと。
前回、合唱の練習で残念ながら午後の部を早退したのだけれど、その時に顔人形法のプラスアルファで肺に相当する目の下・頬骨辺りの解しを行ったというが、こことあわせて解すとより効果が大きいという。早速お風呂でやってみなくては。
肩甲骨を解してから肩甲骨を離す施術も行い、あっという間に午前中の3時間が終了。
ランチタイムはAさんと大好きなタイ料理レストランに。1時を回っているのにまだ列が出来ていたが、諦めずに少し待って無事入店。彼女も職場で合唱をやっていたということを初めて伺って、明後日の話などして食べるのにもお喋りするのにも大忙しで、盛り上がり、大満足。これまたあっという間に1時間の休憩が終了。
お腹が一杯になって眠くなりそうな中、午後の部は肩甲骨の解しを深めていく。うつ伏せになり、肩甲骨の両側をはがす感じにすると肩こりが楽になるという。肩甲骨が動き出すと途端に代謝がアップして暑くなってくる。普段デスクワークばかりしていると肩甲骨をこれほど意識することはないけれど、確かに肩周りが楽になると、呼吸が楽になるのを実感する。続いて仰向けになって正面からも肩甲骨にアプローチ。両手を上げるのも辛い人向きの施術も教えて頂く。
小休憩を経て、上部胸椎を動かすための施術も体験する。午前中にやったと同じように息を吸ってもらって、吸いきったら息を止めて密着した位置で刺激を与えるという施術。やはり難しい。なかなかタイミングが合わずに汗をかいてしまう。こうした施術は、基本は健康な人向けで、虚弱者には行えないが、元気のない人に行うと胸が開くので元気度がアップするという。確かに上を向いて、胸を開いた姿勢でシュンと落ち込むことは出来ない。
ここまで上半身メインの施術だったが、最後に、足から骨盤までを正すと身体が整うのを実感しようということで、足の重心調整の施術。O脚の参加者が先生に数分施術をして頂いただけと、まっすぐな綺麗な脚になるのに皆が目を見張る。今期のカリキュラムには含まれていないけれど、来年はこれまでの卒業生も一緒に合宿を企画したいとのこと。靴を履いたまま3時間ほどの歩き方の講習が出来たら、とのお話も興味深かった。
外は冷たい雨の筈だったが、とにかく代謝が良くなり身体はポッポと温かく汗が滲むほど。皆さんにご挨拶して着替えを済ませて受付に行くと、主宰のSさんのお姿も。すっかり癒されて小雨の中、Aさんと最寄り駅までご一緒した。
帰路はさすがに通勤時間帯で、朝始発に乗った駅まで立ちっぱなしだったけれど、きちんと足裏で立てている感じで身体がシャンとしていた。
出張先から直帰の夫の帰りが早く、生協のお届け品取入れも食事の支度も、結局お願いしてしまった。
月曜日は休日出勤、昨日まで4日間フルタイムで働き、出張もあったため、ヨガスタジオにも行けずかなり疲れていたけれど、今日の一日ですっかりリフレッシュ。Aさんともお話したのだけれど、K先生が何気なくやっておられる施術は、いざやってみると身体を使うかなり大変なものであることを実感する。勉強中の私たちは不慣れだから余計な力も入っているのは確かだ。けれど、どんなことも何気なくやっているように見える裏にはどれだけの経験と努力が裏打ちされたものなのだろうと思い、改めてK先生を尊敬する夜である。