昨年、遺影の次は3Dという記事にしたのだが、自分の1/10サイズのフィギュアが出来たのは去年の夏も後半のこと。そのまま飾れば埃を被るし、石膏だから誤ってぶつけて壊れても縁起でもないし、ということでずっと買った時のままの紙のボックスに入りっぱなしだった。
受け取る時、撮影先の写真館から「フィギュアの作成業者が専用のドーム型アクリルケースを開発中です。」と聞いていたので、出来た暁にはご連絡を、とお願いしていた。ところが待てど暮らせど、ウンでもスンでもない。春頃だったか、もしや忘れられているのかもしれないと思い、たまたま近くに寄った時に確認した。しっかり覚えていてくれて「申し訳ないけれどまだですが、必ずご連絡いたします。」ということだった。それでは待ちますので・・・と言っているうちにまたも数ヶ月が経過した。
先日、前を通りかかったときに、フィギュアがそれらしきケースに入って飾られているのを見かけた。確認すると、専用ケースは相変わらず出来ておらず、写真館で、大きなガラスケースに並べているうちのいくつかを、試験的にそれらしいケースに入れてみたのだという。これはあくまで店員さんがご自分で秋葉原まで行って調達してきたものらしい。他にプリザーブドフラワーを入れるようなガラスのドーム型ケースもあったが、これではいかにも重くて、ということだった。
というわけで「販売がいつになるかお約束できずに申し訳ありません。」とのこと。待っていても埒が明かないことがわかり、それでは自分で探してみます、と写真館を後にした。
まあ、延々と指をくわえて待っているより最初からネットで確認すればよかったのだけれど、お願いしてしまった手前、勝手なことも出来なかった。けれど、これでようやく踏ん切りがついた。
検索すると、既製のフィギュア用ケースは、高さ・幅・奥行きが同じサイズの立方体が殆どで、高さだけ長い直方体は見当たらなかった。私の希望にピッタリのものはなく、結局、アクリルケース専門店にサイズ指定してオーダーする形になった。注文してから1つ1つ生産するということで、待つこと1週間あまり。発送しましたという連絡があってから(福岡のお店だった)2日後に無事到着とあいなった。
背面は鏡になっているので、後姿も見えるつくりだ。それにしても二次元の写真と違って、立体だとなんだか圧倒的な存在感。人間そのもの、なのである。どこに置こうかと決めるまで、成す術もなくダイニングテーブルに仮り置きしていたのだが、ミニチュアの自分が視界に入ってくると、なんとも落ち着かない限り。
「そもそもそんなものを作ること自体ナルシストだよな~」と夫には言われたけれど、いえいえ、遺影の代わりですから私だと思って大事にしてよね、と切り返す。
ということで、ようやく置く場所は決まった。実に撮影しようと決めてからほぼ1年かかってしまった。
あとは「まったく、新し物好きでこんなものまで作ったけれど、お母さんもこの頃は随分若かったね~」と笑われるほど、このまま生き永らえたいものである。
受け取る時、撮影先の写真館から「フィギュアの作成業者が専用のドーム型アクリルケースを開発中です。」と聞いていたので、出来た暁にはご連絡を、とお願いしていた。ところが待てど暮らせど、ウンでもスンでもない。春頃だったか、もしや忘れられているのかもしれないと思い、たまたま近くに寄った時に確認した。しっかり覚えていてくれて「申し訳ないけれどまだですが、必ずご連絡いたします。」ということだった。それでは待ちますので・・・と言っているうちにまたも数ヶ月が経過した。
先日、前を通りかかったときに、フィギュアがそれらしきケースに入って飾られているのを見かけた。確認すると、専用ケースは相変わらず出来ておらず、写真館で、大きなガラスケースに並べているうちのいくつかを、試験的にそれらしいケースに入れてみたのだという。これはあくまで店員さんがご自分で秋葉原まで行って調達してきたものらしい。他にプリザーブドフラワーを入れるようなガラスのドーム型ケースもあったが、これではいかにも重くて、ということだった。
というわけで「販売がいつになるかお約束できずに申し訳ありません。」とのこと。待っていても埒が明かないことがわかり、それでは自分で探してみます、と写真館を後にした。
まあ、延々と指をくわえて待っているより最初からネットで確認すればよかったのだけれど、お願いしてしまった手前、勝手なことも出来なかった。けれど、これでようやく踏ん切りがついた。
検索すると、既製のフィギュア用ケースは、高さ・幅・奥行きが同じサイズの立方体が殆どで、高さだけ長い直方体は見当たらなかった。私の希望にピッタリのものはなく、結局、アクリルケース専門店にサイズ指定してオーダーする形になった。注文してから1つ1つ生産するということで、待つこと1週間あまり。発送しましたという連絡があってから(福岡のお店だった)2日後に無事到着とあいなった。
背面は鏡になっているので、後姿も見えるつくりだ。それにしても二次元の写真と違って、立体だとなんだか圧倒的な存在感。人間そのもの、なのである。どこに置こうかと決めるまで、成す術もなくダイニングテーブルに仮り置きしていたのだが、ミニチュアの自分が視界に入ってくると、なんとも落ち着かない限り。
「そもそもそんなものを作ること自体ナルシストだよな~」と夫には言われたけれど、いえいえ、遺影の代わりですから私だと思って大事にしてよね、と切り返す。
ということで、ようやく置く場所は決まった。実に撮影しようと決めてからほぼ1年かかってしまった。
あとは「まったく、新し物好きでこんなものまで作ったけれど、お母さんもこの頃は随分若かったね~」と笑われるほど、このまま生き永らえたいものである。