ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.7.15 ウエスト“きゅっ”はもう古い?

2015-07-15 20:07:00 | 日記
 私が就職した時(既に30年前の大昔になってしまったが)、スーツ姿の男性の隣に立った時に不釣合いでない装いで、というのが仕事をする上でのドレスコードだったように思う。だから、職場にジーンズなど穿いて行くのはもってのほかで、当時のオフィスでは、女性のパンツスーツ姿も今ほど市民権を得ていなかったと記憶している。

 クールビズがすっかり広まり、今や随分長くなったように感じるいわゆる“夏”の期間は、男性のノーネクタイ・ノージャケットが当たり前になってきた。そして、女性もかつてのようなキッチリした装いではなくなった。それでも、なんだか下着姿にも見える軽装は、女性同士でも目のやり場に困ったりするのだけれど・・・。
 まあ男性に伍して長時間勤務をするとなると、肩パッドが入ったキッチリスーツでずっと頑張っているのはいかにも疲れるし、ちょっと柔らかい服装でも、きちんとしてさえいればそれはそれで問題ない。今の職場では、ジャケットを身に着けると逆に目立ってしまうこともあり、普段は随分ラフな格好で仕事をするようになった。とはいえ、さすがにジーンズでの出勤はいまだしたことがないし、これからもすることはないだろう。

 さて、私が若い頃は(と言うと、もうすっかり老人の繰言のようだけれど)、ウエストゴムのスカートやパンツはお洒落な若い人たちにはご法度だったと思う。ちょっとばかり苦しくてもウエストマークをして、ウエスト“きゅっ”を頑張っていた。
 かく言う私は昔から胸が貧弱だったから、そのままストンとウエストまで寸胴だといかにも・・・、ということで、ベルトをしたりウエストを絞ったり、それなりに涙ぐましい努力をしていた。確かにウエストが絞られていないアッパッパのワンピースは楽ちんだし、涼しい。家でくつろぎ着にするにはもってこいだ。
 一方、お友達とケーキバイキングに繰り出す時には、ワンピースやウエスト緩めのスカートを選んだりした。それでも現場でウエストがきつくなればご馳走様、ではなく一番上のホックを外してまで食べた(!)という、今思い出せば赤面・・・の武勇伝があったりする。けれど、日常的には「若いうちからウエストは甘やかしたらダメ」と思ってきた。

 ところが、最近ショップでボトムを見ると、私たちおばさんではなく、若い娘さんが身に着けるであろうスカートやパンツに、やけにウエストゴムの品物が多いことに気づいた。
 勤務する大学の女子学生にもそんなスタイルが目に付く。まあ楽なのだろうけれど、今から楽ばかり追求していてそれでいいのかしらんと思う。そのことを都心通勤している夫に言ってみたら、言われてみれば確かにウエストゴムのスカートが目立つね~と言う。

 まあ、ウエスト“きゅっ”よりも中身が大事で、そんなことに構っているより私たちにはもっと磨く所がありますから!と言われてしまえば、こちらにはもう返す言葉はないし、余計なお世話以外の何物でもないのだろうけれど。

 イマドキの草食系男子は、女子のウエスト“きゅっ”についてどう思っているのだろう・・・と考えながら、猛暑の日はウエストを絞ってアセモを作るよりも、ウエスト楽々でゆるゆると過ごすのが一番かな~と思うのである。

 最近の体調のことを少し。カドサイラ(T-DM1)の副作用である手足の痺れ、痛みがここ数日で気になるようになってきた。全ての指先が赤くなり、皮膚が敏感に薄くなっている。パソコンのキーを打ったり、スマホの画面を触ったり、指を曲げる都度チリチリと痛み、ちょっと憂鬱だ。足指も同様にピリピリ・チリチリしているのだが、やはり手先の方が敏感で、気になる。涙目も相変わらず。うーん、これ以上悪化しないと良いのだけれど・・・。
コメント
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