ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.1.1 申の年、我が家の初春の過ごし方

2016-01-01 17:51:16 | 日記
 昨日は、午後から夫と都心の百貨店迄、予約していたお節料理を受け取りに出かけた。何気なく覗いた好きなショップで、大好きな色のコートを見つけてフラフラと買ってしまった。「今年も大晦日まで“お買いなせぇおじさん”(夫の造語で、私の背後霊は『お買いなせぇ、お買いなせぇ』と背中を押してくれる、お買いなせぇおじさんなのだそうだ。)が出てきたんだねぇ」と夫に揶揄されつつ、お茶をして戻る。

 息子の好物の夕飯を囲み、年に1度、歌の世界は一体どうなっているのかと「紅白歌合戦」を流す。相変わらず、初めてお目にかかるような方々ばかりである。夫はまたしても風邪気味で、マスクをして大きなくしゃみ連続。

 その後、お雑煮の下ごしらえをして、お土産に買ってきた甘味を頂く。年越しそばには一家言ある夫に準備を任せ、私は片付け物。「ゆく年くる年」を見ながら頂き、「あけましておめでとう。今年もよろしく」の挨拶を済ませ、入浴後、ベッドへ入った。

 今日は、雲一つない青空が広がる穏やかないいお天気。体調もいいし、地元のアウトレットモールに福袋を買い出しに行ってみることに。ゆっくり食事をするのは帰宅後にして、軽く水分補給だけして3人で家を出る。
 行ってびっくり。開店時間より小一時間早く開門するというので、それより少し早めに行ってみたのだけれど、既に皆様一体何時からお並びなのでしょうというくらいの長蛇の列。
 これはもうとてもではないけれど、お目当てのショップのものは無理だろうと思いつつ、列が動き出すのを待つ。

 結局、お目当てのお店の前に辿り着けば、既に整理券配布が終わっており、次なるショップで夫のものをゲットした後、息子のものを2つ買い、私は昨日買ったばかりだし、と自制して手ぶらで戻ってきた。
 それにしても、初詣にも行かず、買い物とは、なんとも物欲にまみれた家族だと嗤われるだろうけれど、これもまた我が家の風物詩である。昨年は頭痛で行けなかったことを考えれば、今年は年始めから並ぶことが出来て、体調がいい証拠。有難いことである。

 帰宅後、お雑煮を作り、お節料理を並べ、元旦の食事を静かに3人で摂る。こうして帰省した息子とともに穏やかに食卓を囲み、美味しそうにぱくぱく食べてくれる彼の姿を見られ、何より嬉しいことだと思う。
 あっという間にお節料理が空になり、すっかりお腹一杯。2人は日本酒を飲んで赤い顔をしている。これは放っておいたらお昼寝タイムだろう、と私は一人映画館へ向かった。
 2年に一度の、年末からのお愉しみ、1か月フリーパスポートをゲットしたので、映画見放題。普段なら足を運ばない映画に触れることが出来て、幸せなことである。

 せっかくいいお天気でもったいなかったけれど、元日早々洗濯などするものではない、という教えを守り、今日は洗濯はお休み。

 こうして、申年の一年のスタートは実に我が家らしく始まった。病が去る(申)、とは言わなくとも一病息災をモットーに体調管理をしつつ、細く長くしぶとく、色々なご縁(猿)を大切に、今年もマイペースで過ごしていきたいものである。

 明けましておめでとうございます。
 お読み頂いている皆様におかれましては、佳いお年をお迎えになったこととお慶び申し上げます。
 今年も引き続きどうぞよろしくお付き合いのほど、お願いいたします。
コメント (2)
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