先週末の検査に続き、今月3回目の通院日である。
昨日は仕事を終えてから、文字通り初めて“初めての瞑想”クラスに出席した。初心者向けのクラスということだけれど、常連さんも含め10人ほどの参加者でアットホームな雰囲気。最後にはどっしり安定して瞑想することが出来、どこも痛くならずスッキリ終わって心穏やかにスタジオを後にすることが出来た。
インストラクターSさんの大学時代のダンス部仲間とおっしゃるYさんとスタジオ最寄駅まで歩き、私鉄に揺られて病院近くの常宿に前泊した。
今朝、夫にモーニングコールをした後は、いつものように熱めの浴槽足湯で身体の芯を温め、たっぷり朝食を摂った。窓の外は曇天。ちょっと冴えないお天気だ。
朝の連続テレビ小説を視、徒歩5分で病院到着。自動再来受付機もすんなり、採血受付でもスムーズに受付。待ち人数は15名ほど、待ち時間は12分とあった。
10分も待たずに入室し、ほどなくして呼ばれる。今日は刺針も抜針も痛みなく「お上手でした」と御礼を言う。担当してくださった看護師のKさんがおっしゃるには、「今日全然痛くありませんでした」と言ったのは私が2人目だそう。「そういうラッキーな人は一日に限定2名、もう今日はおしまいだわ~」と謙遜される。今日はマーカー測定もあるため4本の採取。
大荷物を持ち、腫瘍内科受付へ移動。まだ朝早いのに連休前の所為か、既に大方の椅子が埋まっている。いつもの席は確保できなかったけれど、体勢を整えて読書開始。
今日は2冊読めたが、どちらもとても面白かったので明日の記事にアップしたい。
読書に没頭しつつ気付けば1時間半ほど待つ。“中待合へどうぞ”の番号が電子掲示板に出る。血圧測定は105-65、脈拍は81。
中待合に入ってからも小一時間待ち、ようやく先生がお顔を出された。ご挨拶するや否や「3週間、調子はどうでしたか」と先手を取られてしまう。「おかげさまで元気でした」と応えると、既にPCには4枚の輪切りの画像と、腫瘍マーカー推移のグラフが並んでいる。
グラフの形を見て、ああ、上がっているな・・・と思っていると「まあ2月よりは低いですが、ちょっと上がっています」とのこと。そして、「CTは悩ましいです」と。昨年カドサイラ(T-DM1)に変更する直前の2月、効果測定1回目の6月、前回の11月と今回を順番に観ていくと、右下の一番大きい影がより一層大きくまん丸になっている。
幅が3センチ以上ある。見れば、この影は最初から一度も小さくなっていない。「ということは、(この影には)カドサイラ(T-DM1)は効いていないということですね?」と訊くと、「そうです、これには。ただ、他のこことか、こちらとかはあまり変わっていない、なので押さえているものがいくつかあって、効いていないのはこの一番大きいものですね。そして、新たな転移もない。骨も増悪していない。だから今薬を変えるべきなのかどうか悩ましいのです」とおっしゃる。
「前回カドサイラ(T-DM1)に替えた時はこの動脈の脇、心臓に近いものが大きくなって心臓すれすれになっていたので(心転移を恐れて)替えましたが、今は当時よりも心臓と間が空いてきている。そして、効いていないと思われる大きなものは横隔膜の下あたりなので、場所柄症状が出ないようですね」と。
確かに大きさを見ると、このままこの影に効かないカドサイラ(T-DM1)を続けていていいのだろうか、という不安が頭をよぎる。けれど、それ以外の影の増悪を抑えてくれているのに今ここで変えるべきなのか、とも思う。他の薬に変えて、今度は今までの影に効かなくなることだってあるわけだ。全部が全部同じ性質でないというのがいかにも厄介である。すぐに答えが出せない。唸る。
「今は体調も落ち着いているし、手先の痛みも落ち着き、痺れもなんとかやり過ごせています。やりたいことを色々やれているので、出来ればもう少し粘りたいのですが・・・」と言う。「そうですね、では慎重に経過観察をしながら、来月はレントゲンも撮って、3カ月ごとにCTを撮って治療を続行しましょう」ということになった。
「カドサイラ(T-DM1)を8割に減らしていることは関係していますか」と問うと、減らす前から効いていないものには効いていないようなので、関係していないでしょう。そして、減らさないと(副作用で)治療が続けられないですよね?」と言われる。
この判断が「ああ、あの時、やっぱり別の薬に変えていれば良かった・・・」と後悔しないものであってほしい。けれど、自分で納得して出した(往生際の悪い)結論だ。このまま自覚症状が出てこなければ、今まで以上に身体の声に耳を澄ましながら粘っていくのが私らしいだろう、と思う。
白血球の数等、他の数値を訊くタイミングを逸してしまった。
診察室での検温は6度6分。3週間分の2種類の漢方、デノタスチュアブル、ヒルドイドローションをいつもどおりに、痛みや涙目の症状が軽減しているためロキソニンやパタノール点眼薬は少し少な目に処方して頂いた。次回3週間後は診察前採血に加えレントゲン撮影とランマーク注射も含めての予約が入り、ご挨拶をして診察室を後にした。これからその都度、結果を見ながら治療変更のタイミングを判断していくことになる。
化学療法室へ移動し、夫やお友達に報告LINEやメール。
混んでいるとみえて、看護師さんたちがパタパタと動き回っており、なかなか呼ばれない。椅子も一杯ということで、30分ほど待って、ひとまず、こちらの椅子にどうぞ、とリクライニング機能のない椅子に案内された。30分くらいでリクライニング椅子が空きますので、そこで移動して頂きますね、とのこと。
移動に備えてそのままポートの針刺しを待っていると、Okさんが針刺しをしてくださる。今日はちょっとアンラッキーで「うっ」という感じ。「ああ、ごめんなさい、今日はダメでした」とOkさん。20分ほどして席を移らないうちに点滴開始。
開始後15分ほどして窓際のリクライニング椅子に移動した。Krさんが荷物を持って下さり、私は点滴棒を押しながらゆるゆると移動。こちらは脚もほぼ水平に上げていられるので、とても楽である。「ご家族の皆さんはその後お加減いかがですか」と訊かれ、実家の両親のこと、夫の手術が無事終了したことなどをお伝えする。
終了後の血圧測定はKbさんが来られる。109-69、脈拍は63と問題なし。抜針もKbさん。残念ながらやっぱり衝撃で「うっ!」となった。
ご挨拶して化学療法室を後にする。待合で20分ほど会計を待つ。自動支払機へ移動して、採血、点滴の3割負担、12万円強をカードで支払う。
外に出ると今にも泣き出しそうな空で、空気の湿度が高い。薬局では5,6人の方が待っていたが、これもいつものとおり順番を抜かされて小1時間待った。今日も3,000円に満たず、現金払い。
前泊のお蔭で到着が早かったものの、混雑の所為で病院と薬局の滞在時間は合わせて6時間強。駅ビルのランチタイムに滑り込み、遅いお昼を摂った。
帰路の電車でも席を確保し、途中で2冊目を読み切った。根を詰めて本を読んだためか買い物をする元気もなく、帰宅した。もろもろ片付けて、なんとか夕食を作った。
既に目がしょぼしょぼでかなり疲れている。金曜日は祝日授業開講日で出勤なので、私のGWは土曜日からである。あと2日、無事に乗り切らなくては。
昨日は仕事を終えてから、文字通り初めて“初めての瞑想”クラスに出席した。初心者向けのクラスということだけれど、常連さんも含め10人ほどの参加者でアットホームな雰囲気。最後にはどっしり安定して瞑想することが出来、どこも痛くならずスッキリ終わって心穏やかにスタジオを後にすることが出来た。
インストラクターSさんの大学時代のダンス部仲間とおっしゃるYさんとスタジオ最寄駅まで歩き、私鉄に揺られて病院近くの常宿に前泊した。
今朝、夫にモーニングコールをした後は、いつものように熱めの浴槽足湯で身体の芯を温め、たっぷり朝食を摂った。窓の外は曇天。ちょっと冴えないお天気だ。
朝の連続テレビ小説を視、徒歩5分で病院到着。自動再来受付機もすんなり、採血受付でもスムーズに受付。待ち人数は15名ほど、待ち時間は12分とあった。
10分も待たずに入室し、ほどなくして呼ばれる。今日は刺針も抜針も痛みなく「お上手でした」と御礼を言う。担当してくださった看護師のKさんがおっしゃるには、「今日全然痛くありませんでした」と言ったのは私が2人目だそう。「そういうラッキーな人は一日に限定2名、もう今日はおしまいだわ~」と謙遜される。今日はマーカー測定もあるため4本の採取。
大荷物を持ち、腫瘍内科受付へ移動。まだ朝早いのに連休前の所為か、既に大方の椅子が埋まっている。いつもの席は確保できなかったけれど、体勢を整えて読書開始。
今日は2冊読めたが、どちらもとても面白かったので明日の記事にアップしたい。
読書に没頭しつつ気付けば1時間半ほど待つ。“中待合へどうぞ”の番号が電子掲示板に出る。血圧測定は105-65、脈拍は81。
中待合に入ってからも小一時間待ち、ようやく先生がお顔を出された。ご挨拶するや否や「3週間、調子はどうでしたか」と先手を取られてしまう。「おかげさまで元気でした」と応えると、既にPCには4枚の輪切りの画像と、腫瘍マーカー推移のグラフが並んでいる。
グラフの形を見て、ああ、上がっているな・・・と思っていると「まあ2月よりは低いですが、ちょっと上がっています」とのこと。そして、「CTは悩ましいです」と。昨年カドサイラ(T-DM1)に変更する直前の2月、効果測定1回目の6月、前回の11月と今回を順番に観ていくと、右下の一番大きい影がより一層大きくまん丸になっている。
幅が3センチ以上ある。見れば、この影は最初から一度も小さくなっていない。「ということは、(この影には)カドサイラ(T-DM1)は効いていないということですね?」と訊くと、「そうです、これには。ただ、他のこことか、こちらとかはあまり変わっていない、なので押さえているものがいくつかあって、効いていないのはこの一番大きいものですね。そして、新たな転移もない。骨も増悪していない。だから今薬を変えるべきなのかどうか悩ましいのです」とおっしゃる。
「前回カドサイラ(T-DM1)に替えた時はこの動脈の脇、心臓に近いものが大きくなって心臓すれすれになっていたので(心転移を恐れて)替えましたが、今は当時よりも心臓と間が空いてきている。そして、効いていないと思われる大きなものは横隔膜の下あたりなので、場所柄症状が出ないようですね」と。
確かに大きさを見ると、このままこの影に効かないカドサイラ(T-DM1)を続けていていいのだろうか、という不安が頭をよぎる。けれど、それ以外の影の増悪を抑えてくれているのに今ここで変えるべきなのか、とも思う。他の薬に変えて、今度は今までの影に効かなくなることだってあるわけだ。全部が全部同じ性質でないというのがいかにも厄介である。すぐに答えが出せない。唸る。
「今は体調も落ち着いているし、手先の痛みも落ち着き、痺れもなんとかやり過ごせています。やりたいことを色々やれているので、出来ればもう少し粘りたいのですが・・・」と言う。「そうですね、では慎重に経過観察をしながら、来月はレントゲンも撮って、3カ月ごとにCTを撮って治療を続行しましょう」ということになった。
「カドサイラ(T-DM1)を8割に減らしていることは関係していますか」と問うと、減らす前から効いていないものには効いていないようなので、関係していないでしょう。そして、減らさないと(副作用で)治療が続けられないですよね?」と言われる。
この判断が「ああ、あの時、やっぱり別の薬に変えていれば良かった・・・」と後悔しないものであってほしい。けれど、自分で納得して出した(往生際の悪い)結論だ。このまま自覚症状が出てこなければ、今まで以上に身体の声に耳を澄ましながら粘っていくのが私らしいだろう、と思う。
白血球の数等、他の数値を訊くタイミングを逸してしまった。
診察室での検温は6度6分。3週間分の2種類の漢方、デノタスチュアブル、ヒルドイドローションをいつもどおりに、痛みや涙目の症状が軽減しているためロキソニンやパタノール点眼薬は少し少な目に処方して頂いた。次回3週間後は診察前採血に加えレントゲン撮影とランマーク注射も含めての予約が入り、ご挨拶をして診察室を後にした。これからその都度、結果を見ながら治療変更のタイミングを判断していくことになる。
化学療法室へ移動し、夫やお友達に報告LINEやメール。
混んでいるとみえて、看護師さんたちがパタパタと動き回っており、なかなか呼ばれない。椅子も一杯ということで、30分ほど待って、ひとまず、こちらの椅子にどうぞ、とリクライニング機能のない椅子に案内された。30分くらいでリクライニング椅子が空きますので、そこで移動して頂きますね、とのこと。
移動に備えてそのままポートの針刺しを待っていると、Okさんが針刺しをしてくださる。今日はちょっとアンラッキーで「うっ」という感じ。「ああ、ごめんなさい、今日はダメでした」とOkさん。20分ほどして席を移らないうちに点滴開始。
開始後15分ほどして窓際のリクライニング椅子に移動した。Krさんが荷物を持って下さり、私は点滴棒を押しながらゆるゆると移動。こちらは脚もほぼ水平に上げていられるので、とても楽である。「ご家族の皆さんはその後お加減いかがですか」と訊かれ、実家の両親のこと、夫の手術が無事終了したことなどをお伝えする。
終了後の血圧測定はKbさんが来られる。109-69、脈拍は63と問題なし。抜針もKbさん。残念ながらやっぱり衝撃で「うっ!」となった。
ご挨拶して化学療法室を後にする。待合で20分ほど会計を待つ。自動支払機へ移動して、採血、点滴の3割負担、12万円強をカードで支払う。
外に出ると今にも泣き出しそうな空で、空気の湿度が高い。薬局では5,6人の方が待っていたが、これもいつものとおり順番を抜かされて小1時間待った。今日も3,000円に満たず、現金払い。
前泊のお蔭で到着が早かったものの、混雑の所為で病院と薬局の滞在時間は合わせて6時間強。駅ビルのランチタイムに滑り込み、遅いお昼を摂った。
帰路の電車でも席を確保し、途中で2冊目を読み切った。根を詰めて本を読んだためか買い物をする元気もなく、帰宅した。もろもろ片付けて、なんとか夕食を作った。
既に目がしょぼしょぼでかなり疲れている。金曜日は祝日授業開講日で出勤なので、私のGWは土曜日からである。あと2日、無事に乗り切らなくては。