昨日は、定時に職場を飛び出して3週間ぶりにSさんの瞑想ヨーガクラスに向かった。スタジオ最寄り駅で軽食を済ませ、受付へ。昨年M先生のインテンシヴコースでご一緒したFさんがコンスタントにビギナー向けコースを始められたのは伺っていたが、Aさんに代わって受付までされていらしたのでびっくり。Sさんもマタニティのヨガウェアがすっかり板についている。お腹の中で一日中元気で動き回って大変です、とのこと。ご対面が待ち遠しいことである。
指導者養成コースでご一緒した、ビギナークラスでインストラクターも務めているMさん、Oさんや常連のSさん他、今日も8人という贅沢な環境である。
年度初めで皆さんお疲れのようなので、今日は最後に20分ほどヨーガ・ニドラ(眠りの瞑想。30分のヨーガ・ニドラは3時間の熟睡に相当するという)をしますとのこと。最初に瞑想から入り、サンカルパ(自分の願いを短い文章にして唱える、宣言文)を決めてから最後のヨーガ・ニドラでその文章を繰り返すという試み。なんとなくお天気も不安定だし、眠いし怠い。まさにピッタリという感じのご提案だ。Sさんのガイドがあまりに心地よく、ウトウトを繰り返しつつ、なんとか寝落ちだけはしないで、最後に宣言文を心の中で繰り返すことが出来た。キールタンはママ・デーヴィ・シュリ(母なる女神)という初めて歌うもの。クラスが終わった時には本当にうっとりするほどいい気分で、来てよかった、と皆が口々に。お礼を言ってスタジオを後にし、初めてお目にかかった方と駅までご一緒した。帰路は各駅停車で席を確保。
病院最寄り駅近辺の常宿はバイキングのレストランが改修中で、朝はお弁当をご用意しますということでちょっとがっかり。ちゃんと調べておくんだったと思うが後の祭り。アロマの入浴剤を入れてのんびり入浴し、ベッドに入ったのは日付が変わる頃。
夜中に1度お手洗いに起きたが、その後もぐっすり。夫にタッチの差でモーニングLINEの先を越された。足裏の痺れや痛み、右親指の爪囲炎や爪の脱落もあるので浴槽足湯は断念。爪囲炎や手足のケアをしてから、ロビーへ。お弁当とサンドイッチボックスが選べてペットボトルのお茶やコーヒーもゲット。部屋でニュース横目に朝食。のんびり朝の連続テレビ小説を視てから、チェックアウト。予報通り外は大雨。僅か5分ほどの病院までの道のりでビッショリだ。レインコートとしっかりした長傘で来て良かった。
エントランスを入ると、「希望」の木札とともに鎧兜のお飾りがしてある。IDカードを通して採血受付に出向く。番号を取ると、7分待ちとあったが、既に中待合に入ってことになっており、コートを脱いで態勢を整える前に番号を呼ばれる。初めましてのO主任検査技師さんに当たる。今日はフルセットなので5本採って頂く。結構血管の奥まで針が刺さった感じがしたが、止血しながら腫瘍内科へ移動。予約時間までちょうど1時間。検査結果が出るのにその位の時間がかかるので丁度良い。
朝ホテルで頂いたペットボトルの蓋が硬くて開かない。申し訳ないけれど、これは無理だ、と受付のクラークの方に開けて頂く。それにしても酷く握力が落ちている。手袋をしていても圧がかかると痛いので、困りものだ。
既に定位置の待合椅子は埋まっていて、そのすぐ後ろの席を確保して読書スタート。
今日のお伴は佐々木譲さんの「警官の掟」(新潮文庫)。王道にして破格の警察小説!とあったが、先日起きた、新人の警官が上司に発砲して死亡させた事件を彷彿とさせるようなストーリー。拳銃の恐ろしさを今更ながら見せつけられて、頁を繰る手が止まらなかった。
30分ほどして切りのよいところで血圧測定。99-60、脈拍は77。
小一時間ほど待って中待合へどうぞ、と番号が出た。その後ほどなくして先生がお顔を出された。朝の受付から先生にお目にかかるまで今日は最速の1時間ちょっと。
「さて、いかがお過ごしでしたか。」と問われ「体調はおかげさまでまあまあ普通です。気圧の変化で胸痛はありましたが、酷くなることはありませんでした。足指の爪囲炎は相変わらずでまだ皮膚科クリニックに通いフロモックスを飲み、バラマイシン軟膏でケアを続けています。足裏の痺れと痛みが休薬してもなかなか取れないで残っています。」と言って手袋を取って発赤とテカリのある手の平をお見せし、ストッキングの上から足裏等も診て頂く。
「うーん、副作用がそれだけ出ているなら、今回はゼローダ中止にしましょう。」と仰る。それは想定外だったので、「え、休薬でいいのですか?」と応ずると、「白血球値が低いんですよ、3,100で好中球も少な目で800ほど。始めた頃は好中球が2,000あって、前回前々回は1,000ちょっとありましたけれど、間違いなくこれはゼローダの仕業なので。」とのこと。「そうでしたか、大丈夫のつもりでいましたが、なんとなく怠いのはその所為だったのですね」と応ずる。先生は「半分の量でもこんなに副作用が出るんですね・・・」と仰る。
確かに風邪も治りにくかったし、皮膚症状もなかなか改善しない、ここ2,3日は排尿時の痛みもあり、膀胱炎かなとも思っていると付け加える。けれど腫瘍マーカーCA15-3は前回より5%の増。ゼローダを始めた頃よりは下がっているとはいうものの、上がったり下がったり相変わらずウロウロしている。「でも、まあ効いているのですよね?」と言ってみると、「いや、それを測るために来月CTを撮りますから」と言われてしまう。診察室での検温は6度8分。
そんなわけで今日はハーセプチン治療のみ。これは休めということです、という先生の言葉を信じることに。
処方はミヤBM錠については3週間分1日3回で63錠。ヒルドイドローションとアンテベート軟膏を出して頂き、3種類。痺れについては長いこと加工ブシ末等漢方2種を飲み、結局、あまり効かないので止めた経緯があるが、止めてもあまり変わらない痺れがあるので、やはりおまじない程度だったのだろうと思う。先生もそもそも漢方はあまり長く飲む薬ではないと仰る。
良い連休を、とご挨拶をして診察室を出、化学療法室へ入る。早いのでまだ空いている。ほどなくして看護助手さんから外の通路側のリクライニング椅子に案内された。態勢を整えつつ夫やお友達に報告LINE。
刺針にKwさんが見える。殆ど痛みなく入ってほっとする。逆血も問題なし。二代目のポートは順調で、もう丸8年近くになる。ほどなくして薬が届き、Krさんがハーセプチンを始めてくださり、今回初めて渡された化学療法前の問診票をお渡しする。ハーセプチンと生理食塩水で1時間半。本は面白い。ちょっと眠かったが頑張って読み続けてしまう。無事に点滴が終わり。Mさんが血圧測定と抜針に見える。116-68、脈拍は64。相変わらず衝撃はあったけれど、まあ我慢のうち。
病院滞在時間は4時間強で実に順調だった。会計書類を腫瘍内科受付に出して、時間を見計らって自動支払機へ移動。採血、点滴の3割負担の3万円強をカードで支払う。
外に出ると土砂降りだった朝に比較して随分小雨になっていた。ジメジメした感じで気温が上がっている様子。
薬局に入ると、かなりの混雑。私より15番以上前の人が呼ばれている。待つことを覚悟して、本の続きを読みながらやり過ごす。それでも割と順調で小一時間で済んだ。「ゼローダは体調不良でお休みですか?」と薬剤師さんに訊かれ、「はい、好中球が少なくて中止になりました。副作用もそこそこで、点滴のように退きが良くないので、連休が休薬になって嬉しいです。」とお応えする。ゼローダがないので2,000円強。3,000円以下なのでキャッシュで支払う。
病院と薬局の合計滞在時間は結局5時間ほど。朝のサンドイッチがボリューミーだったせいか、なんとなく食欲がなく、病院最寄り駅で夕飯にちらし寿司等をゲットしてから乗り換え駅まで足を伸ばして、遅いランチ。ゆっくり頂きつつ本も読破。
買い物も済ませ、最寄り駅に到着して、大荷物でヨタヨタ。迷わずタクシー乗り場へ急ぎ、無事帰宅した。洗濯機に溜まっていた洗濯物を見てしまい、洗濯機を廻して干し終えてからようやく休息。
先週の金曜日から帰省していた息子は午前中の用事を済ませてまた関西に戻った。暫くまた静かな2人暮らしである。
指導者養成コースでご一緒した、ビギナークラスでインストラクターも務めているMさん、Oさんや常連のSさん他、今日も8人という贅沢な環境である。
年度初めで皆さんお疲れのようなので、今日は最後に20分ほどヨーガ・ニドラ(眠りの瞑想。30分のヨーガ・ニドラは3時間の熟睡に相当するという)をしますとのこと。最初に瞑想から入り、サンカルパ(自分の願いを短い文章にして唱える、宣言文)を決めてから最後のヨーガ・ニドラでその文章を繰り返すという試み。なんとなくお天気も不安定だし、眠いし怠い。まさにピッタリという感じのご提案だ。Sさんのガイドがあまりに心地よく、ウトウトを繰り返しつつ、なんとか寝落ちだけはしないで、最後に宣言文を心の中で繰り返すことが出来た。キールタンはママ・デーヴィ・シュリ(母なる女神)という初めて歌うもの。クラスが終わった時には本当にうっとりするほどいい気分で、来てよかった、と皆が口々に。お礼を言ってスタジオを後にし、初めてお目にかかった方と駅までご一緒した。帰路は各駅停車で席を確保。
病院最寄り駅近辺の常宿はバイキングのレストランが改修中で、朝はお弁当をご用意しますということでちょっとがっかり。ちゃんと調べておくんだったと思うが後の祭り。アロマの入浴剤を入れてのんびり入浴し、ベッドに入ったのは日付が変わる頃。
夜中に1度お手洗いに起きたが、その後もぐっすり。夫にタッチの差でモーニングLINEの先を越された。足裏の痺れや痛み、右親指の爪囲炎や爪の脱落もあるので浴槽足湯は断念。爪囲炎や手足のケアをしてから、ロビーへ。お弁当とサンドイッチボックスが選べてペットボトルのお茶やコーヒーもゲット。部屋でニュース横目に朝食。のんびり朝の連続テレビ小説を視てから、チェックアウト。予報通り外は大雨。僅か5分ほどの病院までの道のりでビッショリだ。レインコートとしっかりした長傘で来て良かった。
エントランスを入ると、「希望」の木札とともに鎧兜のお飾りがしてある。IDカードを通して採血受付に出向く。番号を取ると、7分待ちとあったが、既に中待合に入ってことになっており、コートを脱いで態勢を整える前に番号を呼ばれる。初めましてのO主任検査技師さんに当たる。今日はフルセットなので5本採って頂く。結構血管の奥まで針が刺さった感じがしたが、止血しながら腫瘍内科へ移動。予約時間までちょうど1時間。検査結果が出るのにその位の時間がかかるので丁度良い。
朝ホテルで頂いたペットボトルの蓋が硬くて開かない。申し訳ないけれど、これは無理だ、と受付のクラークの方に開けて頂く。それにしても酷く握力が落ちている。手袋をしていても圧がかかると痛いので、困りものだ。
既に定位置の待合椅子は埋まっていて、そのすぐ後ろの席を確保して読書スタート。
今日のお伴は佐々木譲さんの「警官の掟」(新潮文庫)。王道にして破格の警察小説!とあったが、先日起きた、新人の警官が上司に発砲して死亡させた事件を彷彿とさせるようなストーリー。拳銃の恐ろしさを今更ながら見せつけられて、頁を繰る手が止まらなかった。
30分ほどして切りのよいところで血圧測定。99-60、脈拍は77。
小一時間ほど待って中待合へどうぞ、と番号が出た。その後ほどなくして先生がお顔を出された。朝の受付から先生にお目にかかるまで今日は最速の1時間ちょっと。
「さて、いかがお過ごしでしたか。」と問われ「体調はおかげさまでまあまあ普通です。気圧の変化で胸痛はありましたが、酷くなることはありませんでした。足指の爪囲炎は相変わらずでまだ皮膚科クリニックに通いフロモックスを飲み、バラマイシン軟膏でケアを続けています。足裏の痺れと痛みが休薬してもなかなか取れないで残っています。」と言って手袋を取って発赤とテカリのある手の平をお見せし、ストッキングの上から足裏等も診て頂く。
「うーん、副作用がそれだけ出ているなら、今回はゼローダ中止にしましょう。」と仰る。それは想定外だったので、「え、休薬でいいのですか?」と応ずると、「白血球値が低いんですよ、3,100で好中球も少な目で800ほど。始めた頃は好中球が2,000あって、前回前々回は1,000ちょっとありましたけれど、間違いなくこれはゼローダの仕業なので。」とのこと。「そうでしたか、大丈夫のつもりでいましたが、なんとなく怠いのはその所為だったのですね」と応ずる。先生は「半分の量でもこんなに副作用が出るんですね・・・」と仰る。
確かに風邪も治りにくかったし、皮膚症状もなかなか改善しない、ここ2,3日は排尿時の痛みもあり、膀胱炎かなとも思っていると付け加える。けれど腫瘍マーカーCA15-3は前回より5%の増。ゼローダを始めた頃よりは下がっているとはいうものの、上がったり下がったり相変わらずウロウロしている。「でも、まあ効いているのですよね?」と言ってみると、「いや、それを測るために来月CTを撮りますから」と言われてしまう。診察室での検温は6度8分。
そんなわけで今日はハーセプチン治療のみ。これは休めということです、という先生の言葉を信じることに。
処方はミヤBM錠については3週間分1日3回で63錠。ヒルドイドローションとアンテベート軟膏を出して頂き、3種類。痺れについては長いこと加工ブシ末等漢方2種を飲み、結局、あまり効かないので止めた経緯があるが、止めてもあまり変わらない痺れがあるので、やはりおまじない程度だったのだろうと思う。先生もそもそも漢方はあまり長く飲む薬ではないと仰る。
良い連休を、とご挨拶をして診察室を出、化学療法室へ入る。早いのでまだ空いている。ほどなくして看護助手さんから外の通路側のリクライニング椅子に案内された。態勢を整えつつ夫やお友達に報告LINE。
刺針にKwさんが見える。殆ど痛みなく入ってほっとする。逆血も問題なし。二代目のポートは順調で、もう丸8年近くになる。ほどなくして薬が届き、Krさんがハーセプチンを始めてくださり、今回初めて渡された化学療法前の問診票をお渡しする。ハーセプチンと生理食塩水で1時間半。本は面白い。ちょっと眠かったが頑張って読み続けてしまう。無事に点滴が終わり。Mさんが血圧測定と抜針に見える。116-68、脈拍は64。相変わらず衝撃はあったけれど、まあ我慢のうち。
病院滞在時間は4時間強で実に順調だった。会計書類を腫瘍内科受付に出して、時間を見計らって自動支払機へ移動。採血、点滴の3割負担の3万円強をカードで支払う。
外に出ると土砂降りだった朝に比較して随分小雨になっていた。ジメジメした感じで気温が上がっている様子。
薬局に入ると、かなりの混雑。私より15番以上前の人が呼ばれている。待つことを覚悟して、本の続きを読みながらやり過ごす。それでも割と順調で小一時間で済んだ。「ゼローダは体調不良でお休みですか?」と薬剤師さんに訊かれ、「はい、好中球が少なくて中止になりました。副作用もそこそこで、点滴のように退きが良くないので、連休が休薬になって嬉しいです。」とお応えする。ゼローダがないので2,000円強。3,000円以下なのでキャッシュで支払う。
病院と薬局の合計滞在時間は結局5時間ほど。朝のサンドイッチがボリューミーだったせいか、なんとなく食欲がなく、病院最寄り駅で夕飯にちらし寿司等をゲットしてから乗り換え駅まで足を伸ばして、遅いランチ。ゆっくり頂きつつ本も読破。
買い物も済ませ、最寄り駅に到着して、大荷物でヨタヨタ。迷わずタクシー乗り場へ急ぎ、無事帰宅した。洗濯機に溜まっていた洗濯物を見てしまい、洗濯機を廻して干し終えてからようやく休息。
先週の金曜日から帰省していた息子は午前中の用事を済ませてまた関西に戻った。暫くまた静かな2人暮らしである。