ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.4.17-18 このままでは足が退化するかも・・・の2日間

2020-04-18 20:00:25 | 日記
 
 金曜日。在宅勤務3日目。時差通勤の夫はライナーを予約済み。家を出るのが普段より遅いので、なんとなく気が緩み、いつもより寝坊してしまう。
 相変わらず居住する団地の大規模修繕工事が続いている。朝からガンガンドンドンと頭が痛くなるほどの大騒音である。北側寝室の足場を取り外しているようだ。職人さんたちには申し訳ないけれど、これではとても仕事にならないなあと思う。
 途中でピンポ~ンとドアホンが鳴る。玄関まで出てみたけれど、既に誰の姿もなく(これはまさかピンポンダッシュか?と思うほどの素早さ!)、玄関前に先日お預けしていた網戸が置いてあった。ようやく張り直したものが返してもらえたのだ。

 リビングに戻ると、今度は職場から電話。4月に異動したばかりの担当者からの相談事で、もろもろの打ち合わせを済ませる。そんなこんなで瞬く間に午前中が過ぎる。
 昼食は相変わらずいい加減にインスタント食品で済ませる。正味1時間弱の昼食休憩でも、自分のためにちゃんと手早くランチを作れるような心の余裕と料理の技術があればよいのだけれど、在宅勤務となると、とてもそんな気分にはならない。作って食べて片付けて、誰かが一緒に美味しいね、とでも言って食べてくれるならまだ頑張れるのかもしれないけれど・・・。
 午後も騒音は変わらず。南側リビングのベランダで職人さんたちが行き来しなかったのがせめてもの救いであった。

 勤務終了のメールを入れて、階下に降りて新聞を取りに行く。またしても終日靴を履かないで終わってしまった。この運動不足、どげんかせんといかん、である。
 オンラインヨガで少しストレッチしてから夕飯の支度。夫が言うことには、帰路のライナーは2席並びはどこも隣がいない状態で5割程度の乗車率だという。隣がいない(2席を独占出来て、隣に気兼ねすることなく荷物を隣に置くことが出来る。)ことこそライナーの醍醐味である。

 夜は文庫を1冊読み終わった。中山千里さんの「もう一度、ベートーヴェン」(宝島社文庫)。題名につられて手に取った。中山さんの作品は初めましてかと思っていたが、実際は6年ほど前、「いつまでもショパン」を読んでいたことが判明。ストーリーはまるで覚えていないのがトホホであるが・・・。「このミステリーがすごい大賞」シリーズなのだそう。ピアノの天才かつ司法試験トップ合格、というまさに天が二物を与えた主人公である。

 非常事態宣言が全国に拡大されて初めての土曜日。昨日の都内感染者数はとうとう200人の大台を超えた。折しも、とんでもない悪天候だという予報。外出自粛の観点からすれば、恵みの雨といったところか。
 明け方、お手洗いに起きたけれど、二度寝。やけに眠い。放っておかれればいくらでも眠れる。痛みがあったり、具合が悪かったりすると、うつらうつらするだけでぐっすり眠ることも出来ないから、こうしてしっかり眠れるのは元気な証拠だと思うことにする。土曜日に朝の連続テレビ小説がなくなってしまって(1週間のおさらいはあるようだけれど)、目覚ましをかけなくなったことも大きいかもしれない。

 外は大雨。別にお腹も空かないし、ま、いっか、と殆どお昼近くまでベッドでウダウダ。瞑想ヨーガの師匠のSさんがアップしてくださったブラーマリーの呼吸法のガイドを聞きながらうつらうつらしてすっかりリラックス。痺れを切らした夫がブランチを用意してくれた。有難いことである。こんなお天気では洗濯もままならない。

 食後の片づけ物をしていたら、昨日戻ってきた網戸の大きい3枚だけ夫がつけてくれた。一人で暮らしていたらこういうこともちゃんと自分でやらなければいけないのだけれど・・・。小窓の方はもろもろ動かさないといけないので、明日以降お天気が良くなってから、とのこと。ひとまずこれで窓を開けて換気するにも虫が入って来なくなったので安心だ。こんなお天気のせいか、足場を外す工程は月曜日に延期された模様。職人さんたちの姿は見えなかった。またしても月曜日の洗濯物ベランダ干しは「×」印。

 ブランチの後、夫と2人で、WOWOWで録画した映画「嵐電」を観た。京都の街の様子は懐かしく楽しめたが、不思議なお話が夫には今一つ理解不能だったよう。隣でそわそわされて、落ち着かず、何だか不完全燃焼。
 6年前の春、息子の大学入学式の後、帰路の新幹線に乗るまでの時間、夫と2人、ちょっとだけ足を伸ばして、嵐電に乗った。見事な満開の桜のトンネルを通り過ぎたあの光景は、今でもくっきりと目に焼き付いている。

 夕方には雨は止み、青空が広がった。場所によっては虹が出たようだ。今日も一歩も外に出ないのでは本当に足が退化してしまいそうだから、お散歩方々お茶でも飲みに行こうかと、カフェレストランもやっているケーキ屋さんに連絡。夜まで営業はしているけれど、ケーキ類のテイクアウトオンリーだとのこと。諦める。
 夫は、飽きもせず息子が赤ちゃんだった頃のビデオを楽しそうに見ている。これに付き合って見始めるとあっという間に何時間も過ぎてしまうので、私はご遠慮しておく。亡くなった父の嬉しそうな声、母の若々しい声等が漏れ聞こえてきた。

 リビングとPCのある和室と寝室とお手洗いの4点を行ったり来たりするだけの生活。明日はお天気だという。少しは散歩にでも出かけないと、と思い切って駅前まで買い物に出た。48時間ぶりのシャバの空気である。それなりにスーパーは混んでいる。珈琲タイムでちょっぴりリフレッシュ。
 それにしても、足が退化ししまいそうな2日間であった。明日はいいお天気の予報。掃除・洗濯・お散歩に精を出そう。
コメント
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