ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.4.24 肌寒い日曜日、リフレとヨガで体調管理

2016-04-24 20:45:23 | 日記
 昨日の均整術×Yoga のおかげで姿勢が良くなった。出来るだけ形状記憶しておこうと、昨夜はベッドの中に入ってからも、意識的に胸を開いて休んだ。
 今朝、鏡を見ると、自己満足かもしれないけれど、なるほど鎖骨がきちんと両脇に伸びていい感じである。

 今日は月に一度のお愉しみ(一体何種類、月に一度のお愉しみがあるのか、と突っ込まれてしまいそうだけれど・・・)のリフレクソロジーの日。朝食を済ませて小雨の中、家を出た。お天気が良ければ、もっともっと冬物や大物の洗濯を済ませたいところだけれど、この空模様では致し方ない。

 いつものようにサロン最寄駅までオーナーがお迎え。前回は桜が待ち遠しかった道中が、今日はすっかり緑濃くなっている。白や赤紫の大輪のツツジが咲き始め、藤棚には藤の花が紫色のレースのカーテンのように咲き誇っている。

 今日も下半身すっきりコースにハンドリフレと、10分延長を付けてあとはお任せ。アロマオイルは迷った末、リラックス系をチョイス。この1か月の出来事やら学び等を報告しつつ、オーナーの学びや気付きの話も伺う。もっと話したいし、もっと話を聴きたいと思いつつ、いつの間にか夢の世界。「は~い、それではゆっくり深呼吸をお願いいたしま~す」の声で、我に返る。

 今日は左の鼠蹊部、腰、子宮の反射区である左の踝あたりがとても硬かったとのこと。確かにウウウ・・・という瞬間があった。根気よく流して頂き、気持ち良すぎてスチームタオルをして頂いた後も、なかなか目が覚めない。
 着替えを済ませ、施術後のハーブティはシャッキリするためにペパーミント入りのリフレッシュブレンドをお願いした。お愉しみプレゼントは手づくりバスボム。ハート型の真ん中に桜の花が埋め込まれている。お風呂に入れるとシュワシュワの泡と一緒に桜の花びらが開きます、とのことで大喜び。

 最寄駅で夫と合流してランチタイム。相変わらず肌寒さが残る曇天だったけれど、雨が止んで長傘が荷物になった。食後、お腹ごなしにアウトレットパークを覗いたけれど、人が多く、特に欲しいものもなく、夫が疲れている様子なので(病み上がりなので当然である。)早々に別れ、私はヨガスタジオへ向かった。

 先月まで“インナービューティヨガ”として慣れ親しんだレッスンが、今月から“美律ホルモンヨガ”というなんだかなあ・・・のネーミングに変わってしまった。こちらの方がより効果をイメージし易いので、ということだけれど。実際に受けてみたレッスン内容は、これまでと全く同じだった・・・・。
 このレッスンは最後にショートメディテーションもあり、終わった後にとても優しい気持ちになるので大好きだったのだが、クラス数が減ってしまって残念に思っていた。そういう人が多いのか、今日は大入り満員で30人を超えていた。

 こうして今日も欲張りな日曜日が終わり、あっという間に2日のお休みが終了。明日からまた新しい1週間が始まる。週半ばにはCTの結果も判る通院日も控えている。
 心も身体もバランス良く鍛えながら、治療に臨みたいと思う。

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2016.4.23 充実の土曜日、家事三昧の後は均整術×Yoga

2016-04-23 23:08:23 | ヨガ
 ベッドの中で朝の連続テレビ小説鑑賞、が3週間ぶりに叶った土曜日。お天気は今一つはっきりしないけれど、まずは洗濯機2回分の洗濯物を干す。
 夫は術後初めての通院日。午前中に予約が入っていたが、一人で大丈夫というので、送り出した後はひたすら片付け物。ここ2週連続してすっかりお留守だった家事。巻き返しを図って没頭する。

 土曜日だから病院はさぞ混雑していて時間がかかるだろうと思っていたのだが、さにあらず。夫はびっくりするほど早く帰ってきた。今晩から入浴もOKのお墨付きが出たという。あと1週間運動を控えれば完治だそうだ。良かった、良かったである。

 簡単にランチを済ませ、午後からは拭き掃除に勤しむ。家事もたま~にやれば(!?)新鮮でなかなか楽しいものである。見違えるほど(!?)綺麗になって(・・・というかどれだけ汚れていたのか)スッキリ満足。

 そして夜は月1回のお愉しみ、O先生の均整術×Yogaのレッスンに参加した。
 初回1月は脚2回目が骨盤先月が背骨と来て今月のテーマは肩。もうずーっと肩凝りに悩んでいます、肩の可動域が狭くて、猫背で・・・と、肩にまつわる悩み深き参加者が8人。
 いつもご一緒する常連さんが2人、瞑想ヨーガ講師養成コースでご一緒している方が3人、初めましての方が2人と私、全員女性である。

 首が前に出て姿勢が悪いと肩が凝ります、と先生のプニプニの柔らかい首を触らせて頂き、皆で溜息をつく。それに近づけるようにまずは各人が“伸びをした子犬のポーズ”を取って、どのくらい腋が床に近づくかを確認。ビーンと張った感じがして痛い。

 はじめに三角筋からほぐす。説明の後、ペアになって順番にほぐしあう。凝った場所を押しながらグリグリ動かすのは、モミ返しが来るし筋膜を痛めるので、場所を移動する時は指を離しましょう、というコツを教えて頂く。
 皆、最初は痛みで顔をしかめているが、だんだんほぐれてくると、肩の可動域が広がり、スムーズになってくる。効果てきめんだから、いつもながらやりがいがあってとても楽しい。

 次に大胸筋。私は手術で切っているし、どうしても胸の傷やらポートを庇うので、この辺りはコリに凝っている。ちょっと触られても「ううう・・・」といった感じ。胸骨もちょっと触られるだけで痛い。それが皮膚を動かすようにさすりながらほぐしていくとだんだん気持ちが良くなってくる。先生が仰るには、(筋肉を)切っているとどうしても癒着して硬くなるので、マメにほぐすのが必要とのこと。

 続いて腋の下から大円筋、小円筋をぐっと掴んでコリをほぐす。ただ掴んで動かさずじっとしてもらっているだけで、不思議な位だんだんコリが薄く小さくしぼんできて、最初は痛くて下ろせなかった腕が自然にだらりと下がってくる。指先まで血の巡りが良くなり、ポカポカしてくる。冷え症に効果的だそうだ。この頃になると肩を回すのがよりスムーズに楽になってくる。

 最後は巻き肩防止のために肩甲骨を“寄せて押して上げる”マッサージ。もう痛みでぐぐぐ・・・となる。「ちょうどいい(猫背の)モデルがいますね~」と言われ先生に肩甲骨と肩をほぐして頂くと、これはびっくり。普通に立っているつもりが、皆が「別人のように姿勢が良くなった!」と歓声を上げる。

 自分では鏡で確認したわけではないので、ちょっと狐につままれた気分だったが、どこも痛くなく、ごく自然にすっと胸が開いてまっすぐ立てているのはよく判る。何より、バランスがよく、身体がふらふらしない。足の裏から頭の先までとても楽に立てている。先生から「是非この姿勢を覚えて下さいね」と言われる。

 そんなこんなであっという間の1時間半。もう大満足でご機嫌!である。
 来月は首がテーマ。目首肩腰の痛みとコリで悩んでいる身としては来月も絶対はずせない。さて、予約を入れておこうと鼻歌気分でポチッ。幸せな土曜の夜である。
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2016.4.22 5か月ぶり造影CT撮影~頚部から骨盤

2016-04-22 20:44:35 | 治療日記
 昨夜からの雨があがって、今日は快晴だ。夏日になりそうなほど気温が上昇するという天気予報。朝露に濡れた新緑はますます眩しい。

 午前中にサクサクと仕事を片づけ、昼食抜きで病院に向かった。
 今日は、昨年11月末以来、5ヶ月ぶり3回目のカドサイラ(T-DM1)効果測定になる。前回画像上両肺の影が増大ということで、年明けには薬剤チェンジかと一旦は覚悟した。けれど、のらりくらりとかわしつつ、南の島へ夫婦2人旅、ヒーリングセミナー、深呼吸合宿参加などなど、欲張りな予定をあれこれ実現しつつ今まで引っ張ってきた。

 最寄駅でも乗換駅でも電車は順調。
 今日のお伴は、文・酒井順子さん、画・ほしよりこさんの「来ちゃった」(小学館文庫)。こうして風薫る気持ち良い季節になってくると、旅好きの虫がむずむずと騒ぎ出す。さて、今度はどこへ行こうかと思ってしまう。裏表紙には「あたりまえの観光地を訪ねる旅はそろそろ卒業?その“先”を目指すあなたに贈る、渋めでゆるーい国内35+海外3、全38の旅の記録!『出生率第一位の地』『寅さんが最後に行った地』『こけし工人がいる温泉』etc。いろんな意味で「来ちゃった…」とぽつり、つぶやいてしまうような限りなくニッチなデスティネーションばかり。」とある。
 いつもの酒井節に加えて、可愛らしい挿絵も楽しみながらフンフンと読破。ああ、まだまだ行ったこともない所ばかり。うーん、日本は決して狭くない。まだまだ頑張らねば、と思う。

 半月前の治療通院の時にはまだ桜を愛でることの出来た病院前の並木道は、濃い緑に変わっていた。予約時間の30分前に到着。自動再来受付機にIDカードを通し、受付番号票を受け取り、エスカレーターで2階の放射線受付へ向かう。階段下には兜の段飾りが飾ってある。数人が待合椅子に座っている。受付後はいつものようにCT準備室の前廊下へ移動する。

 こちらには待ち人がいない。ほどなくして名前を呼ばれ、着替えを済ませ造影剤注入のためルート確保の針刺し。今日も右腕の一番太い真ん中の血管から。看護師Kさんは早業で殆ど痛まず、お見事。生理食塩水のパックが下がった点滴棒に繋がれながら、CT撮影室前で待つこと5分。予約時間より15分早くスタートした。

 造影CT撮影は、何もなければ概ね半年に1度のペースだから、今回も無事にやり過ごすことが出来れば、次回は秋の筈だ。満を持してスタートしたカドサイラ(T-DM1)に既に1年余りの間お世話になっているが、今回の結果で変更やむなし、となれば次回はジェムザールかハラヴェンを、と言われている。

 私は、軟弱な身体や心を痛めつけるようなきつい抗がん剤使い続ける主義ではないので、出来れば副作用がマイルドな分子標的治療薬でいきたい。けれど、それもずっと・・・というわけにはいかないのも判っている。適時適切にうまくオンオフをつけながら、QOLを保ち細く長くしぶとく時間を稼ぐのが、今の私にとって賢い治療の選択なのだろう。

 ベッドに寝て万歳の姿勢をとり、顎をぐっと上げさせられる。最初は造影剤なしで、次に造影剤を入れて計2回の撮影。所要時間は僅か10分足らず。
 造影剤が注入されるや否や、薬液のツンとする匂いが鼻を突き、瞬く間に体中を駆け巡る。体の芯がカーッと熱くなる嫌な感じにも随分慣れっこになった。
 「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して無事終了。息を止めているのはゆっくり数えて15秒ほど。前回も書いたけれど、ヨガのおかげで完全呼吸法が上手になったので、充分余裕である。看護師さんに針を抜いてもらい、布テープできつく止血をしてもらう。部屋を出たのはちょうど当初の予約時間だった。

 1階に降りて、会計を待つ。こちらは待合椅子に沢山の人が溢れていた。30分ちょっと待って自動支払機で1万円弱をお支払。本日の病院滞在時間は1時間強で済んだ。

 来週の診察時までの心の持ち方は、いつもどおり「結果を聞くまで、余計なことは考えない」に尽きる。今の薬(+αとしてヨガ、深呼吸など適度な運動、美味しい食事を三度三度きちんと摂り、睡眠をしっかり確保するなど生活態度全般)が“効いている”ことを信じ、出来る限り普段どおり心穏やかに過ごすに限る。結果を気に病んでみたところで良いことは何一つない。

 お腹がペコペコ、喉もカラカラで駅ビルへ向かい、ランチタイムに滑りこみ。造影剤を排出するために水分もたっぷり摂って帰途についた。院内滞在時間は1時間ちょっと、往復3時間とランチタイムを含めて半日の行程。病院に行くとやはり疲れる。

 さて、夫は今日から職場復帰。午後からどうしても外せない会議があるとのこと、当初は午後から勤務の予定だったけれど、丸々1週間お休みしたため溜まっているであろうメール等が気になるらしく、ちょっと早めに出かける、と連絡が来た。
 朝の満員電車に乗らないで済むし、半日やり過ごせば、明日・明後日はまたお休みできるので、良いタイミングだったと思う。帰りは無理せずちゃんと始発に座ってくるようにと言ってあったのだが、座れた、とLINEが来て、無事定時に帰宅した。

 幸いこれからは寒くなるシーズンでもないし、来週も4日行けば、ゴールデンウィークに突入する。実はもう3年近く症状があったというから、本当に呆れてしまうが、手遅れにならずに良かったと思う。
 さすがに退院して最初の2,3日は傷が痛んだらしく、長い時間椅子に座っているのも辛かったそうだが、一昨日からは大分落ち着いて、パソコンに座ったり、退屈しのぎに夕飯の支度をしてくれるようになっていた。家でパジャマ姿でいると、すっかり病人っぽくなってしまうことも実感したそうだ。

 この1週間の、毎朝夫を置いて出かけ、帰宅すると夫がいるという事態は結婚以来初めてのこと。なんとも慣れないことで戸惑った。けれど、家に主夫がいるというのはひょっとして極楽なのかもしれない・・・と思ったりもする能天気な私である。

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2016.4.19 一番きついと思うこと

2016-04-19 20:52:42 | 日記
 桜が終わり、雨があがったと思ったらあっという間に緑が芽吹いた。いきなり窓の外は若い緑で一杯だ。木々が呼吸している。そこかしこに新しい酸素が満ちている感じだ。こちらもつられて深呼吸。青空に若芽が眩しい。俄然気持ちが明るくなり、生きていることを実感する。

 夫は一昨日より昨日、昨日より今日、と日に日に動きがスムーズになってきた。
 昨朝、いつもと同じ時間に起きて、洗濯物を干して、朝食の支度をして、夕食の仕込みをして、片付けをして・・・を全部一人でやったら、出勤するまでに朝の8分ヨガの時間がとれないことに気付いた。殆ど一人でやっていたつもりだったけれど、いざ夫の手がないと、ああこれだけ手伝ってくれていたのだな、と気付く。

 退院してきてからまだ一歩も家を出ていないけれど、明日あたりから家の前を散歩くらいしないと、金曜日からの遠距離通勤には耐えられないでしょう、と少しずつハッパをかけている。

 熊本・大分を中心に大変な事態が続いている。
 精神的に一番きついのは先が見えないことだろう。ここまで頑張ろう、そうしたら良くなるから、という保障がない。こんなに大変なのに、一体いつまでどれだけ頑張ればよいのだろう、そして頑張った先には安寧が待っているのだろうか、これからどうなるのだろう、という不安に押し潰されそうになることが一番辛いのではないか。
 無理な避難生活を強いられ、非日常の生活が続くことで、日常のバランスが崩れていく。被災された方たちの心が案じられてならない。 

 翻ってこれは病気にも通じる部分があるのではないかと思う。ここまで頑張れば良くなる、だから今はちょっと我慢だと言える、即ち今回の夫の手術のように、切ればあとは時薬、回復を待つだけという病気と、今の私のように一生治療を続けながら付き合っていかなければならない病気の違い、さらにいつかは現状維持すら難しくなる時が来る、けれどその時がいつなのかはわからない、宙ぶらりんで先が見えないという厳しさを孕んだ病気の違いだ。

 それでも希望を捨てることなく、今出来ることを精一杯やり、二度とない日々を送ること、自分なりに毎日を生き切ることが今の私に出来ること、それこそいつも自分に言い聞かせていることだ。

 帰宅すると今月2回目のお花が届いていた。
 淡いクリーム色、ピンク、濃いオレンジのガーベラが合わせて8本、紫がかったブルーの小花が丸いボールのようなアリウムブルーパフュームが1本、ドライフラワーとしても楽しめそうなエリンジュームが1本、そしてゴッドセフィアナの葉。花言葉はそれぞれ「神秘」、「優しい」、「秘めた愛」だそうだ。こうしてスックと上を向いた花たちを眺めると、少しずつ草臥れた心がほどけてくる。

 被災された方たちに心の花束を届けられたら、と思う。どうか心も身体も労わりながら、乗り切って頂きたいと心から祈る夜である。


コメント (3)
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2016.4.16-17 退院、指導者養成コース4月期無事終了

2016-04-17 22:02:13 | ヨガ
 昨日は瞑想ヨーガ指導者養成コースの3日目。
朝、夫から「夜中に熊本でまた大きな余震が起きた、一度目に持ち堪えた建物も今回は倒壊しているようだ」とLINEで起こされる。心が沈む。どうしてこれでもか、これでもか、と大地は怒りを収めないのだろう。

 欠席するかどうか迷ったけれど、夫の承諾を得て、予定通り講座に参加させてもらうことにした。夫からは「寝返りを打たなければ傷は痛まないし、一人でパジャマにも着替え、朝食は普通食、大丈夫」と連絡が来た。午前中の回診で、もう退院して大丈夫というお墨付きが出、昼前にタクシーで無事帰宅となった。

 午前中はヨーガ哲学。古典的なヨーガの流派とその教えを学ぶ、午後はプラーナーヤーマ(プラーナのコントロール法)についての理解と実践、プラーナ、ナーディ、チャクラについての解説とその調整方法を学ぶというカリキュラムだ。

 出席を取った後は、始まりのお祈り。奇跡のリトリートでもご一緒したMさんが熊本に親戚がおられるということを伺い、皆で少しでも早い収束を祈る。そして、祈りのポーズ2種類からスタートして、ゆるゆると丁寧に身体を動かしていく。最後のシャバーサナが気持ちよかったこと。続いてキールタンのオーマニパドメフーンを唄い、午前中の前半のクラスが終了。

 後半はグループワークで、先週のおさらいから。ヤマ、ニヤマについてこの1週間行ったことをシェアする。意図的に行動したことで、その結果何が変わったかを気付くことが大切ということだ。振り返れば、私はこの1週間あれやこれやと色々あったけれど、幸せを感じられるように、意識的に毎朝鏡の前で口角を上げて笑った。それで、気持ちが随分救われたのを実感した、とお話した。興味深いヨガの歴史やその世界観についての講義を受けながらあっという間にお昼休み。

 前から気になっていた自然食のお店にNさんと行ってみたけれど、長く待つということで諦め、スタジオ隣の中華レストランに入ってのんびりランチ。

 午後はプラーナー(生命エネルギー)の通り道であるというナーディーの浄化を体験。7つのチャクラを学び、それぞれのマントラを唱える。このあたりからなぜか眠くて眠くて、本当に眠ってしまうのではないかと思うほど酷い眠気に襲われて大変だった。普段講義を聴きながら眠くなるということは殆どない私なのだけれど、自分でも信じられないほど眠く、崩れ落ちそうだった。

 最後に様々なプラーナーヤーマ(呼吸法)を実体験。腹式呼吸はマットの上に仰向けになって行ったが、この時は殆ど眠ってしまったと思う。そして胸式呼吸で目覚め、最後の完全呼吸法でかなりスッキリした。後で聞いたら皆とても眠かった(寝てしまった人もいた)そうだ。

 スタジオを出る時、「後半信じられないくらい眠くて眠くて・・・普段こんなことはないのですが、申し訳ありませんでした」とインストラクターのSさんにお詫びをしたところ、「何か意味があって眠くなったのでしょうから、全く問題ありません。スッキリしましたか」と問われる。確かに不思議とスッキリしていたのでこれまたビックリ。

 全てのことには意味があり、その人にとって本当に大切なことは眠っていてもちゃんと毛穴が聴いているという喩え話もあながち嘘ではないのかもしれないとチャッカリ思う。

 今日はコース4日目。4月期最終日だ。前半コースの3分の1が終了することになる。早めに眠りについた所為か、スッキリ目覚める。ニュースを見ると相変わらず九州での地震被害が広がっている映像が次々と飛び込んでくる。大分が実家の友人にお見舞いLINEをしたところ、心配なのでお母様が今日上京されるとのことだった。潰れた家屋、ひしゃげた塀や盛り上がって分断された道路、崖崩れの土砂・・・目の当たりにするとやりきれない思いだ。
 
 心配してくださったSさんから「ご主人は無事に退院されたのですか」と問われ、「おかげさまで、予定通りです」と応える。

 今日の午前中は解剖生理学の基礎1回目。均整術×ヨーガやトリセツカラダヨガですっかりファンになったOさんがゲスト講師だ。筋骨格系についての基本的な理解がテーマで、筋肉、骨の役割と構成、動きと連動した筋肉・骨の動き、安全な範囲の可動域について、ペアになってそれぞれ相手の身体をチェックしながら進めていく。

 ふと窓の外を見ると、まるで台風のように雨風が酷くなっていてびっくり。
 幸いランチタイムには大分小降りになり、傘が飛ばされそうということはなかった。昨日のリベンジでHさん、Nさんと3人で体に優しいオーガニックレストランでランチ。幸いにもお店を出る時には雨が止んでいた。

 午後は再びインストラクターSさんのクラスに。前後の動きのアーサナについて、というテーマで、解剖学的な視点で見る前後のアーサナのトレーニングとして太陽礼拝を一つ一つ丁寧に学んだ。3人で組み、それぞれ順番にポーズをとり、お互いに批評し合う。これまでよく判らず、大の苦手だった八点のポーズ(うつぶせになって、両手の平、両膝、両つま先、胸、顎を付けて体を浮かせる。)が出来るようになってとても嬉しかった。自分の身体が自分で無理なく支えられるようになりたい、と思う。

 こうして今月の4日間のカリキュラムが無事終了した。手術したばかりの夫を置いて自分の好きなことをして、後ろめたくないといえば嘘になる。けれど、参加させてもらうことが出来て本当に感謝だ。来月も良い学びが出来ますようにと願いながら、幸せな気分でスタジオを後にした。

 最寄駅前のスーパーで夫のリクエストのお寿司を買い、帰宅。2人一緒に夕食を摂ったが、やはり数センチとはいえ下腹部を切開しているので、長い時間椅子に座っているのが辛い様子。ロキソニンで痛みが軽減されるとつい動いてしまい、それで傷口が開いてもいけないので、と内服を我慢しているようだ。本当は痛み止めを飲んで、なるべく動いた方が傷の治りはいいと思うのだけれど・・・。いずれにせよ、木曜日までは自宅療養の予定である。薄紙が剥がれるように日一日と楽になっていきますように。
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