インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

不細工

2008年05月13日 | 歴史
ボールを投げる時のフォームが格好良いか、みっともないかは腕の振りやイケメンかどうかも重要な要素ですが、最も大きく左右するのは体重移動にあります。

この体重移動、野球を始めた子供達にはまずできません。
それもその筈、自分がどうやってバランスを保って立っているかなんて、いちいち考えた事も無いでしょう。
その為に、現在自分の体重がどこにかかっているかなんて知ったこっちゃ無いのですから。

でも、この体重移動。
これをしっかりと覚えると、球も速くなるだけで無くコントロールも良くなります。
塾生達はこれが出来ていないから、球も遅けりゃコントロールも悪いんですね。

では、どこをどうすれば良いのか。
まずは体重移動を覚える前の写真で解説しますね。


塾生に限らず、投球フォームを教えると子供達に最も多いパターン。

体重移動が始まると同時に投げる動作も始まっています。
これは決してアチャモだけに限った事では無く、まだ投げる動作に慣れていない子供全般に見られる動作ですね。


一見すると格好良く見えなくも無いハットリくん。

けれど、体重移動が始まる前に投げる動作が始まっていますよ。
これでは上半身と下半身がバラバラ。
速い球が投げられる方が不思議な状態。


バッティングの才能は抜群なれど、投げる才能はまだ開花しないユウヤ。

腿と膝の使い方は理想的なんですけどね。
左手の使い方がなってないのと、やはり投げる動作が先行していますね。
下半身だけ見ると、巨人の上原と同じなんですけどねぇ。


こんな奴もいます。

体重移動どころか空中を飛んでいるタチャモ。
おいっ!
どこにも体重がかかっていないぞ。

こうして見ると、野球を覚え始めの子供達は、体重移動を行う前に投球動作に入っていると言う共通点が有りますね。
ボールを投げようと言う意識から、どうしても先に上半身が始動を始めてしまいます。

さて、美しいフォームで速い球をコントロール良く投げる為に、体重移動の徹底指導を行います。
この体重移動を覚えただけで、塾生達のフォームが生まれ変わりますよ。

明日のブログに御期待下さい♪