インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

沁み込むまで

2009年02月02日 | 歴史
喉元過ぎれば熱さ忘れると言う慣用句が有りますが。
まさに人と言うのは成長に従って、苦しかった事や辛かった事を忘れてしまいます。
辛い思い出を忘れて楽しむ事は良い事なのですが、ことスポーツに関しては上手くなるに従って基本を忘れるのは困り者です。

ましてや塾生達は小学生。
自分が上手くなったなんて考えるには百年早いのです。


先ほどの連携ノックでのプレーに、説教を垂れる塾長。

だいたいお前らなぁ~
なんで一度聞いた事をだなぁ~
少しは次のプレーをだなぁ~

はい、自分を見失っております。


誰彼かまわず、手当たり次第に怒りをぶつける塾長。

なんでもっと積極的なプレーができんのやっ!
コウキ危うし。


小さな池に向って嗚咽する塾生達。

ぼ、僕たちが悪いんです・・・
でも僕達だって・・・・


やたら立ち直りの早い塾生達。

さ、次はノックだってよ。
さっきのプレーに指導陣は頭に来てるらしいから。
ちゃんとやらないと、また怒られそうだから頑張ろうね♪

むかっ! (-"- )


と言う訳でもう一度基本から。

がっちりと腰を落として基本通りの捕球姿勢に入るヨシハル。
素早い身のこなし、ボールを恐れぬ捕球姿勢、すぐにボールを持ち替えられる右手の使い方と良い、しっかりと基本が出来ていますね。

でも、たまにこれをやらないと段々と疎かになって行くんですね。
この時点では完璧ですよ。


速いボールに正面から挑むコウキ。

ボールをしっかり見て、捕球体勢もよく出来ています。
右手もしっかりと準備が整っていますね。
何よりも足の運びが綺麗です。

まだコウキは練習に参加して数回。
センスの良さと、教えに素直に従う姿勢が感じられますね。
久し振りの正統派の塾生って感じです。


小手先の技術なら平成塾ナンバーワンのユウタ。

ボールを捕ってから投げるまでのスピードは平成塾ナンバーワンのユウタ。
最も難しい打球を軽く処理するのもユウタの持ち味。

だけどそこに落とし穴が。
意外と簡単な打球から身体を逸らします。
難しい打球は最も上手い塾生なのに、簡単な打球はもっとも苦手とする塾生なんですね。

もう一度、基本を身体に沁み込ませてね。


目の位置を目一杯下げてボールを待つユースケ。

そうです。
ボールは下から見ろと言われるほど、野手は目の位置を下げて打球に挑むんですね。
こうして目の高さを下げる事によって、速い打球も怖く感じなくなるんですよ。

教えられた事をきっちりと守るユースケ。
入塾してから、その才能はどんどん磨かれて行っていますね。


応用系の練習と、基本の反復練習。
どちらもとても大切な練習です。

塾生諸君、上手くなる為にはきっちりと基本を身体に沁み込ませるんですよ。