インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

回転軸

2010年02月08日 | 歴史
野球をやる時の二大動作。
ボールを投げるスローイングと、ボールを打ち返すバッティング。
この二つの動作には大きな違いがひとつ有ります。

体重移動を行い、身体が前に出て行くスローイングに対して。
バッティングは1箇所で回転を行い、決して頭の位置を動かしません。

実はバッティングを教える際に、この回転軸を身体で覚えさせるのが一苦労なのです。





綺麗に回転するタチャモのバッティング。

頭から身体に焼き鳥の串が刺さったような状態でしょ?
これだけ回転軸がしっかりしていると、空振りもしなくなりますし、打てば遠くまでボールが飛ぶようになりますよ。


キャプテンタカは、回転軸が前にずれます。

打ち始めた時と、打ち終わった時では、回転軸が前にずれているのが解ります。
これは左足の踏ん張りが利いてないからですね。
素振りが全然足りません。


イクラの場合は特殊なレアケースなので、解説が難しいです。

何しろ毎回フォームが違うからなぁ・・・
それでもそこそこボールに当たるから始末が悪い・・・


だんだんと回転軸がしっかりして来たタンタン。

今はまだ正確にボールを叩けませんが、まずは第一段階クリアって感じです。
これだけ腰を閉じて、回転軸がしっかりしてくれば、後は徐々に打てるようになりますよ。

ところが・・・


本人の意識と全く関係の無い所で、頭が全く動かない奴がいたりします。

今回、体験参加してくれたレンくん。
身体が全く前に出ないので、回転軸が狂いません。


どんなボールが来ても、全て同じフォームで打ち返します。

しかもバットを振り切ってるぞ・・・

塾長は15年くらい子供達の野球に付き合っていますが。
こんなフォームでボールを打てる子を見たのは、僅か二人目です。

この子には野球を続けて欲しいですねぇ・・・
良い指導者に巡り合えると素晴らしい選手になると思うのですが。







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帆立豆腐