今日以降に小学校で平成塾のちらしが配られますよ。
もしも塾生へお友達から平成塾に関する質問が来たら、塾長がとっても優しくて良い男なんだよと答えるように。
さて、晩御飯を食べ終えた塾生達。
恒例の肝試しが始まります。
宿舎を出る頃には、辺りは真っ暗。
宿舎前でこの暗さですから、森の中なんて本当に何も見えませんよ。
6年生は一人で、それ以外の学年は二人一組で歩きます。
二人の懐中電灯の内、明るい方は没収です。
暗い懐中電灯一本で歩く事になりますよ。
相変わらず度胸が据わっているコモモ。
他の塾生達から笑顔が消える中、たった一人だけ余裕の表情。
これから森に向かいます。
森の中に設けられた500m程のコース。
30m間隔に置かれた蝋燭の灯りを頼りに歩いて行きますよ。
もう、この頃になると全く落ち着かない塾生達。
くれぐれも白いワンピースの女の子に話しかけられても返事をしちゃ駄目だからね。
と、塾長が森の中を歩いている時に、何気無く撮ってしまった一枚。
森の祠(ほこら)を撮ったつもりだったのですが・・・
何やら白く浮かぶものが写っています。
コースの中で、必ず塾生達が停まってしまう場所。
みんなここへ来ると、声も出さずにいきなり怯え出します。
完全に足がすくむグループと、声も出さずに走り出すグループ。
塾長には何も見えないのですが、明らかに塾生達には何かが見えている様子。
試しに写真を撮ってみると・・・
だ、誰かが座っています。
塾生達に見えていたのは、これだったんですね。
人って、本当の恐怖を味わうと声が出ないものなんです。
ところで、今年の大騒ぎ大賞はアヤナ。
副賞がアッピと決定しました。
アッピはスタート地点からゴール地点まではっきりと聞こえる号泣。
およそ直線距離で300mは到達する泣き声でした。
大賞のアヤナは遥か彼方から聞こえる怒声の数々。
「やめて~っ こっちに来ないで~っ」
「だから、あっちに行ってって言ってるでしょ~っ」
「こっちに来ないで~っ」
およそ見るもの見るもの、全てを怒鳴りつけながら歩いておりました。
さて、肝試しが終わった塾生達から花火大会。
800本程用意された手持ち花火。
って・・・
だからね。
全員が一度に火を点けようとしたら、種火が消えちゃうでしょ。
濛々と上がる花火の煙。
花火を楽しむと言うより、次々と燃やしている感じ?
どこかの原住民のお祈りか?
その頃、大騒ぎ副賞獲得のアッピが無事に帰還しました。
もう精も根も尽き果てたって表情。
一緒に歩いていた面々も疲労困憊。
今年は男になりました。
去年は泣きじゃくって途中リタイアしたミニアサ。
今年は見事にリベンジです。
ちょっと表情がいつもと違うけど・・・
相当な覚吾で行って来たのね。
みんな怖かった物を忘れようとしているかのように花火。
だからぁ。
全員が一斉に火を点けようとしたら、種火が消えちゃうでしょ。
お前達には学習機能が無いのか?