今回は大徳寺塔頭の瑞峯院と今宮神社へ。
瑞峯院は室町時代の九州豊後の領主でキリシタン大名として有名な大友宗麟公が大徳寺開山大塔国師から法統第九十一世徹岫宗九禅師に帰依し、禅師を開祖として創建された寺である。義鎮(ヨシシゲ)と申しておりましたが22歳で得度を受け、名を宗麟と改め、その戒名を瑞峯院殿瑞峯宗麟居士と受けたところから瑞峯院となったそうです。
独坐庭(方丈前) 寺号・瑞峯をテーマにした蓬莱山式庭園。中国の禅僧百丈禅師が独坐大雄峰と呼唱された禅語りから銘じられ独坐庭という。
閑眠庭(方丈裏) 「閑眠高臥して青山に対す」の禅語りから銘じられた。宗麟公が晩年キリスト教を保護したり、フランシスコ・ザビエルについて洗礼を受けたりしていることから中庭の燈籠を中心に7個の石組からなり、縦4個、横に3個の石の流れが十字架に組まれ万民の霊を弔っている。燈籠の下部、地中に埋まっているところに聖母マリアが彫られている。
何れも作庭界の権威、重森三玲氏により造られた。
隣接の茶室・餘慶庵では千利休の命日である毎月28日・利休忌に因んで茶会が開かれる。
余談ですがこちらの住職さんに躾のお話を伺いました。
インドでは右手は物を食す大事な手。これを守るために手を組む時は右手を下にして左手が上にするとか、お辞儀をするときは頭を下げるのではなく、肩を前に下げると自然と頭がついてくるとか、歩くときはつま先で歩くとお腹に力が入り背筋が伸びてシャンとするなどなど。なるほどな~と思いました。
今宮神社には自分の目で是非確かめたいことがありました。阿保 賢(あほかし)さんの石に触れたかったのです。
この石を手の平で三度叩いて持ち上げ、願い事を心の中で唱えながら三度手に平で撫で再び石を持ち上げる。最初に持ち上げた時より軽く感じれば願い事は叶うとか。我が子の合格をお願いしました。
またこの石にはもう一つのご利益があり、病弱な人が健康になるように祈りながらこの石を撫で、その撫でた手で体の悪いところをさすれば健康回復が早まると云われています。検定問題でわからなかった「阿保賢さんの石」をこの目でしっかり確かめました。
ちなみにこの神社、「玉の輿神社」とも言われております。女性の皆様是非一度行かれては。
さて次はどちらへ伺いましょうか。どうぞ飽きずにお付き合いください。
マンマミーア