大正13年(1924年)に開園した日本最古の公立総合植物園で、
今年90周年を迎えた<京都府立植物園>に行って来ました。
植物園は「憩い」と「学び」を両立する「生きた植物の博物館」と言われています。
本日も、写生をする高校生達、花を眺めながら散歩する人々、
大芝生で遊ぶ親子etc.....多くの方々が入園しておられました。
府立植物園では、100品450本の様々な桜が咲き誇ります。
今回、紹介させて頂くのは「桜品種見本園」に咲く遅咲きの桜です。
【御衣黄(ぎょいこう)】

御衣黄は仁和寺で栽培されたのが始まりと言われています。
雅やかな名を持つ御衣黄は、淡い萌黄色の衣をまとうように、
葉っぱと同じような黄緑色の花を咲かせる珍しい品種です。
京都では、仁和寺、北野天満宮、白峯神宮、雨宝院(西陣聖天).....
等で観る事ができ、特に雨宝院の御衣黄は境内に良くマッチし、
遠くからでもすぐ分かるほど、華やかで綺麗です。

【ウコン桜】

御衣黄に似ているが、色は緑色が弱く、淡黄色です。
数百品種ある桜のうちで唯一、黄色の花を咲かせる桜です。
【関山(かんざん)】

関山は、サトザクラの八重咲き品種で、
大きくて濃桃色の八重の花を咲かせ、花弁が多いのが特徴です。
他にも、桜に似た小さな花が地表を覆い尽くすように芝桜が咲いています。

5月3日~6日には、「花と緑の園芸フェスティバル」が開催されます。
心の憩いを求めて、春の花がいっぱいの植物園へ是非どうぞ。
当館からのアクセス → 市バス205系統「植物園前」
5月11日は「母の日」。府立植物園は1日無料開園しています。
天気が良いといいですね! <京都 好き男>