京都御所の東に位置する蘆山寺は、源氏物語の作者、紫式部の邸跡といわれ、天台圓浄宗大本山。
本堂前に枯山水庭園、源氏庭は約1000株のキキョウが見頃を迎え、白砂と苔の庭に涼やかな青紫色をした星形の花が映え、訪れた人を楽しませています。
9月ごろまで開花します。
光秀の家紋、「水色桔梗」はその名の通り青系統に染められています。
蘆山寺は信長の比叡山焼き討ち後、延暦寺末寺として攻めようとした光秀に、正親町(おうぎまち)天皇が、
「蘆山寺は戒律を守る寺である」と焼き討ちしないよう求めて、「正親町天皇女房奉書」(重文)を授け焼き討ちを免れた。
その縁からこの寺に念持仏が預けられてとされるが、誰が預けたのか、私としてはミステリーです。
光秀が所持していたとされる念持仏は厨子に安置されています。
写真撮影禁止のためチラシです。
念持仏とは武将が戦地で携帯していた先勝祈願のための小型の仏像の事。
厨子には、中央に地蔵菩薩坐像、右に不動明王、左に毘沙門天が納められ、地蔵菩薩は取り外せるようになっています。
戦の折には守り神として陣中へ、戦が終われば再び厨子に戻されます。
蘆山寺の境内には慶光天皇陵、お土居、紫式部の歌碑もありますので併せてご覧ください。
蘆山寺では現在「明智光秀の念持仏と蘆山寺展」が開催中。
~11月3日まで。
拝観料込みで600円です。
当館から北へ徒歩約15分です。
京都好き男 細木
ホタルブクロが道端で咲いてます。夏の到来を告げる野草です。
名前の由来は子どもが、花の中にホタルを入れて遊んだからと言われいます。
まるで、おとぎ話のような情景が頭に浮かびますね。いつの時代にさかのぼれば
そんな事が出来るのか、私もこの花とホタルが飛んでる環境があるとしたら
挑戦してみるのですが。
<サイダー>
こちらの山門は、楠の一枚板でできた珍しいもので、出水の七不思議の一つとされています。
観音堂の本尊聖観音立像は運慶の弟子安阿弥の造顕といわれ、山名重氏が鎮疫を祈願し死屍を蘇生したとされます。