京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

鯖寿司 【 鯖街道 花折 】

2020-06-26 | グルメ
先程京都府立植物園をご紹介させていただきましたが、その帰りに寄ったお店。

私の中で京都の鯖寿司と言えばここ鯖街道沿いに工房を持つ花折さんの鯖寿司です。




工房は国道367号線、鯖街道の花折トンネル出て直ぐの峠に工房兼店舗があります。

植物園から、また当館からも車で約5分程の距離 葵橋東詰少し上ルに 花折 下鴨店 があります。




私のおすすめは吟撰。

すべての素材にこだわりを持ち、小さい頃から食べている味はもちろんの事、竹の皮で包まれた趣も昔から全く変わることなく伝統を続けられています。




特に身の厚さ、シメ具合は絶妙で、鯖の生臭さはありません。



店内で召しあがる事もできますが、消費期限は製造日より3日ありますので観光のお土産や帰りの新幹線等で召し上がるのも一つです。



ただしこちらの鯖寿司はほんとにデリケートで保存状態で味が変わってしまいます。

私の経験上、この時期に冷蔵庫で冷たく保管されると締まって固くなり風味が落ちます。

購入からできるだけ涼しい所に保管し、翌日までにできるだけ早く食べていだきたいお品なんです。


フロントよっしー










生きた植物の博物館 【 京都府立植物園 】

2020-06-26 | 京だより
目紛しく変わる天気の中、本日は京都府立植物園に散歩に出かけました。

なんと駐車場に入るも入口近くにたったの6台のみ。
初めて見る光景です。




検温検査の後、入場するも案の定、人影は見当たりません。






そうこうしてるうちに大粒の雨粒が、小走りに観覧温室へ退避しました。




温室の有用植物は大きな実を付けています。










コロナの影響で昼夜逆転室はお休みでした。




少し遅めの紫陽花も雨粒が添えられ美しさが増します。






バラ園のバラももう終わりに近づいていました。





これからは向日葵の季節、背丈も大きくなり来月には花を咲かせると思います。






フロントよっしー










明智光秀ゆかりの地№8~光秀の念持仏、蘆山寺

2020-06-26 | 京だより

京都御所の東に位置する蘆山寺は、源氏物語の作者、紫式部の邸跡といわれ、天台圓浄宗大本山。

 

本堂前に枯山水庭園、源氏庭は約1000株のキキョウが見頃を迎え、白砂と苔の庭に涼やかな青紫色をした星形の花が映え、訪れた人を楽しませています。
9月ごろまで開花します。

 



光秀の家紋、「水色桔梗」はその名の通り青系統に染められています。
蘆山寺は信長の比叡山焼き討ち後、延暦寺末寺として攻めようとした光秀に、正親町(おうぎまち)天皇が、
「蘆山寺は戒律を守る寺である」と焼き討ちしないよう求めて、「正親町天皇女房奉書」(重文)を授け焼き討ちを免れた。
その縁からこの寺に念持仏が預けられてとされるが、誰が預けたのか、私としてはミステリーです。
光秀が所持していたとされる念持仏は厨子に安置されています。

 写真撮影禁止のためチラシです。

念持仏とは武将が戦地で携帯していた先勝祈願のための小型の仏像の事。
厨子には、中央に地蔵菩薩坐像、右に不動明王、左に毘沙門天が納められ、地蔵菩薩は取り外せるようになっています。
戦の折には守り神として陣中へ、戦が終われば再び厨子に戻されます。
蘆山寺の境内には慶光天皇陵、お土居、紫式部の歌碑もありますので併せてご覧ください。

 



蘆山寺では現在「明智光秀の念持仏と蘆山寺展」が開催中。



~11月3日まで。
拝観料込みで600円です。
当館から北へ徒歩約15分です。

京都好き男 細木 


風流を感じさせる花

2020-06-26 | 京だより

ホタルブクロが道端で咲いてます。夏の到来を告げる野草です。

名前の由来は子どもが、花の中にホタルを入れて遊んだからと言われいます。

まるで、おとぎ話のような情景が頭に浮かびますね。いつの時代にさかのぼれば

そんな事が出来るのか、私もこの花とホタルが飛んでる環境があるとしたら

挑戦してみるのですが。

                              <サイダー>

 

 

 

 


観音寺 百叩きの門

2020-06-26 | 京だより
七本松出水にある観音寺。






こちらの山門は、楠の一枚板でできた珍しいもので、出水の七不思議の一つとされています。

元は旧桃山城の牢獄の門で、罪状の軽い罪人が門前で百叩きの刑に処され釈放されたことにより百叩きの門と呼ばれています。
こちらの観音寺に移築され程なくした頃、門から人の呻き声がすると噂されたそうです。





観音堂の本尊聖観音立像は運慶の弟子安阿弥の造顕といわれ、山名重氏が鎮疫を祈願し死屍を蘇生したとされます。
また、三善清行が戻橋で蘇生したことにより観音堂の信仰を集め千人堂と呼ばれるようになりました。
ここでまた知った人物が登場。ご近所物語。



千人堂を御参りしたかったのですが入って良いものかどうか問い合わせなかったので諦めました。





境内にある肝虫封じのよなき地蔵もよく知られてるようです。
怪奇伝承巡りとして出水の七不思議の残り六つも調べてみたいと思います。




           ネガチョフとポジコフ