京都奥嵯峨にある「祇王寺」は真言宗大覚寺派の寺院。
境内はこじんまりして静寂な風情が漂い、梅雨時は苔庭の苔や青もみじが心を癒してくれます。
9時ごろに訪れましたが、天気に恵まれ苔庭に日差しが入りいっそう美しく、風に揺れる青もみじや山野草、水音が涼しさが醸し出します。
カメラマンが二人と、訪れる人も少なく、この上ない静寂な雰囲気をあじわえました。
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」の書き出しで知られる「平家物語」。
祇王寺は平家物語に登場する女性たちと平清盛との哀しい悲恋の物語で知られる尼寺で竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵。
仏間の仏壇には、本尊、大日如来と、清盛公、祇王、祇女、母刀自・仏御前の木造を安置(撮影禁止)。
草庵の控えの間にある「吉野窓」が虹の色に見えることから「虹の窓」と言われています。
墓地には清盛公の供養塔、祇王、祇女、母刀自の墓があります。
祇王寺へお越しの際には「源平の道」で奥嵯峨の散策を楽しみながら大覚寺へ。(約25分)
祇王寺の拝観料は300円、大覚寺は500円ですが、共通券は600円です。
同日でなくても使用可能ですのでぜひ。
京都好き男