京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

苔庭の美しい「平家物語」ゆかりの尼寺~祇王寺

2020-06-18 | 京だより

京都奥嵯峨にある「祇王寺」は真言宗大覚寺派の寺院。



境内はこじんまりして静寂な風情が漂い、梅雨時は苔庭の苔や青もみじが心を癒してくれます。
9時ごろに訪れましたが、天気に恵まれ苔庭に日差しが入りいっそう美しく、風に揺れる青もみじや山野草、水音が涼しさが醸し出します。
カメラマンが二人と、訪れる人も少なく、この上ない静寂な雰囲気をあじわえました。







「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」の書き出しで知られる「平家物語」。
祇王寺は平家物語に登場する女性たちと平清盛との哀しい悲恋の物語で知られる尼寺で竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵。
仏間の仏壇には、本尊、大日如来と、清盛公、祇王、祇女、母刀自・仏御前の木造を安置(撮影禁止)。



草庵の控えの間にある「吉野窓」が虹の色に見えることから「虹の窓」と言われています。



墓地には清盛公の供養塔、祇王、祇女、母刀自の墓があります。



祇王寺へお越しの際には「源平の道」で奥嵯峨の散策を楽しみながら大覚寺へ。(約25分)



祇王寺の拝観料は300円、大覚寺は500円ですが、共通券は600円です。
同日でなくても使用可能ですのでぜひ。

京都好き男


煙が立ち上がったような木

2020-06-18 | 京だより

珍しい木を見つけました。名前はスモークツリーです烏丸通の室町小学校

グランド横の歩道で何気なく上を見ると、ふわふわした羽毛状の物がありました。

原産国は、アジア、アメリカです。花を咲かせた後にふわふわとした花穂を

つけます離れて見ると煙が上がっているように見える所から名前が付きました。

撮影をしてると年配の人から木の名前をたずねられました

この木の存在を知らない人も多いのではないでしょうか。

フラワーアレンジメントのアクセントに使用されたりします。

ウルシ科の植物なので肌の弱い方は、かぶれる事もあるそうです。

                             <サイダー>

 

 

 

 

 


利休の足跡

2020-06-18 | 京都案内

 

茶道の大家として有名な千利休。

彼が大徳寺のの門前に建てた茶室が不審庵です。

現在では表千家の茶室の名として、また家元の庵として伝えられています。

現在のものは1914年に再建されました。千利休の石碑も残っておりますが、残念ながら中は非公開ですので近くの町並みを撮影。

歴史的な町並みが保存されています。

〒602-0072

京都市上京区百々町536

 

普段であれば、表千家さんも茶の湯体験のイベントなどを各地で開かれておりますが、今は感染症防止の観点から休止中。

日常が戻るまではもう少しかかりそうですね。

 

             烏龍茶