京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

御霊神社

2020-06-30 | 京だより

初めて通るコースで見つけた「応仁の乱勃発の地」と書かれた石碑。

 

 

教科書の中でしか見たことのなかった場所に今、自分が立っている事に少し興奮してしまった私。
大袈裟かも知れませんが生まれ育ちが地方ののどかな場所。
こんな教科書にのる様な場所や出来事に出会えるわけもなく。
やっぱり京都ってすごいな。
その場に立ち手で触れ感じ学ぶ事が出来る生きた教科書の宝庫なんだとつくづく感じさせられました。
修学旅行で来られる学生さん達は、歴史を身近に感じる機会を得られて幸せだなと思いました。
京都にはこんな場所が沢山。
タイムスリップした気分になってその時代を感じてみてはいかがですか?

ちなみに当館は木戸孝允の屋敷跡。
時代は違えども同じ場所に年月を過ごしたんだと思うと心ウキウキ、足取りも軽くなる私でした。
御霊神社は上御霊神社とも呼ばれますが、当館近くの下御霊神社に対応したもので、正式名は御霊神社。



地下鉄鞍馬口駅下車約3分です。

ゆっぴー


明智光秀ゆかりの地№9~旧嵯峨御所大覚寺

2020-06-30 | 京だより

京都嵯峨にある大覚寺は真言宗大覚寺派大本山。



清拭には旧嵯峨御所大覚寺門跡とし、嵯峨御所とも呼ばれる。
明治時代初頭まで代々天皇もしくは皇統の方が門跡(住職)を務めた格式高い門跡寺院。
般若心経写経の根本道場として知られ、いけばな発祥の花の寺でもある。
「いけばな嵯峨御流」の総司所(家元)玄関前の左側にあるのが「明智門」でその奥が「明智陣屋」。



寺伝には明智光秀が居城としていた亀山城の一部を移築したものとされる。
門は入口部分の素木とし、軒裏、窓は白壁の塗籠(ぬりごめ)。
「明智陣屋」は外観のみが見学可能ですが、時代劇などの撮影によく使われるそうです。
大覚寺は2020年3月より「大沢池エリア」と「お堂エリア」に分離され拝観料金は別々に徴求(大沢池エリア300円、お堂エリア500円)。
これにより、お堂と大沢池は個々に拝観出来ます。
お堂エリアは宸殿から鴬張りの「村雨の廊下」を通り、池に面する本堂の五大堂まで廊下でつながっています。
観月台からの大沢池の眺望は素晴らしい。

 



大沢池エリアは
日本最古の人口林泉庭園の池は日本三大名月鑑賞池のひとつに数えられる名所。
今回将来にわたる維持管理費に充当するために有料化されたそうです。
約1kmの散策道(所要約60分)には途中に心経堂塔、名古曽の滝跡、竹林、梅林があり四季それぞれに風情を醸し出します。

 

 



エリア間の移動は共通参拝口を通り可能ですので嵯峨野巡りの際には大覚寺も加えれれたらいかがでしょうか。


京都好き男 細木