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京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

明智光秀ゆかりの地№8~光秀の念持仏、蘆山寺

2020-06-26 | 京だより

京都御所の東に位置する蘆山寺は、源氏物語の作者、紫式部の邸跡といわれ、天台圓浄宗大本山。

 

本堂前に枯山水庭園、源氏庭は約1000株のキキョウが見頃を迎え、白砂と苔の庭に涼やかな青紫色をした星形の花が映え、訪れた人を楽しませています。
9月ごろまで開花します。

 



光秀の家紋、「水色桔梗」はその名の通り青系統に染められています。
蘆山寺は信長の比叡山焼き討ち後、延暦寺末寺として攻めようとした光秀に、正親町(おうぎまち)天皇が、
「蘆山寺は戒律を守る寺である」と焼き討ちしないよう求めて、「正親町天皇女房奉書」(重文)を授け焼き討ちを免れた。
その縁からこの寺に念持仏が預けられてとされるが、誰が預けたのか、私としてはミステリーです。
光秀が所持していたとされる念持仏は厨子に安置されています。

 写真撮影禁止のためチラシです。

念持仏とは武将が戦地で携帯していた先勝祈願のための小型の仏像の事。
厨子には、中央に地蔵菩薩坐像、右に不動明王、左に毘沙門天が納められ、地蔵菩薩は取り外せるようになっています。
戦の折には守り神として陣中へ、戦が終われば再び厨子に戻されます。
蘆山寺の境内には慶光天皇陵、お土居、紫式部の歌碑もありますので併せてご覧ください。

 



蘆山寺では現在「明智光秀の念持仏と蘆山寺展」が開催中。



~11月3日まで。
拝観料込みで600円です。
当館から北へ徒歩約15分です。

京都好き男 細木 


風流を感じさせる花

2020-06-26 | 京だより

ホタルブクロが道端で咲いてます。夏の到来を告げる野草です。

名前の由来は子どもが、花の中にホタルを入れて遊んだからと言われいます。

まるで、おとぎ話のような情景が頭に浮かびますね。いつの時代にさかのぼれば

そんな事が出来るのか、私もこの花とホタルが飛んでる環境があるとしたら

挑戦してみるのですが。

                              <サイダー>

 

 

 

 


観音寺 百叩きの門

2020-06-26 | 京だより
七本松出水にある観音寺。






こちらの山門は、楠の一枚板でできた珍しいもので、出水の七不思議の一つとされています。

元は旧桃山城の牢獄の門で、罪状の軽い罪人が門前で百叩きの刑に処され釈放されたことにより百叩きの門と呼ばれています。
こちらの観音寺に移築され程なくした頃、門から人の呻き声がすると噂されたそうです。





観音堂の本尊聖観音立像は運慶の弟子安阿弥の造顕といわれ、山名重氏が鎮疫を祈願し死屍を蘇生したとされます。
また、三善清行が戻橋で蘇生したことにより観音堂の信仰を集め千人堂と呼ばれるようになりました。
ここでまた知った人物が登場。ご近所物語。



千人堂を御参りしたかったのですが入って良いものかどうか問い合わせなかったので諦めました。





境内にある肝虫封じのよなき地蔵もよく知られてるようです。
怪奇伝承巡りとして出水の七不思議の残り六つも調べてみたいと思います。




           ネガチョフとポジコフ


桜だけではない仁和寺

2020-06-25 | 京だより

仁和寺。真言宗御室派総本山。



かつては広大な寺領を持つ門跡寺院。
仁王門をくぐると今でも広い空間が広がるが、人はまばら。



そんな仁和寺で予約が必要なイベントが二つ。プライベートツアーと仁和寺VR。
プライベートツアーは僧侶の案内で1:1でお堂を巡るツアー。
金堂阿弥陀三尊の前で仁和寺の由緒から始まり、経蔵内の一切経を納める輪蔵を拝観し、九所明神を通り五重塔内陣を拝観するツアー。
金堂は内陣、須弥壇近くまで入れないのが残念。
御殿も別料金なのも残念。どうせなら含めても良いのにと思った7800円。

 

仁和寺VRは、非公開観音堂内部に祀られる千手観音菩薩、四天王など仏像に、二十八部衆をデジタルアーカイブしてバーチャルリアリティーで見せる。
会場には高精細スキャンして複製した観音堂内壁画の襖が並ぶ。

 

デジタルでなければ見れない世界が眼前に広がる。
実はVR初体験。技術の進歩は凄いが、実物を後世に残すことも大事。
魔訶般若波羅蜜多心経。

KAZ


2020/06/25

2020-06-25 | 京だより
秋の紅葉で有名な永観堂に行って来ました!



紅葉で有名と言う事は…そうです
新緑も綺麗なんです。
コロナの影響で人は少なく、ゆっくりと拝観
できました。









秋のシーズンと違い 拝観料もお安い、お得です。


夕方の16時閉門です。

モジー

紫式部の花

2020-06-25 | 京だより

紫式部の実は、見ることがありますが、花が咲いてる所を見れたのは初めてです。

薄紫色の可愛い花がたくさんさいてます。

ムラサキシキブの品種のなかでコムラサキと言う種類です。

堀川通の紫式部お墓の入り口で咲いてます。        <サイダー>

 


一条戻橋

2020-06-25 | 京だより
怪奇伝承地巡り何かと曰くの多い一条戻橋です。

安倍晴明が橋の下に式神を住まわせていたと云う逸話はかつての晴明ブームでご存知の方も多いと思います。





平安朝時代、漢学者 三善清行が亡くなった際、遠方より駆けつけた子の浄蔵が橋の途中で父の死を嘆き悲しんだところ息を吹き返したことから戻橋と呼ばれるようになったと云われています。



そして源頼光四天王の一人渡辺綱が鬼に出会った場所でもあります。

頼光に頼まれた所用の帰り、綱が一条戻橋を渡ろうとしたところ美しい女性に五条の家まで連れてほしいと頼まれる。途中女性は私の家は愛宕山だと鬼に変容。綱のもとどりを掴み空に舞い上がるが、綱は掴んでいた鬼の腕を切り落とし北野天満宮の回廊に落ち難を逃れ、鬼は愛宕山に逃げてしまう。

鬼が養母に化けて腕を取り戻しにくる続きがありますが、ざっくりこんな感じのお話しです。
またこの話しには安倍晴明が少し絡んできたり、天満宮には綱が寄進した燈篭が残されていたりと、なかなか盛り沢山です。

橋の下を覗いてみました。





私は怖いので覗くだけですが、下に降りられるので興味のある方はどうぞ。
近くの晴明神社には少し古い戻橋が復元されているのでこちらも興味のある方はどうぞ。






不思議話しは関わる人物が割りと重複していて面白いです。いろいろ考えさせられます。




           ネガチョフとポジコフ



山法師の花が満開に

2020-06-24 | 京だより

晴明神社の四神門右側に咲く山法師(やまぼうし)です。

今年は、沢山の花が咲き参拝者の目を引いています。

春には新緑、夏には白い花を咲かせ、秋には、実をつけます。

実は、マンゴーのような甘みがありジャムや果実酒に加工されるとか

幹は、固く粘りがあることから、木槌や水車の歯車などに使用されてきました。

見事な咲きぶりです。

                             <サイダー>

 

 


哲学の道 【 monk 】

2020-06-24 | グルメ
銀閣寺界隈も少しずつ賑わいを取り戻してきた今日この頃。

哲学の道、狭い道沿いに大きな看板があるわけでもなく、隠れ家とも言えるナポリの漆喰の薪窯の中で焼き上げるシンプルな料理 monkさんのご紹介です。






一軒家に入るとカウンターとテーブル2卓とほんと小さなお店です。






毎日シェフが自分の足で市場や大原の地野菜を回り、仕入される食材の数々。

その新鮮な野菜が薪窯の中で焼かれるとシンプルなのに何かが違う味わいに変化。

料理の提供までシェフが醸し出す調理音が心地よく、薪窯で焼かれた食材の香りに期待を増します。










全7皿の提供で、1品1品、料理哲学というかシェフの意思が伝わる料理の数々です。

ディナーはお任せのみの2部制で17:00~と20:00~。
予約は必須です。

フレンドリーで気配りの行き届いた隠れ家で、素朴な食材がどの様に変化し、どうしたら美味しく頂くことができるのか...。

その回答は、こちらのお店に行っていただければご理解していただけると思います。


フロントよっしー






出汁の自動販売機

2020-06-24 | 京だより
お出汁の自動販売機。
噂には聞いていたけれど見たのは初めてです。





こちらは千本一条辺りですが京都には木屋町などあと数ヶ所あるみたいです。
興味のある方はどうぞ。




           ネガチョフとポジコフ