農業界には、日本農業新聞(日刊:JA系)と全国農業新聞(週間:農業委員会系)の2大紙があります。
私は両方とも購読しています。
農業の世界の流れを知るためにです。
正直なところ、参考になる記事もあれば全く興味をそそられない記事まで内容はさまざまです。
農業に興味のある方は、サイトでも見ることが出来るのでぜひチェックしてみてください。
ただし両紙とも客観的にみると、”自立”より”保護”を訴える論調です。
要するに”自由化反対”なんです。
業界紙なので、ある程度の偏りは仕方がないのかもしれません。
貿易の自由化はもはや世界の流れです。
競争力を付けなければ、今後ますます農業者が減少することは確実です。
後継者の問題、農地の問題、所得の問題など解決すべき問題はたくさんあります。
特に所得の問題は、今の生活に直結する最重要問題です。
「今が凌げれば」という考えの下で補償や補助金、税制優遇などの政策を打ったとしても、
将来的には、日本農業は生き残れません。
”守られている”からです。
確かに世界各国とも自国の農業に対して少なからず”保護”をしています。
でもその代わり、農産物の輸出をしています。
日本は?
一部の国のデパートや日本物産展のようなところに”輸出”しているだけです。
ましてそのほとんどは、在外邦人向けみたいな感じです。
外国からの攻勢にずっと”関税という温室”で守られてきた日本農業。
競争力が付くはずもありません。温室育ちはやはり弱いんです。
両紙から”何とかしてくれ!”というメッセージの込められた記事がなくなったとき、
きっと自立を果たしたことになるのでしょう。
いま、あちこちで農産物即売を目玉にしたイベントが行われています。
農産物即売の目的は「地域の農業を紹介する」とか「地元産農産物のPR」とか
「農業に関心も持ってもらう」とか「消費者とのふれあい」なんてことになっていますが、
やり方はあまりいただけないと思っています。
売る側は「安くしてお客を呼ぼう」とか「品揃えを増やす」ということばかり考え、
ひどいときには、市場から仕入れてくる。
買う側は「とにかく安くて新鮮」という一点だけで買い求める。
安く売ることが「ふれあい」や「関心を持たせる」こととは到底思えません。
売ることに気をとられ、ほとんどの即売会場には「農業に関するパネル」などの
農業を知ってもらう情報はありません。
所得補償を行うのも、重要なことだとは思います。
でも補償してもらわなくては立ちゆかない現状下で、
どうして即売会では「安売り」なのか?
こんなところからも、甘さが見えます。
未だに守られたフィールドで「薄利多売でご機嫌取り」。
新聞媒体は残念ながらリアルタイムの情報には向いていません。
しかしながらその論調は、活字であるがゆえ影響力があります。
だからこそ、補償に頼らない自立した経営を確立するためにマイナスイメージの
農政に関する情報だけではなく、逆風下でも成果を上げているプラスイメージの情報がもっとあると
良いと思います。
農業以外の世界から農業に参入(就農)した方たちの活躍や頑張りが、時々紹介されます。
”食っていけない”はずの農業界に飛び込み、経営が軌道に乗っているのは何故なんでしょうか?
発想が”普通”だからだと思います。
今までの常識を知らないから逆に、積極的な情報収集と経営の効率化を
よその世界で体得しているから農業界の常識にとらわれることなく、結果”成功”しているのだと思うます。
このような人たちのほとんどは、”補償”にはおそらく無縁のはずです。
毎号両紙を読む私は、第2種兼業農家です。
第2種兼業農家とは、
「世帯員のうち兼業従事者が一人以上で、農業所得より農外所得が多い農家」を指します。
農外所得が多いからといって、趣味や道楽で農業をしているわけではありません。
農業所得を上げ、自立した”専業”農家へ経営転換をするために日々情報収集をし、
栽培作物を吟味し、栽培方法と販売方法に「こだわり」ながら農業を続けています。
そんな私は、「反面教師」という思いで両紙を読んでいます。
私は両方とも購読しています。
農業の世界の流れを知るためにです。
正直なところ、参考になる記事もあれば全く興味をそそられない記事まで内容はさまざまです。
農業に興味のある方は、サイトでも見ることが出来るのでぜひチェックしてみてください。
ただし両紙とも客観的にみると、”自立”より”保護”を訴える論調です。
要するに”自由化反対”なんです。
業界紙なので、ある程度の偏りは仕方がないのかもしれません。
貿易の自由化はもはや世界の流れです。
競争力を付けなければ、今後ますます農業者が減少することは確実です。
後継者の問題、農地の問題、所得の問題など解決すべき問題はたくさんあります。
特に所得の問題は、今の生活に直結する最重要問題です。
「今が凌げれば」という考えの下で補償や補助金、税制優遇などの政策を打ったとしても、
将来的には、日本農業は生き残れません。
”守られている”からです。
確かに世界各国とも自国の農業に対して少なからず”保護”をしています。
でもその代わり、農産物の輸出をしています。
日本は?
一部の国のデパートや日本物産展のようなところに”輸出”しているだけです。
ましてそのほとんどは、在外邦人向けみたいな感じです。
外国からの攻勢にずっと”関税という温室”で守られてきた日本農業。
競争力が付くはずもありません。温室育ちはやはり弱いんです。
両紙から”何とかしてくれ!”というメッセージの込められた記事がなくなったとき、
きっと自立を果たしたことになるのでしょう。
いま、あちこちで農産物即売を目玉にしたイベントが行われています。
農産物即売の目的は「地域の農業を紹介する」とか「地元産農産物のPR」とか
「農業に関心も持ってもらう」とか「消費者とのふれあい」なんてことになっていますが、
やり方はあまりいただけないと思っています。
売る側は「安くしてお客を呼ぼう」とか「品揃えを増やす」ということばかり考え、
ひどいときには、市場から仕入れてくる。
買う側は「とにかく安くて新鮮」という一点だけで買い求める。
安く売ることが「ふれあい」や「関心を持たせる」こととは到底思えません。
売ることに気をとられ、ほとんどの即売会場には「農業に関するパネル」などの
農業を知ってもらう情報はありません。
所得補償を行うのも、重要なことだとは思います。
でも補償してもらわなくては立ちゆかない現状下で、
どうして即売会では「安売り」なのか?
こんなところからも、甘さが見えます。
未だに守られたフィールドで「薄利多売でご機嫌取り」。
新聞媒体は残念ながらリアルタイムの情報には向いていません。
しかしながらその論調は、活字であるがゆえ影響力があります。
だからこそ、補償に頼らない自立した経営を確立するためにマイナスイメージの
農政に関する情報だけではなく、逆風下でも成果を上げているプラスイメージの情報がもっとあると
良いと思います。
農業以外の世界から農業に参入(就農)した方たちの活躍や頑張りが、時々紹介されます。
”食っていけない”はずの農業界に飛び込み、経営が軌道に乗っているのは何故なんでしょうか?
発想が”普通”だからだと思います。
今までの常識を知らないから逆に、積極的な情報収集と経営の効率化を
よその世界で体得しているから農業界の常識にとらわれることなく、結果”成功”しているのだと思うます。
このような人たちのほとんどは、”補償”にはおそらく無縁のはずです。
毎号両紙を読む私は、第2種兼業農家です。
第2種兼業農家とは、
「世帯員のうち兼業従事者が一人以上で、農業所得より農外所得が多い農家」を指します。
農外所得が多いからといって、趣味や道楽で農業をしているわけではありません。
農業所得を上げ、自立した”専業”農家へ経営転換をするために日々情報収集をし、
栽培作物を吟味し、栽培方法と販売方法に「こだわり」ながら農業を続けています。
そんな私は、「反面教師」という思いで両紙を読んでいます。