こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

兼業の悩み

2008-04-14 21:52:55 | きょうのひと言
専業農家の人からは「給料貰ってるんだから、いいよ」といわれ、
会社の人からは「野菜作ってるんだ。羨ましい」といわれ。

確かにどちらも正しい。
でも二足のわらじをあえて履く私としては、
どちらも完璧にこなしたい。
そうしないと、”片手間”に見られそうな気がするから。

会社勤めをしているから給料がある。
当然といえば当然のこと。
でもだからこそ、リスクを意識せずいろいろなことにチャレンジができるのも事実。
また一方では会社に拘束される時間は絶対に農作業ができない。
当たり前といえば当たり前。

天気と相談をしながら作業を進めざるを得ない農業において、
本当に天気は気がかりなもの。

週末に雨が降れば、確実に作業は翌週にずれ込む。
作業の遅れを取り戻すために会社を休んでしまっては、元も子もない。

農業と会社勤め、どちらから見ても「よくやっている」と見られたい。
間違っても「片手間」でやっているとは見られたくない。

自分で選んだ、”二足のわらじ”。
こっちがダメだからあっちみたいなフラフラした考えは持っていない。
やると決めたのだから、何としてもやり遂げたい。

栽培規模はまだまだ小さい。
だからこそ”特色”のある作物をつくってアピールをしたい。
兼業だからできる”こだわり栽培”。
少量多品目は、兼業の生命線。

消費者の人たちに十分な説明をして、納得して買ってもらいたい。
「いざ売らんかな」ではなく、いつまでも「よろしかったらどうぞ」という
スタイルで作物を売って行きたい。

理想と現実の狭間で、小さな兼業農家であるわが家はいつも悩んでいるのです。



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