静かな夜です

雨まじりの雪が降っています。

天気予報では、日付が替わる頃まで降り続くそうです。

雨と違って音が無いからなのか、今夜の外はやけに静かです。
時折車が通る音がしますが、それ以外シ～ンとしています。

まるで大晦日の夜みたい。

こんな夜もたまにはいいもんです。

誘惑に負けず

わが家は「越谷レイクタウン地区」から約３００ｍのところにあります。
レイクタウンはいま宅地の造成が急ピッチで進められていますが、
それにあわせるように、”開発業者”の勧誘が多く、
中にはかなり腹の立つこともあります。

「土地活用」や「安定した収入」をうたい文句にアパート・マンションから事業用地まで、
本当にいろいろな営業が来ます。

「もうここで百姓はできない！」
こんな事を口にする人にとっては、渡りに船なのかもしれません。
でも万策が尽きたわけでなく、特に”営業努力”をせずに行政とJAに頼ってきた方たちは、
自ら考えるという部分が欠落しているのかもしれません。

”みんなやってる”
この言葉をよりどころに、知識を持たない世界へ踏み込んで行く。
私には、それは怖くてできません。
知らない世界に丸腰で入って行くなんて、着ぐるみを剥がされる以上に大きなリスクがあると思うのです。

今風の考えではないのかもしれませんが農地という”土地”は、
名義こそ自分であれ、それは「祖先から受け継ぎ子孫へ引き継ぐ」”家のもの”だと思っています。

だから私は、”自分のもの”と思ったことがありません。
”俺の”ではなく、”うちの”なんです。

都市化がますます進むと、周囲の環境は当然のことながら変化します。
その変化を敏感に捉えることで、”時代に合った”農業が可能になると思います。

だからうちは、むやみに誘惑には乗りません。