散日拾遺

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親戚故舊 老少異糧 ~ 千字文 103

2015-02-16 08:17:08 | 日記

2015年2月16日(月)

52日ぶりの千字文、まだ200字ほども残っている。

悪いクセだ。途中で止めてしまう。

 

 親戚故舊 老少異糧

 

 「親類縁者や古くからの知り合いがある / 老人と若者は食べ物を異にする」

 後段について、『礼記(らいき)』王制からの引用が面白い。

 

五十にして糧を異にし、

六十にして肉を宿(よべに)し ← 前夜から肉を用意していつでも食べられるようにし

七十にして弐膳(そいのぜん)あり ← 副食が付き

八十にして常に珍あり ← 珍しい美味しいものがあり

九十にして飲食は寝を離れず ← 寝床の側にいつも用意しておく

 

 九十までの楽しみを全部前倒しに楽しんでしまって、困ったことだ。衣食足りて礼節を知るって、本当かな?