散日拾遺

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酢卵作成中

2016-11-07 07:19:09 | 日記

2016年11月7日(月)

 先日のTVで愛媛県内子町が特集され、同地の酢卵が紹介された。両親には耳慣れたものらしいが、松山あたりで普通に食するということでもないようである。愛媛はブーメラン型に細長く、長軸に沿って辿れば文化風俗は相当に多様である。廃藩置県の際、四国の北半分に存在した多数の小藩をえいやとまとめて愛媛ができたことは、だいぶ前にブログに書いた。(http://blog.goo.ne.jp/ishimarium/e/f394f35726bc6a5823c93155a6cdaed9 ・・・ もう3年も経ちましたか!?)

 何しろ試してみることにして、教会帰りに「黄身自慢」の卵と雑穀酢を買ってきた。酢400mlに卵を二つ入れると、直ちに小さな泡が出始める。卵殻の炭酸カルシウムが酢酸と反応して溶け出し二酸化炭素を放出しているわけで、いわゆる「脱灰」操作にあたる。「溶液は酢酸+酢酸カルシウムだから、緩衝液になってるわけだよね」と受験で化学を選択する三男の御託宣。リン酸緩衝液滴定実験の悪夢が記憶の底から泡沫のように浮かび上がってきた。

 開始したのが午後3時頃、就寝前にはまだ底に沈んでいた卵が、朝起きてみたら溶液中に浮かんでいる。脱灰が進んで卵殻が軽くなってきたということか。さて次はどうなる?

  開始直後

  15時間後

Ω