散日拾遺

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漸進主義の体現者ふたり

2022-01-20 07:32:06 | 日記
2022年1月20日(木)

 「しかし前者の態度は白人に都合のいい無害な「アンクル・トム」と批判され、後者のビジョンも「『黒人大統領』を実現したアメリカにもはや人種差別はない」とするご都合主義の「ポスト人種」論にからめとられてしまった。彼らは理想主義を嘲弄する現代の生きづらさを身をもって表した点でも、なるほど相通じているのである。」
生井英考「米俳優 シドニー・ポワチエさんを悼む」朝日新聞朝刊から

 「前者」はシドニー・ポワチエ、「後者」はバラク・オバマである。アメリカは大変?
 こちらは「大変」と言えるところまで来ていないのだから、本当にたいへんだ。



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