きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

2011年富山のMTG(ミーティング)

2011-06-13 | 釣り

6月は釣りのベストシーズン?です。6月11、12日は、富山で行われた所属する釣りクラブ(JFF)のミーティングに参加してきました。

061101 (初めにはいった流れ、でも反応無し)

震災からちょうど3ヶ月、政府は復興に向けた予算獲得のため、高速道路の土日祝日1000円の割引を6月19日で止めるとの事です。こりゃ土日は高速道路の渋滞はかなり酷い事になりそう、特に中央自動車道の渋滞は動かなくなるので、憂鬱です。
そんな事もありますが、今回は群馬のnakajimanさんと関越自動車道経由で一緒に行く事にしました。でも、実は去年からそんな約束をしていたのですけどね。
本来、このMTGは岐阜に集合して、夕方までには、富山に移動すると言う計画なのですが、道順を考えると、ちょっと面倒になり、相談の結果、直接富山に向かう事にしました。
朝2時半に群馬に向かう関越道は土砂降りの雨です。今日の釣りは大丈夫かとちょっと心配ですが、nakajimanさんと一緒に、富山の川に到着したのは、9時頃、雨はあがり、川の水量もさほど多くはないので、釣りは大丈夫そうです。

061102 (もらったイワナの絵はがき)

早々に釣り券の販売所を探した所、見つけたのが、彫刻家の家、面白そうなので、工房ものぞかせてもらうと、イワナの彫刻などもあり、日展などにも出していて、そりゃもう、見事なもので、イワナの彫刻の絵はがきまでもらい、おまけに日釣り券を買うつもりが、年券まで買ってしまいまいた。釣れなかったらポイントを教えて上げるから、また、後で、きて、コーヒーでも煎れるからと、とても親切な人でした。ひとまず上流のポイントに行って釣りをしてみると、nakajimanさんは1匹釣れましたが、ボクの毛鉤に反応するイワナは一つもなし。。。
岐阜に向かった仲間達もこちらに来るとの事で、一度、下流のソバの里に戻り、ちょうど、集まってきた仲間達と一緒にソバを食べましたが、ここのソバはやっぱり美味しかったですね。
その後は、他の釣り場に移動する仲間と別れ、nakajimanさんnobuさんの3人で釣りをしましたが、下流側の流れでは、あまり大きなイワナは釣れませんが、20cmほどのイワナが良く釣れて、楽しい一時です。

061103 (こんイワナが釣れます)

そろそろ、もう少し大物がいそうな所に移動しますかと言う事で、駐車場に戻ると、なんと往年の名車ラリーをやっている様で、ずらりと滅多にみられない車が並んでいたので、写真を撮らせてもらいました。

061104 (並んだ名車)

今夜の宿の近くのプールに行くと、小さいイワナの単発ライズ、流れをしばらくみていると、結構良いサイズのイワナが底の方を泳いで岩の下に隠れていきました。上流側から、テトラポットに腰掛けて毛鉤を浮かべると、イワナが3匹釣れましたが、結局、大きなイワナは出てはきてくず、釣り終了。

061105 (宿の前のプールと、宿)

061106 (20cm強のイワナ)

今回集まったのは、14名、宿で晩ご飯をたべた後は、みんなが持ち寄ったものでオークションを開催、ボクは奮発して、20cmのイワナが尺イワナにみえる魔法のランディグネットを手に入れました。わずかではありますが、集まったお金は、義援金として寄付する事になっています。
部屋に戻って宴会、今日もお酒が沢山並びます。すると、先週、遠野で見た、「農家の嫁」がまたしても登場ですが、これはnobuさんが鹿児島に出張した際に買ってきたそうです。

061107_2
(ずらりと並ぶお酒、農家の嫁も)

深夜0時頃まで楽しい話が続き眠りについたと思ったら、朝は6時前から皆さん起き始めて楽しく会話は始まります。朝食の後は、みんなで集合写真を撮って、それぞれ釣り場に分散して行きます。ボクは、nakajimanさんと、WILDCATさんと一緒に、地元富山のaoyamemさんの案内で、源流域の流れに行きましたが、見るとちょっと水量は多めですがなんともイワナが沢山居そうな流れですから、ワクワクしながら、2手に別れて釣りをはじめましたが、なんとイワナの反応がありません。一度、流れの横の緩い場所に毛鉤をしばらく浮かべていると、イワナがゆっくりスローモーションの様に出て来て毛鉤をくわえましたが、あまりにもゆっくりだったので、合わせが早すぎて、ちゃんとかからずに逃げられたっきり、反応が無いまま、釣りは完了となりました。

061108 (良い感じの流れ、でも反応無し)

nakajimanさんは、全く反応無し、上流で釣りをしたWILDCATさん、aoyamameさん達は、1匹づつの貧果に終わりまたが、川の流れはなんともそそる流れで、もう少し季節が進んだら、またきてみたいと思う流れです。
釣りの後は、aoyamemさんの案内で、富山市内の「富山ブラック」なるラーメンを食べに富山市に向かいましたが、途中でなんとnobuさん、hiroさん、へんりーさんの3人に、偶然出会い、一緒に行くことになりました。なぜか、nobuさんとは、以前には、同じ新幹線に乗り合わせたこともあり、本当に偶然が多いのです。
富山ブラックには、ライスを付けた方が良いとのaoyamameさんのアドバイス、なるほど、メンもチャーシューもスープも旨いですが、スープはちょっと味が濃いので、ご飯が欲しくなるのです。

061109
(大喜のラーメン、富山ブラック)

お腹も満たして、皆さんとお別れして、帰路に着きました。14時出発で、nakajimanさんの所には、18時前に到着。途中、渋滞もありましたが、その後、2時間ほどで無事帰還できました。
今回、富山での釣り、大物を期待していたのですが、どうやら季節の進みが遅く、フライでは源流部での最盛期はもう少し、先の様ですね。帰りに見た雪がまだ残る、立山連峰の眺めはそれはもう、奇麗なものでしたし、また新しく会員になった人も参加し、新しく増えた仲間、もうすっかり顔なじみの仲間と、とても楽しい時を共有し、充実した休日を過ごす事ができました。
今年は、尺イワナの写真が増えるかもしれません。なにせ、魔法のランディングネットを手に入れましたからね。その写真は、次回の釣りの時には披露できると思いますので、楽しみにしていてください。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠野の釣り2011

2011-06-07 | 釣り

6月3日から5日まで岩手の遠野に行ってきました。

060301 (早池峰の山と薬師川)

毎年、6月初めの金土日の3日間は、フライフィッシングのエッセイを書いている村田さんのツアーが遠野でありますが、今年は、震災の影響で開催されないのでは無いかと思っていました。でも、こんな時だからこそ、普段の生活に早く戻るためにも、開催するとの事でしたので、参加する事にしました。
比較的内陸部を走る東北道ですが、地震の影響もあり所々歪んでいて、工事などもしていましたが、深夜2時に出発したので、朝8時過ぎにはなんの問題もなく、遠野に到着しまた。遠野は、沿岸部の復興の基地となっている事もあり、普段は見ない自衛隊の車両も見かけましたが、普段通りの遠野でまずは一安心です。

060302 (支流の流れ)

天気は良く、気温もだいぶ上がって暖かい日です。入漁券を購入し、まずは以前行った事のある支流に行き、流れを見ると、ライズしています。毛鉤を送り込むとなんのためらいも無く毛鉤に食いついて来たのは、サイズもまあまあの奇麗なヤマメでした。でも、ネットに入れる前に逃げられてしまい写真には納めることはできませんでした。その上流でもライズがあり良いサイズのイワナが毛鉤に食いついてきましたが、やっぱり、途中で毛鉤が外れてしまいました。堰堤の上の大きなプールでも大物と思われるライズがあり、毛鉤に出るものの毛鉤にかからず、その上流でも、やはりフッキングしません。どうやら、イワナはまだ虫を食べるのになれていないのかもしれませんが、それでも数尾イワナを釣り、お昼頃には、集合場所の宿に向かいました。
今回は、案内は一関で高校の先生をしているOさん、同行は今回、フライ2回目の米ちゃんの3人で、午前中に行った支流の上流の山間部に向かいました。

060303 (支流の山間部の流れ)

奇麗な水の流れから、イワナが飛び出し、何匹かイワナを釣り、岸辺を歩いていると、鹿の角が落ちていましたが、Oさんが教材にすると言う事で、拾ってきました。

060304 (拾った、鹿の角)

早めに上がって、宿の裏の川のライズ狙いで楽しみ、夕食の後は、宴会です。
釣りの話題もありますが、今回はやっぱり震災の話題が多く、地元の人の話はやはり身につまされます。Oさんの学校の生徒の中には、津波の被災地の生徒もいて、両親が津波で亡くなった生徒もいれば、家を流され、両親は避難所生活をしている生徒もいるなど、そんな境遇の生徒達と接するのは大変な事だと思いました。

060305 (こんなお酒もありました、霧島の芋焼酎)

それでも、お酒も入り、久しぶりに再会する人、初めて会う人とも共通の話題は釣りですので、楽しい時が流れます。フライの巻き方を覚えたいという米ちゃんに、ボクの得意なエルクヘアーカディスの巻き方を教えてあげて、深夜0時過ぎに就寝です。

翌朝は、6時過ぎに起き、カッコウの鳴き声を聞きながら、早池峰神社に今回の釣り旅の無事を祈願に、お参りに行ってきました。

060407 (早池峰神社)

今日の釣りは、Oさんと、米ちゃん、ツアー会社のKさんの4人で気仙川の上流に向かいました。気仙川は津波の被害に遭った陸前高田町に流れ込む川ですが、上流部は住田町と言う所で、地震の被害はそれほど無かったようですが、お店のおばさんの話では、この辺に住む人で津波の被害にあった陸前高田に親戚がいない人はいないと、言っていました。
まずは国道沿いの支流で釣りをしましたが、イワナを数匹釣って、お昼は、葉山めがね橋の東屋で食べました。東屋のところで、四つ葉のクローバーを発見し、今日は良いことあるかもしれないと言う予感です。060408
(葉山メガネ橋、弁慶の足跡はどれだか不明でした)

060409 (午後の川、下流部)

午後からは別の支流で2手に別れて釣りをはじめましたが、どうもあまり釣れないので、上流部に移動すると、良い感じの流れです。一つのポイントからイワナとヤマメが釣れ、その先のポイントでもイワナが釣れ良い感じです。米ちゃんが絶好のポイントを狙ったけどまだ旨く毛鉤を送り込めないので、代わってやったらかなり大きなイワナが毛鉤に掛かりましたが、取り込む前に毛鉤がはずれてしまいました。たぶん尺くらいはあったイワナですね。残念。米ちゃんも良いサイズのイワナが釣れて良い感じでした。

060410 (釣れたヤマメ)

060411
(良いサイズのイワナ)

宿に戻って、今夜の晩ご飯は、ちょっと寒いけど、外の小屋で遠野名物のジンギスカンです。久しぶりに食べる遠野のジンギスカンは美味しくて食べ過ぎました。

060412 (晩ご飯はジンギスカン)

060413
(ならんだ沢山のお酒)

今夜も、食事の後は宴会です。沢山のお酒を皆さんが持ち寄って宴会ですが、お酒が飲めないボクは、ちょっとずつ味見をして見ましたが、その違いは定かではありませんでした。
060514 (六つ葉のクローバー)

060515 (朝の出発前)

翌朝は7時前の起床ですが、朝、宿の横で四つ葉のクローバーならず、なんと、六つ葉のクローバーを発見しましたが、すでに昨日、四つ葉のクローバーを取ったので、そのままにしておきました。朝食後は、みんなで集合写真を撮って、それぞれ別れて釣りですが、今日が最終日ですから、集合は遠野の駅に14時となります。今までは電車の時間もあり、13時でしが、震災の影響で電車の時間が変わっているので、ちょっと遅い時間と言う事になった訳です。集合時間が遅くなったので、ちょっと遠いですが、タイマグラの薬師川で釣りをする事になり、昨日と同じメンバーで川に向かいました。
入漁券を購入しにいくと、なんと1枚しか無いそうです。ちょっと困りました。仕方がないので、入漁券が必要な3人分を支払って、領収書を書いてもらいました。
川に行くと、どうやら昨日、遠野に降った集中豪雨はこの辺でも降ったようで、水量がかなり多く、苦戦しました。それでもヤマメとイワナの顔が見られて、ちょっと良い感じです。

060516 (薬師のヤマメ)

060517 (薬師のイワナ)

川縁を歩いて居ると、今日はなんと岸際に乗り上げたイワナを見つけてしまいました。なんで、こんな所にいるのか不思議でしたが、流れにかえしてあげると元気に泳いで行きました。

060518
(ここに、いたイワナ)

天気は曇り空でしたが、時々日も射し、蝦夷春ゼミの鳴き声を聞きながら、早池峰の山を見ての釣りは、なかなか良い物ですね。ボクが遠野を訪れる様になって8年になりますが、そのきっかけは、このブログのタイトルでもある「きょうも鱒釣り」の著者である芦澤さんから遠野の話を聞いた事もありますが、NHKの「タイマグラのおばあちゃん」のアーカイブ放送を10年くらい前に見て、タイマグラに行ってみたい、薬師で釣りがしてみたいと思った事もその一つでした。

060519(早池峰山とトンビ)

060520 (蝦夷春ゼミ)

やっぱり、その時にそう思った通り、ここタイマグラは凄く良いところです。
キャンプ場の川縁に寝転んで蝦夷春ゼミの鳴き声を聞きながら、早池峰の山と薬師川の流れを見ていると、来年もここでこうして釣りをしようと思う一時です。
遠野駅で、解散の挨拶をして、今年の遠野のツアーはおしまいです。
今年は、震災の影響で遠野のツアーは、中止になるかと思っていましたが、こんな時だからこそ、岩手に来てよと言う、声もあり、開催となりました。まだ、道路は地震の影響で崩れている所もあり、通行止めのままの道もあり、復興までには、まだ少しかかると思います。それでも、こうしていつもの様に、釣りができて、いつもの様に参加の皆さんと楽しく時を過ごすことができました。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする