9月24日は山梨の川に行ってきました。
9月最後の休日、2011年渓流シーズンも、もうお仕舞いだと言うのに、大型の台風15号が通過し、どこの川も増水で釣りは難しそうです。折角の3連休ですから東北方面に行こうと思って居ましたが、ネットで川の水量などをチェックすると、どこもダメそうです。
遠くまで行って川を見て帰ってくるのも良いですが、それならば近くですますかと思った訳です。
多少水が多くとも何とか釣りになりそうな上流部に行くことにしましたが、きっと他の釣り人も同じ考えでしょうから、夜のうちに川に向かいました。
しかし、なんと言う事でしょう、もう少しで目的の場所と言うところで道の門が閉まっていて、「台風のため」と書いてあります。もしかして道が崩れているのかもしれません。そこからなら歩いてもいけますで、仕方がないので、ひとまず、門の横の駐車スペースで朝まで寝ることにしました。
空は晴れていて星が凄く奇麗でしたけど、かなり冷え込みます。毛布にくるまってウトウトしていると、この道を通って登山口に向かうであろう車が何台かやって来てはUターンして帰って行くので、1時間ほどしか眠れず夜明けを迎えました。良く見ると門のカギは掛かって居なかったので、少し先のいつも車を駐める所まで行くと、途中2カ所ほど、山側の土手が崩れていましたが、車はすんなり通れました。しかし、なんといつも車を止める場所には、テントを張ってキャンプしている人が居ます。これはダメですね。でも、もしかすると単なるキャンプで、すぐに帰るかもしれませんので、別の川に行って午後にでも戻って来ようと思い移動しました。ひとまずダム湖を見ると、遠くでかなり大きな魚がジャンプしました。届きそうな所でもライズします。
これは、やってみる手ですね。早々に用意して、湖畔に立ってみると、なんと、それ以来、ライズはしません。ライズしないと寒さが一層身にしみます。ライズもないので、移動する事にしました。
峠を越えて別な水系に行ってみる事にしましたが、川につくとやっぱり濁流です。仕方なく戻る事にしましたが、途中で眺めが良い場所でコーヒーを煎れて朝食を食べました。
途中の、高原の営業していないロッジに寄ると、なんと狐が現れ、逃げること無く近づいて来ます。まだちょっと子供のようで、どうやら持っていたアンパンが目当てのようなので、あげるともっとくれって感じで近づいて来ます。通りかかった人に、狐を飼っているのですかと聞かれましたが、狐は飼いませんね。
パンが無くなると、そのうち山の中に行ってしまい、お別れです。
川の車止めに行くとテントは無くなり誰も居ませんので、そうそうに釣りです。
しかし、水はかなり多く、堰堤をオーバフローしています。流れの少し緩いポイントに毛鉤を浮かべるとイワナが毛鉤に食いつきました。幸先良くイワナが釣れて満足です。
堰堤を越えて行くとかなり水が出たようで、岸の方がだいぶ削られています。毛鉤を浮かべられるポイントは限られますが、それでも大水でも流されず、イワナは残っていました。
しかし、水は多いし、仙道は崩れ落ちている所もあり、流れには流木もあり釣りは厳しいですね。上の堰堤の下で、結構良いサイズのイワナがかかりましたが、流木の向こう側だったので、流木にからまないように引き抜いたら毛鉤がはずれてしまいました。
堰堤の反対側で、満足の25,6cmのイワナが釣れました。
先に進んでもっと釣りをとも思いましたが、このイワナを今年の最後にしようと思い、そこでお仕舞い。
(2011年最後のイワナ)
2011年の渓流での釣りはお仕舞いにしました。
車まで戻ってくると、釣り人が居ました。こんにちはと挨拶をすると、明日もここで釣りをしましますかと聞いてきたので、いえ、もうお仕舞いにしましたと言うと、明日ここで釣りをするとの事です。友達と2人で長野方面から回って来たそうで、どこも水が多くて釣りが出来ないとの事でしたが、諏訪湖に流れ込む川は釣りができたとの事です。
ボクが帰り仕度をしていると、こちらにやってきて、釜無川は、かなり濁っていて2,3日は無理だから行かない方が良いと付けくわえてくれました。
渋滞情報を確認すると、やっぱり渋滞が発生しています。寝不足でだいぶ疲れたので、ビジホに泊まって翌朝早々に帰る事にして、だいぶ疲れたけど、折角なので、温泉に入ってきました。
翌朝は早々に帰宅、おかげで渋滞にもはまらずに、帰宅できました。
最後の釣りは、台風の後の大水で、なかなかむずかしかったけど、短い時間でしたが、イワナに会えて良かったです。
それにもまして、狐に会えたのはなんだか嬉しかったですね。本当は野生の動物に餌を与えるのは良く無い事だと思いますが、まだ、大人になりきっていない狐はなんだか可愛かったので、つい、持っていたアンパンをちぎって上げてしまいました。もしかすると、イワナが釣れたのは、狐のお礼だったのかもしれないな、なんて思えました。