きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

2011年渓流ラスト(狐と遭遇)

2011-09-25 | 釣り

9月24日は山梨の川に行ってきました。

092405
(水が堰堤を越えるほど多かった流れ)

9月最後の休日、2011年渓流シーズンも、もうお仕舞いだと言うのに、大型の台風15号が通過し、どこの川も増水で釣りは難しそうです。折角の3連休ですから東北方面に行こうと思って居ましたが、ネットで川の水量などをチェックすると、どこもダメそうです。
遠くまで行って川を見て帰ってくるのも良いですが、それならば近くですますかと思った訳です。
多少水が多くとも何とか釣りになりそうな上流部に行くことにしましたが、きっと他の釣り人も同じ考えでしょうから、夜のうちに川に向かいました。
しかし、なんと言う事でしょう、もう少しで目的の場所と言うところで道の門が閉まっていて、「台風のため」と書いてあります。もしかして道が崩れているのかもしれません。そこからなら歩いてもいけますで、仕方がないので、ひとまず、門の横の駐車スペースで朝まで寝ることにしました。
空は晴れていて星が凄く奇麗でしたけど、かなり冷え込みます。毛布にくるまってウトウトしていると、この道を通って登山口に向かうであろう車が何台かやって来てはUターンして帰って行くので、1時間ほどしか眠れず夜明けを迎えました。良く見ると門のカギは掛かって居なかったので、少し先のいつも車を駐める所まで行くと、途中2カ所ほど、山側の土手が崩れていましたが、車はすんなり通れました。しかし、なんといつも車を止める場所には、テントを張ってキャンプしている人が居ます。これはダメですね。でも、もしかすると単なるキャンプで、すぐに帰るかもしれませんので、別の川に行って午後にでも戻って来ようと思い移動しました。ひとまずダム湖を見ると、遠くでかなり大きな魚がジャンプしました。届きそうな所でもライズします。
これは、やってみる手ですね。早々に用意して、湖畔に立ってみると、なんと、それ以来、ライズはしません。ライズしないと寒さが一層身にしみます。ライズもないので、移動する事にしました。

092401(早朝の湖は寒い)

峠を越えて別な水系に行ってみる事にしましたが、川につくとやっぱり濁流です。仕方なく戻る事にしましたが、途中で眺めが良い場所でコーヒーを煎れて朝食を食べました。

092402 (眺めが良かった場所でコーヒー)

途中の、高原の営業していないロッジに寄ると、なんと狐が現れ、逃げること無く近づいて来ます。まだちょっと子供のようで、どうやら持っていたアンパンが目当てのようなので、あげるともっとくれって感じで近づいて来ます。通りかかった人に、狐を飼っているのですかと聞かれましたが、狐は飼いませんね。
パンが無くなると、そのうち山の中に行ってしまい、お別れです。

092403 (狐との遭遇、写真を撮ってもらいました)

川の車止めに行くとテントは無くなり誰も居ませんので、そうそうに釣りです。
しかし、水はかなり多く、堰堤をオーバフローしています。流れの少し緩いポイントに毛鉤を浮かべるとイワナが毛鉤に食いつきました。幸先良くイワナが釣れて満足です。
堰堤を越えて行くとかなり水が出たようで、岸の方がだいぶ削られています。毛鉤を浮かべられるポイントは限られますが、それでも大水でも流されず、イワナは残っていました。

092404
(最初に釣れたイワナ)

しかし、水は多いし、仙道は崩れ落ちている所もあり、流れには流木もあり釣りは厳しいですね。上の堰堤の下で、結構良いサイズのイワナがかかりましたが、流木の向こう側だったので、流木にからまないように引き抜いたら毛鉤がはずれてしまいました。

堰堤の反対側で、満足の25,6cmのイワナが釣れました。
先に進んでもっと釣りをとも思いましたが、このイワナを今年の最後にしようと思い、そこでお仕舞い。092406

(2011年最後のイワナ)

2011年の渓流での釣りはお仕舞いにしました。

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(堰堤下には流木も多い)

車まで戻ってくると、釣り人が居ました。こんにちはと挨拶をすると、明日もここで釣りをしましますかと聞いてきたので、いえ、もうお仕舞いにしましたと言うと、明日ここで釣りをするとの事です。友達と2人で長野方面から回って来たそうで、どこも水が多くて釣りが出来ないとの事でしたが、諏訪湖に流れ込む川は釣りができたとの事です。
ボクが帰り仕度をしていると、こちらにやってきて、釜無川は、かなり濁っていて2,3日は無理だから行かない方が良いと付けくわえてくれました。
渋滞情報を確認すると、やっぱり渋滞が発生しています。寝不足でだいぶ疲れたので、ビジホに泊まって翌朝早々に帰る事にして、だいぶ疲れたけど、折角なので、温泉に入ってきました。
翌朝は早々に帰宅、おかげで渋滞にもはまらずに、帰宅できました。
最後の釣りは、台風の後の大水で、なかなかむずかしかったけど、短い時間でしたが、イワナに会えて良かったです。
それにもまして、狐に会えたのはなんだか嬉しかったですね。本当は野生の動物に餌を与えるのは良く無い事だと思いますが、まだ、大人になりきっていない狐はなんだか可愛かったので、つい、持っていたアンパンをちぎって上げてしまいました。もしかすると、イワナが釣れたのは、狐のお礼だったのかもしれないな、なんて思えました。

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秋の歩く釣り

2011-09-20 | 釣り

健康指導というのを9/16に受けてきました。
ちょっとお腹周りがヤバイ、運動不足と食事のバランスについてしっかりと指導を受け、早々に実践しなければと思い、釣りに出かけました。

091701 (さあ歩くぞ!と思う瞬間)

南アルプスの川に着いたのは、もう、夕方でしたからちょっとだけ釣りして翌9/17は、早起きです。
今日は、ちょっと歩くつもりで登山道を1時間ほど歩いてから、川に入ってみました。
この流れは細く、途中にあるいくつかの堰堤の上は伏流水となり水が流れて居ない所もありますが、取り水がある堰堤の上には奇麗なエメラルドグリーンの水が溜まっていました。水はかなり冷たい水で、流れきらず一度伏流水となったその流れはちょっと奇麗過ぎるのかもしれません。

091703 (途中で見たクジャク蝶)

谷を埋め尽くす広い河原には似合わない細い流れですが、雪代など水が多いときは、この広い河原が水で埋め尽くされるのだろうかと、不思議に思いながらイワナが居そうな流れに毛鉤を浮かべてみましたが、サッパリ反応がないまま上流に向かいました。時折雨もぱらつき、南アルプスの山は雲と霧に隠れてその姿は良く見えませんが、雨が止み、霧が晴れるとその雄大な姿をほんの少しだけ見せてくれます。川の流れには真新しい足跡もあるので、すでに早朝から他の釣り人が釣り上がったのかもしれませんが、それにしても逃げる魚影さえ見えませんので、イワナは居ないのかもしれないと思えるくらいです。
何百投目だったでしょうか、ボクの浮かべた毛鉤に黒い影が近づきその毛鉤を吸い込んだのは。なんとも嬉しい1匹のイワナです。

091702 (やっと出会えたヤマトイワナ)

このイワナは確実にこの流れで生まれ育ったヤマトイワナです。この1匹に会うためにボクはここまで来ました。
その後も、反応が無いまま、だいぶ上流まで来ましたが、やっと水が安定して来たのかと思える場所で、毛鉤を追いかけてくるイワナを見たっきりでした。

091704 (やっと水が安定してきた場所)

午後からは雨も止み、時々晴れ間も出て暑い日射しが照りつけます。もう少し、上流まで行って見ようと思いましたが、歩いて戻るには2時間はかかりそうですから、15時過ぎには下山しました。
今度行く時には、2時間は歩いてから釣りを始めてみようと思います。

091705 (上流にちょっと未練があっったけど雲も迫ってました)

翌日は10年ほど前に行った事がある横川に行ってみました。

091706_2 (横川の流れ暑い日でしたが日陰で涼しい流れ)

でも、なんと上流に行く林道には、門ができカギが掛かって上流に行くことができません。仕方なく下流側を釣り上がってみましたが、アマゴが1匹釣れただけです。

091707 (釣れたアマゴ)

091708 (空は青空、ハートマークの雲)

前に来たときには麓のソバ屋さんが閉まっていて、そばを食べる事できず心残りでしたので、今回は、お店が閉まる14時前に行きました。念願の蕎麦は、美味しい蕎麦でした。雑キノコおろしも注文しましたが、これも、美味しかったです。お爺さんとお婆さんがやって居るお店で、今日は敬老の日だから羊羹はおまけだそうですが、とても美味しいお蕎麦を食べさせてくれます。また、お蕎麦は食べに行きたいですね。

091709 091710 (美味しいお蕎麦)

(美味しおそば屋さん)
今回は、健康指導を受け、ちょっと歩くかなと思い、釣りに行きました。もう少し釣れるとなお良かったのですが、それでも、今回は川を歩く事が目的でしたので、まずまずの休日を過ごすことができました。
また、今度、もう少し歩く釣りをしようと思います。
なにせ、健康のためには、週に1度は運動しないといけませんから。

コメント (8)
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久しぶりの源流域

2011-09-12 | 釣り

台風が去ってもまだ暑い日が続きますが、9/10は久しぶりに山梨の標高の高い川に行ってきました。

091001 (源流部の流れ、水量は多め、なんとかなるかな)

ここは、暗黙の約束事ではないですが、小さな支流の上流部に車を止め、流れが細くなるわずか1、2Kmくらいの所まで釣り上がる川で、先にきた者がその権利を得られると言う感じと信じていました。
5年ほど前になりますが、それまでタッチの差で1番乗りできなくて今日こそはと思い、夜明け前に来て釣り上がった時の事です。
ここから本番と言う所までくると、なんとぱったりとイワナの反応が無くなったのです。おかしいと思い、ちょっと上流まで急いで行くと、なんと、初老の餌釣り師がいました。
聞けば、得意そうに上流にも道があって歩いて川に入れるのだと言うではないですか。ここで釣りをする人は林道の存在は誰でも知っている事です。でも、まさか、その通行止めの林道を30分ほど歩いて、川に出て、そこから下流まで歩いてくだり、確実に釣り上がって来る釣り人の頭はねする事が、正統だと思っている釣り人が居るなんて思いもしませんでした。
そんな事もあり、しばらくその場所には行っていませんでしたが、久しぶりに様子を見に行って見ようと出かけた訳です。
ゆっくり行って、朝早い餌釣師の後をのんびり釣るのも良いかもしれないと思って、川の入り口に10時に着くと案の定、車が1台止まっていました。
まあ、のんびり行こうかなと思い、朝ご飯のサンドイッチを食べていると、なんと、車の主はまだすぐそこにいます。餌釣り師ではなくフライフィッシャーでした。話を聞くとさっき来て、すぐ下から釣り上がったそうです。仕方が無いですから、下流まで歩いて川に入ってみました。台風の影響で源流部とは言えまだ水量は多めですが、釣りができないほどではないので釣り上がりました。20cmほどのイワナは顔をだすものの、良いサイズのイワナは不在のようです。

091002 (ちょっと小さいイワナ、ネット色を変えてみました)

さて、先行する釣り人から遅れること2時間、毛鉤に反応する様なら後追いで釣り上がろうと思いましたが、どうもじっくり釣り上がっている様で、全く反応しません。場所を変える事にしました。
以前は、下流の方で良く釣りをしましたが、ダム工事が始まって以来、下流側で釣りをしたことが無かったので、ダム湖のインレッドから釣り上がってみましたが、遊歩道もできていて、アクセスしやすく、おまけに水が多くてちょっと釣りは厳しかったです。

091003 (流れ込みからのダム湖)

まだ時間も早いので、他の支流に行ってみましたが、やっぱり水量が多くてちょっと頑張ってみたものの、釣り上がり困難で撃沈です。

091004
(もう一つの支流も増水でした)

台風の影響で渓はどこも増水気味、源流域なら何とか釣りになるだろうと考える人は、他にも居たわけですね。渓流シーズンもあとわずかですが、まあ、またのんびりと景色を見ながら釣りを楽しみたいと思います。

コメント (7)
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