本当は渓流でのラスト釣行と行きたいところでしたが、JFFの丸沼ミーティング(MTG)があるので大尻沼、丸沼で釣りをしてきました。
(2日目の丸沼、まだ紅葉は始まっていませんが綺麗です)
初日は、大尻沼です。
天気予報では雨かもしれないと言う予報だったからなのか、空いています。今回参加のJFFメンバ5人で3艘とその他に2人で1艘だけで大尻沼は貸し切り状態です。
やっぱり、禁漁前の9月最終の土日なので釣り師はみんな渓流に行っているのでしょうかね。いずれにしろ空いているにこした事はありません。
天気予報では、曇りのち雨でしたが、到着した時には晴れ間も見えました。
(朝のうちは晴れていた大尻沼)
今回も、前回、大尻に同行した杉さんとまた相乗りです。湖にボートを出して早々に杉さんがニジマスをかけました。しかし、ボクの毛鉤には食いつきません。どうもエルクヘアーカディスでは駄目な様ですね。ボディーの色を変え、大きさも変えてみましたが、ニジマスは毛鉤を無視します。
困った時には、スパークルダン、18番の小さいのを付けたら、なんとか続けてニジマスが釣れましたが、なかなか食わないので、しつっこくニジマスの進む方向に毛鉤を落としてやっと食う感じでした。どうも水面に浮かんでいる小さな羽アリの様な虫を食べているようです。試しにアントフライも付けてみましたが、どうも違うようで食いつきません。
(良いサイズのニジマスの釣りは楽しいです)
通常ニジマスは、補食するものと合っていれば、追ってきて食うはずですが、オドリバエや羽アリの代わりにいつも使っているクロの小さなエルクヘアーカディスを送り込んでも、嫌われます。
その嫌われ方も、ライズしながら近づいてきたかと思うと、プイッとルートを変えますから、もしかすると、ウイングかティペットが見えて嫌われたのかもしれません。
その他にもスペントタイプのカディス(ブラウンボディー)#16を試して、釣れましたが、反応が良い訳ではないです。ひとまず、お昼タイムで、岸辺に上がりみんなで休憩です。休憩時間の話では、皆さん同じようにライズはすれどかからず、で手を焼いているようでした。
(奥の岸辺でランチタイム)
穏やかな曇り空の下、休憩終了でまた湖にこぎ出すと、午前中よりもさらにライズは多くなり、湖一杯でライズしています。しかし、なかなか毛鉤には食いつきません。
(午後は湖はライズだらけでした)
明らかに、食って居るのは透明な羽をもつ羽アリの様な5~7mm位の黒っぽい虫なのですが、その虫が多すぎるためか、毛鉤には食いつきません。浮かべていた毛鉤の回りの本物の虫は全部食べて毛鉤だけ残ってしまいました。
それでも、全く釣れない訳では無く、時々は毛鉤に食いつき、何度か糸を切られたりもしましたが、引きの強いニジマスの釣りは楽しいものです。
(こんなニジマスが沢山ライズしていました)
霧が出て、少し雨も降りましたが、寒いと言うことは無く、終了時間間際まで楽しみました。最後は、逆も真なりとやけくそ気味で#12の大きなエルクヘアーカディスを結んで挑み、ニジマスを釣って終了です。
(何も見えなくなるくらいの霧がでます)
釣りが終わったら、環湖荘のニジマス風呂でのんびり温泉に漬かって疲れを癒やします。
夕食は、夕方から参加の1名も合わせて6人で宴会ですが、話題は、終始、今日のライズの話です。
「それにしてもあのライズはいったいなんだったんだろうね」
「あんな沢山のライズはこれまで見た事がない」
「あんなにライズしているのに、あそこまで釣れないなんて貴重な経験だ」
と盛り上がりました。
(夕食タイムです)
ボクは、4年前にミズーリでみた、トライコへのライズを思い出しました。
トライコ対策に巻いたフライを持って来て試せば良かったなとちょっと後悔です。
翌日は、曇りの天気予報でしたが、快晴です。まずは、ヒメマス風呂に入って顔を洗います。朝食を食べた後は、丸沼での釣りですが、今日は一人でボート、大尻沼ほどでは無いですが、丸沼でも湖の真ん中でライズがあります。
(朝食、お弁当も用意してもらいます)
ボートで静かに近づきライズしたニジマスめがけて毛鉤を送り込みますが、丸沼は広い事もあり、近づく前に潜ってしまったり、毛鉤を送り込むと潜ってしまったりと、なかなかチャンスをつかめません。
ライズした場所ではしばらくすると、またライズする事もあるので、ちょっとまっているとライズです。すかさず毛鉤を送り込むとガバッと食いましたが、すっぽ抜けです。
チャンスは少ないですね。時々、太陽が雲の陰に隠れるとライズが少し増えますが、届く範囲でのライズはそうそう巡り会えません。
(ちょっと風があると波立つ丸沼)
それでもやっと掛かったと思ったら、ボートの上でずっこけて、ラインをたぐり寄せることが出来ずにばれてしまいました。そんな時はただ毛鉤を浮かべて待っていると言う手もありますが、たまにちょっと離れた所でライズがあるので、つい狙いたくなります。
昼を過ぎて、なんだか疲れ果て、早めに上がる事にして釣りは終了です。
帰りの関越道は、シルバーウィーク最終日と言う事もあり、長い渋滞に遭遇してしまい疲労困憊ですが、なんとか無事に帰宅出来ました。
今回の大尻沼でのライズは本当に凄かったですね。でも、あれだけ本物の虫が多いと、毛鉤を食わせるのは、本当に難しいですね。ああいう食い方をしている時は、ちょっとでもパターンが違うと食わない訳ですね。しかし、毛鉤さえマッチすればもっと楽しめたのかもしれません。
いずれにしろ課題は残りましたが、それはそれでずいぶんと楽しめた釣りでした。