きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

山上湖ライズ多し!(2016/9/23,24)

2016-09-30 | 釣り

本当は渓流でのラスト釣行と行きたいところでしたが、JFFの丸沼ミーティング(MTG)があるので大尻沼、丸沼で釣りをしてきました。

(2日目の丸沼、まだ紅葉は始まっていませんが綺麗です)

初日は、大尻沼です。
天気予報では雨かもしれないと言う予報だったからなのか、空いています。今回参加のJFFメンバ5人で3艘とその他に2人で1艘だけで大尻沼は貸し切り状態です。
やっぱり、禁漁前の9月最終の土日なので釣り師はみんな渓流に行っているのでしょうかね。いずれにしろ空いているにこした事はありません。
天気予報では、曇りのち雨でしたが、到着した時には晴れ間も見えました。

(朝のうちは晴れていた大尻沼)

今回も、前回、大尻に同行した杉さんとまた相乗りです。湖にボートを出して早々に杉さんがニジマスをかけました。しかし、ボクの毛鉤には食いつきません。どうもエルクヘアーカディスでは駄目な様ですね。ボディーの色を変え、大きさも変えてみましたが、ニジマスは毛鉤を無視します。
困った時には、スパークルダン、18番の小さいのを付けたら、なんとか続けてニジマスが釣れましたが、なかなか食わないので、しつっこくニジマスの進む方向に毛鉤を落としてやっと食う感じでした。どうも水面に浮かんでいる小さな羽アリの様な虫を食べているようです。試しにアントフライも付けてみましたが、どうも違うようで食いつきません。

(良いサイズのニジマスの釣りは楽しいです)

通常ニジマスは、補食するものと合っていれば、追ってきて食うはずですが、オドリバエや羽アリの代わりにいつも使っているクロの小さなエルクヘアーカディスを送り込んでも、嫌われます。
その嫌われ方も、ライズしながら近づいてきたかと思うと、プイッとルートを変えますから、もしかすると、ウイングかティペットが見えて嫌われたのかもしれません。
その他にもスペントタイプのカディス(ブラウンボディー)#16を試して、釣れましたが、反応が良い訳ではないです。ひとまず、お昼タイムで、岸辺に上がりみんなで休憩です。休憩時間の話では、皆さん同じようにライズはすれどかからず、で手を焼いているようでした。

(奥の岸辺でランチタイム)

穏やかな曇り空の下、休憩終了でまた湖にこぎ出すと、午前中よりもさらにライズは多くなり、湖一杯でライズしています。しかし、なかなか毛鉤には食いつきません。

(午後は湖はライズだらけでした)

明らかに、食って居るのは透明な羽をもつ羽アリの様な5~7mm位の黒っぽい虫なのですが、その虫が多すぎるためか、毛鉤には食いつきません。浮かべていた毛鉤の回りの本物の虫は全部食べて毛鉤だけ残ってしまいました。
それでも、全く釣れない訳では無く、時々は毛鉤に食いつき、何度か糸を切られたりもしましたが、引きの強いニジマスの釣りは楽しいものです。

(こんなニジマスが沢山ライズしていました)

霧が出て、少し雨も降りましたが、寒いと言うことは無く、終了時間間際まで楽しみました。最後は、逆も真なりとやけくそ気味で#12の大きなエルクヘアーカディスを結んで挑み、ニジマスを釣って終了です。

(何も見えなくなるくらいの霧がでます)

釣りが終わったら、環湖荘のニジマス風呂でのんびり温泉に漬かって疲れを癒やします。
夕食は、夕方から参加の1名も合わせて6人で宴会ですが、話題は、終始、今日のライズの話です。
「それにしてもあのライズはいったいなんだったんだろうね」
「あんな沢山のライズはこれまで見た事がない」
「あんなにライズしているのに、あそこまで釣れないなんて貴重な経験だ」
と盛り上がりました。

(夕食タイムです)

ボクは、4年前にミズーリでみた、トライコへのライズを思い出しました。
トライコ対策に巻いたフライを持って来て試せば良かったなとちょっと後悔です。

翌日は、曇りの天気予報でしたが、快晴です。まずは、ヒメマス風呂に入って顔を洗います。朝食を食べた後は、丸沼での釣りですが、今日は一人でボート、大尻沼ほどでは無いですが、丸沼でも湖の真ん中でライズがあります。

(朝食、お弁当も用意してもらいます)

ボートで静かに近づきライズしたニジマスめがけて毛鉤を送り込みますが、丸沼は広い事もあり、近づく前に潜ってしまったり、毛鉤を送り込むと潜ってしまったりと、なかなかチャンスをつかめません。
ライズした場所ではしばらくすると、またライズする事もあるので、ちょっとまっているとライズです。すかさず毛鉤を送り込むとガバッと食いましたが、すっぽ抜けです。
チャンスは少ないですね。時々、太陽が雲の陰に隠れるとライズが少し増えますが、届く範囲でのライズはそうそう巡り会えません。

(ちょっと風があると波立つ丸沼)

それでもやっと掛かったと思ったら、ボートの上でずっこけて、ラインをたぐり寄せることが出来ずにばれてしまいました。そんな時はただ毛鉤を浮かべて待っていると言う手もありますが、たまにちょっと離れた所でライズがあるので、つい狙いたくなります。
昼を過ぎて、なんだか疲れ果て、早めに上がる事にして釣りは終了です。
帰りの関越道は、シルバーウィーク最終日と言う事もあり、長い渋滞に遭遇してしまい疲労困憊ですが、なんとか無事に帰宅出来ました。

今回の大尻沼でのライズは本当に凄かったですね。でも、あれだけ本物の虫が多いと、毛鉤を食わせるのは、本当に難しいですね。ああいう食い方をしている時は、ちょっとでもパターンが違うと食わない訳ですね。しかし、毛鉤さえマッチすればもっと楽しめたのかもしれません。
いずれにしろ課題は残りましたが、それはそれでずいぶんと楽しめた釣りでした。

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2016年渓流ラストは1時間(2016/9/22)

2016-09-22 | 釣り

今年の渓流釣りの締めくくりに奥会津に行ってきました。

(木のトンネルの川は多少の雨なら濡れないけど。。)

台風やら秋雨前線やら、このところ雨が多くて川は増水です。国土交通省の川の防災情報で水位をみるたびため息です。天気予報では、22日は夕方には雨が降り出す予報です。いずれにしろ土日は別の予定があるので、22日に釣りに行くしか無いな、増水で釣りが出来るかどうかは行ってみないと分からないし、という事で朝5時前には家を出ました。
自宅を出て東北道を降りてもずっと雨です。今日は駄目かもしれないなと心の片隅にあったあきらめの気持ちが段々大きくなったその時、トンネルを抜けるとなんと雨は降っていません。道路は乾いているじゃ無いですか。しかし、奥会津に到着し川の流れをみるとかなり水が多くてしかも濁っています。支流に入ると濁りは無いですがかなり水量が多いです。さてさて、何所で釣りしたものか、今日は確実に雨が降ってくるだろうから一度川に入ったらなかなか出られない場所は避けて、水が多いから川通しで釣り上がるしか無いところも避けて。。と、考え、そうだあそこは下流側はやった事がないのでやってみようと思い前回入った所に行ってみました。
いつもは車止めからちょっと歩いて川に入りますが、今日は朝8時過ぎ、一番下流側から釣り開始です。
かなり水が多くてポイントが絞れませんが、幸先良くイワナが釣れました。

(幸先良くイワナが釣れました)

釣り上がって行きますが、すぐに、水が多くて川通しで進むのがちょっと辛くなり、川が狭まった箇所を高巻きしてやり過ごし、再び川に降りて釣りです。良いサイズのイワナはなかなか釣れません。ここには居るだろうと信じて毛鉤を流すと水量が多くて流れが速くなっているところでイワナが追ってきましたが、毛鉤に追いつかず、、です。

(大きなイワナは釣れません)

再び高巻きして川を上がって杣道を進むと雨です。天気予報では15時頃から雨の予報でしたが、まだ10時前なのに、雨は段々強くなってきます。
雨の中釣りするのも萎えますが、それ以上に水量が多く釣り上がりが厳しいので、これ以上水量が多くなったら、危険です。

(こう言う谷の川では水量が増えると怖いです)

もう、だいぶ昔ですが、2度ほど谷で豪雨に遭い怖い思いをしたことがあります。谷間の川の増水するスピードはがかなり速いですから、ここは安全面で考えても上がった方が良さそうです。杣道があるとは言え車止めまで戻るのに2度ほど川を渡る必要があるので心配ですからね。

(雨が本格的に降ってきたし、釣り上がりも厳しいので終了)

そんな訳で、後ろ髪引かれつつも川を後にして車止めに無事到着です。
11時ですが、きっと途中にある蕎麦屋はまだ始まって居ないだろうなと思って前を通過するとのれんが出ています。おっと、折角なのでちょっと早いですが、お昼に蕎麦を食べて帰る事にしました。やっぱり奥会津の釣りは、ここ、いせやの蕎麦で〆るに限ります。

(いせやの山菜の天ぷらが凄く美味しい、マイタケは天然もの)

最後に、良いイワナを釣って渓流のイワナ釣りを〆たかったですが、ここ最近の天候を考えれば、たった1時間ちょっとの釣りでしたが、釣り出来てイワナが釣れただけでも良かったのかもしれません。さて、次回は山上湖でニジマス釣りです。


(しっとりと雨に濡れる。。)
 

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本流はもう禁漁。。(2016/9/17)

2016-09-20 | 釣り

実家に帰って、川を見て来ました。

(水量大目ですがライズしそうな流れ。。)

ここ最近、台風などの影響で雨ばかりですから川の水量は多いですね。川の心配ばかりしていますが、各地で水の被害も多く発生していますのでちょっと不謹慎かもと自己嫌悪です。
地球上で環境にもっとも影響力のあるものは水でしょうね。まあ、太陽がなければ始まりませんが、地球上でと限定して言うとやはり水だと思います。だからこうして水が動くと言う事は地球の生命活動が活発になると言う事なのでしょうかね。。ノアの箱船みたいに水が地球を覆い尽くしてリセットなんて言うのは困りますが。。
ボクの故郷の鬼怒川もダムなど出来る前は、ひとたび大雨が降るとそれこそ鬼が怒った川となり、大水が出て流域を一気に飲み込んでリセットしたのかもしれませんね。もしかすると昨年の鬼怒川の氾濫は、昔の水害に比べれば小さいのかもしれません。
母の話では、昔、大水が出たときは実家の近くの家の軒下まで水が来たとの事ですから、それはもう凄い氾濫だったと思います。そう言われて川の回りの地形をみると、あの山はもしかしたら大水で削られたあとなのじゃないかと疑うほどです。
とまあ、あれやこれやと考えるととりとめも無くなります。今度、時間がある時にその辺の歴史はじっくり調べて見たいところですね。
さて、秋に入り敬老の日を含め3連休と言う事もあり、今回は娘二人を連れて里帰りです。
一人なら道の混雑を避けるために早朝に出かけるところですが、今回はそうは行きません。
案の定、自宅を出たらもうすぐに渋滞です。ようやく実家に近づき、休憩がてら川をみましたが、水量は多めでライズはありません。
鬼怒川の渓流魚の遊漁期間は9/19までですから、もう今年の鬼怒川の釣りは完了ですね。
せめて最後にライズくらいはみたかったな。と思いながら実家に到着。さすがに渋滞の中の運転で少し疲れたので、ウトウトして、はっと気が付くと、17時過ぎです。
もしかするとイブニングタイムにはライズが有るかもしれないと思ったら目が覚めました。
川に行って流れをみるとライズは無いですね。下流の方をみているとすぐ近くで大物がライズ?みている方向では無かったので視界の片隅で確かにライズが有ったように思いました。
釣り支度はしていなかったので、慌てて車に戻り、釣り支度してもう一度川に戻ります。
さっきライズしたと思われる流れに毛鉤を送り込みますが、反応はありません。
もうだいぶ薄暗くなってきました。もしかすると岸際でライズするかもしれないと、岸際に目をやると少し下流の方で大物がライズしました。
ここからじゃ届かないと下流に移動するともう一度ライズ、慌てて毛鉤を送り込んだけどもうそれっきりライズしません。
それでも、もしかするとこっちに移動したか、と迷いつつ毛鉤を流してみましたが結局、見えなくなって終了です。

(ライズは見つけたが釣れません)

まあ、今日はここまで明日ももしかしたら釣り出来るかもしれないので終了です。翌日は朝からずっと雨です。結局、また台風が近づいているので鬼怒川での大ヤマメ狙いの釣りは、今年も終了ですね。

(翌日は雨でした。。道の駅シオヤで野菜の調達です)

早いものですね。春が来て、やっと解禁になったかと思ってもカゲロウのハッチの時期にはまだ早く、やっとカゲロウの時期がきたかと思えば、すぐにヒゲナガ、モンカゲ、いつの間にか夏が来てしばらく本流から離れて渓流に向かい、秋の本流ヤマメか源流のイワナ狙いかと迷っているうちに本流は禁漁となりました。
また、来年、いや来年こそは大ヤマメを! とまあ、毎年同じ事考えて鱒。。。

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秋の岩手釣行(台風の爪痕)(2016/9/9,10,11)

2016-09-13 | 釣り

今回は、9/10,11で岩手県の砂鉄川でJFFのミーティング(MTG)があるので、前日に遠野で釣りをして二泊三日で岩手に出かけました。

(水量は多いけどなんとか釣りになる遠野の川)

岩手までは片道500Km以上あり、一泊二日ではもったいないので、前泊して出かける事にしました。

岩手県って結構広いですね、MTGは南部の砂鉄川ですから、岩手県の北部の方に前泊では当日の移動が結構大変です。あれこれ考えて、今年は遠野に行っていないし、結局、比較的、MTGの会場にも近いので遠野に前泊する事にしました。
ところが、8月末に来た台風10号の影響で遠野も避難勧告が出ました。岩泉の方の被害がひどく遠野の報道はあまりされませんでしたが、小烏瀬川も氾濫したという情報です。
これは、遠野での釣りは無理かもしれないと思いましたが、その後は落ち着き大丈夫かもしれないと思っていました。ところが、ところがですね。今度は台風13号発生です。台風の勢力はたいした事は無いですが、雨雲を持って来て、8日から9日かけて結構な雨を降らせる様です。
9月9日当日は、深夜2時起床、3時前には出発です。

(夜が明け始めました)

途中、菅生PAで朝食を取り遠野に到着したのは、9時頃でした。いつものコンビニでお昼と入漁券を購入しましたが、コンビニのお姉さんに「昨夜、かなり雨は降りましたか」と聞くと、「それほどでも無かった」との事で、ちょっと期待が膨らみます。
しかし、猿ヶ石川の流れはかなり濁りがあり、ちょっと難しそうです。ひとまず小烏瀬川の方に行ってみて、愕然としました。水はだいぶ引いていましたが、かなりの水が出たようで流れは変わり、道路も一部決壊しています。

(氾濫した後が残る小烏瀬川)

川の近くの家も水に浸かってしまった家もあったようです。目指す支流も同様に濁流です。ひとまず猿ヶ石川本流のA支流の入り口まで行ってみましたが同じように濁りが強いので諦めました。こまりました、さらに上流の支流に向かいましたがやはり水が多く濁っています。

(上流の支流も水が多く濁っています)

さて今日はどうやら釣りは無理そうですね。半分あきらめ、まずは早池峰神社にお参りをしに行きました。
空を見上げると青空です。遠野は良いところだなと感じられる空間の一つですね。

(早池峰神社にお参り)

のんびりとさらに上流に向かってみると水量は多いけど濁りもそれほどではないので、釣りは出来そうです。

(なんとか釣りが出来そうな流れ)

早々に釣り支度をして川に降りて、少し緩くなった流れに毛鉤を送り込むと、イワナが出て来ましたがかかりませんでした。これは行けるかもしれないと水量は多いもののなんとか川もわたれるので釣り上がり、良いポイントで毛鉤にガッチリ掛かりました。結構、大きいイワナだと思って寄せてくると、ヤマメでした。
背中に手をやりネットを探しましたが、なんと、ランディングネットを持って来るのを忘れていました。なんとか岸際に寄せてご対面です。
27cmほどの綺麗な遠野のヤマメでした。
(良いヤマメが釣れました)

なんだか、この一匹で充分満足、遠野に来て良かったと思える瞬間です。
ネットが無いのは困るので、車にネットをとりに行って釣り再開、イワナを数匹釣り、ちょっと溜まった良い感じのポイントでヤマメが釣れて、釣り上がりは終了としました。どうやら水はだいぶ引いて来たようなので、もう少し下流に戻り釣りをする事にして移動です。

(イワナも釣れました)

途中で少しやってみましたが、釣れません。最後に、橋の下のポイントを覗いて終了にしようと行ってみると、ライズしています。みるだけで終わりにしようと思っていましたが、さすがにライズしていたので川に降りて狙ってみます。
24cmほどでしたが、綺麗なヤマメが釣れて、本日の釣りは気持ち良く終了としました。
思えばそのポイントは、12年前にはじめて遠野に来たときにライズしていた、29cmのヤマメを釣ったポイントですね。と考えるとさらに気分良く終了です。

(遠野のヤマメに癒やされます)

やはり、遠野は良いところです。
今夜の宿は遠野市内の旅館、福山荘です。昭和レトロな宿でなんだか良い感じです。中庭には、子猫が4匹、お母さん猫が1匹いました。宿の人に聞いたら、野良猫なんだけど可愛いのでいつもご飯をあげているので飼い猫みたいなものだそうです。そんな訳で野良猫ですがとても人慣れしていて可愛かったです。そう、宿には1匹、飼い猫もいましたけどね。

(レトロな感じの福山荘)

晩ご飯もそれなりに美味しくのんびりできました。
翌日がMTGの本番で、集合は、「京津畑交流館山がっこ」に10時です。
朝食の時間を聞くと、なんと朝6時から8時半の間だそうです。
この旅館には観光で来る人もいますが、沿岸の災害復興などの工事で来る人もいるので、朝は早いようですね。6人くらいはそれらしい人達がいました。

朝は6時に起きて6時半には朝食を食べ、宿を出発です。
途中に見える川は良い感じですが、とにかく水が多く釣りはちょっと無理そうです。
種山が原の「道の駅ぼらん」に立ち寄ると、そこは宮沢賢治のゆかりの地で、歌碑がありました。

(道の駅にあった宮沢賢治の歌碑)

種山が原を南に下っていくと集合場所はすぐです。早めについてしまったので、さらに下流に移動してまずは下見ですが、狙いの砂鉄川本流は濁りがひどくて釣りにはなりそうもありません。今日は支流での釣りになりそうですね。

(京津畑交流館やまがっこ)

集合場所に戻ると、程なくして今回、参加の2人もやって来て、幹事のO寺さんの車で、移動して釣りですが、入漁券を購入して本流筋の上流側の支流に移動です。
小さなヤマメが毛鉤に出て来ますが、なかなかかかりません。途中で民家の犬がしっぽを振りながら吠えますが、ゴールデンですね。なんとも親しげに吠えるので「おいで」と呼ぶとやって来て愛想を振りまきます。良い子良い子となでた後に、「ハウス」と言うと、家に帰って行きました。次の支流はもうちょっと下流側の支流ですが、最初の支流よりはちょっと大きめの流れです。ここでもイワナらしいのが毛鉤に出ましたが、かかりません。そのうち20cm弱のヤマメが釣れて、その川も移動し宿の方の川に向かいます。

(支流と言っても里川での釣り、舗装路を移動です)

ちょっとしたプールで流れをみていると、時々ライズがあるので狙ってみましたが、小さなヤマメが食いついてくるものの、大きなヤマメは釣れること無く、宿に戻り、宿の横の川で釣りしました。

(砂鉄川のヤマメ)

川をみていると地元のおじさんがやってきて、この川じゃ釣れないだろうと、ちょっとおしゃべりをして東京から来たんじゃ沢山釣れると良いねと、話をして今日の釣りは終了です。山間の谷にあるこの地域では日暮れはちょっと早めです。

(山間の里の日暮れは早い)

今夜の宿、「京津畑交流館やまがっこ」は、廃校になった小学校を利用して宿泊や体験が出来る地域の交流の拠点として平成23年7月オープンしたそうです。
意外に施設は綺麗で、温泉はないけど広めのユニットバスもあるのでお風呂には入れるし、トイレなども綺麗に掃除されているので、とても快適です。
併設というか中には、「京津畑やまあい工房」と言う食堂があり菓子、総菜などを近くのおばちゃん達が来て作って出してくれますが、一関の「道の駅かわさき」にも提供しています。そんな訳で、意外にも晩ご飯はとても豪華でおいしくて、お腹いっぱいです。

(夕食、サンマは気仙沼港に水揚げされたもの、このほかに鍋もあってお腹いっぱい)

夜の宴会も3人では広すぎる部屋でのんびり夜が更けていました。
朝は7時に目が覚め、8時の朝食です。朝食も量も多くてお腹が一杯になりました。

(朝食もたっぷり、生姜醤油のお餅も美味しい)

さて、今日の釣りですが、砂鉄川本流での大ヤマメを狙うつもりだったのですが、この濁りでは釣りは厳しそうですから、釣りはしないで真っ直ぐ帰る事にしました。
まだしばらく岩手を釣り歩くと言う、カッシーと地元のO寺さんと別れて途中、
「道の駅かわさき」に寄ってお土産と野菜を買って帰路につきました。

(道の駅かわさきは朝から大勢の客がいました) 

今回の岩手の釣りは厳しい状況でしたが、遠野ではなんとか釣りができて良いヤマメも釣れて満足ですね。本番のMTGは残念ながら砂鉄川の大ヤマメの挑戦は出来ませんでしたが、京津畑は良い所ですね。地元の人達の温かみが伝わり、山がっこはまた訪れたい所です。

 

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2016木曽のヤマトイワナ (2016/9/3,4)

2016-09-05 | 釣り

今回は久しぶりに中さんと木曽に釣りに行って来ました。

(最初に入った流れは眺めが良くて水が気持ち良い)

もう、8年も前になりますが、中さんを案内して木曽に釣りに行きましたがその時はヤマトイワナが良く釣れました。そんな事もあったので、突然でしたが、中さんからまた木曽に行きませんかとお誘いがありました。
そう言えば、2年前の御嶽山の噴火以来、なんとなく木曽方面には足が向きませんでしたが、良い機会なの出かける事にしました。
朝4時、中さんを迎えに行き、木曽に向かいます。台風が近づいていますが、土曜日は影響が無さそうですから期待は高まります。
目指すポイントに朝8時頃に到着すると、残念、先行者有りです。仕方がないので、さらに上流のポイントに向かうと、そこにも車が2台駐まっています。どうしたものかと思いましたが、ひとまずこの2台は上流に釣り上がっただろうからと、車をそこに駐めて、下流まで少し歩いて下ってそこから釣り上がる事にしました。午後になればきっと入りたかったポイントにも入れるだろうと思い、まずはこれまで入った事のない所に入ってみましました。
20分ほど林道を下り、川に降りると、まずは小さなイワナが毛鉤に食いつきますが、大きなイワナは出てきません。おそらくまだ時間が早いので10時くらいになればイワナも隠れ家から出てくるだろうと釣り上がりましたがすこぶる反応悪しです。

(綺麗な流れですが、反応はあまり無い)

11時を回ると少しイワナが出始め、2,3度、毛鉤にモワッと出ましたがかかりません。ちょっとしたプールが有り良く見ると魚影が見えます。こちら側に近づいて来てしまったその渓魚は、イワナでは無くアマゴでした。だいぶ上流まで、この地域でタナビラと呼ばれるアマゴがいるようです。
しばらく釣り上がると段々流れが細くなり、ついには水が無くなりました。伏流ですね。ちょっと水の無い河原を歩いて上流に行くと再び川に流れが戻り、小さなイワナの反応があります。
今日は天気も良く、ウエットウエーディングで水に入るのがとても気持ち良いです。
上流側の流れに目を向けると、流れの真ん中でゆらゆらとイワナが揺らめいているのが見えます。あまり大きくは無いですが透き通った水の流れに少し段が出来て低くなった下流から見るその影はとても綺麗です。あのイワナは、絶対に釣りたい、そう、強く心に感じます。もしバラしてしまったら、そうとう悔しい思いをするだろうな、などと言う考えが頭の隅によぎると余計緊張しますから、そんな事は考えず、それでも慎重に揺らめくイワナの1mほど先に毛鉤を送り込みます。ちょっと満足行く場所ではないけど、様子を見ると、イワナがすーっと寄ってきて毛鉤を補食しました。慌てずゆっくり合わせを入れると、イワナは慌てて走り出します。
22,3cmのイワナでしたが、良く引くとても綺麗なヤマトイワナでした。

(綺麗なヤマトイワナが釣れます)

毛鉤をそっと外し、写真を撮ろうとするとそのイワナは素早くネットから飛び出し逃げて行きました。写真を撮ることは出来ませんでしたが、なんとも満ち足りた気分です。
時間も良い時間になって来た事もあり、その後もヤマトイワナが釣れ、車を駐めた退渓点の近くでは、タナビラが釣れました。

(アマゴ、、もしかして今年初アマゴかも。。)

川から上がって12時も回ったので朝、入りたかったポイントに入ろうと移動です。
ここで、ちょっと考えて車で移動すれば良かったのですが、結局、この場所に戻ってくるので、2Km位だからと思い歩いて行く事にしました。
目指すポイントの入り口近くまで来て、ふと思いました。
中さん、もし、別の車が駐まっていたらどうしましょう。。戻るしかないよね。。
で、案の定、別の車が駐まっていました。。
ちょっと諦め切れないので、川まで行って、お昼を食べてちょっとやってみましたがやはり次の車は、入ったばかりのようで反応がありません。結局、また、降りて来た林道をてくてくと2人で戻りました。

(川に入ったけど、やっぱり反応無く諦めました)

中さん、これってさ、やっぱり最初に歩いたときより、3倍きついよね。降りる時はこれから釣りするんだと言う気持ちだから良いけど、今は釣り出来ないで戻る寂しい気持ちだし、なって言っても、登りだからね。なんて冗談を言いながら、なるべく明るく笑いながら歩きました。
さてさて、どうしたものか。そんな時の考えは裏目裏目に出るものです。
そのまま、午前の部の退渓点から釣り上がろうか、別の場所に移動しようかと言う所、別の場所に移動したのは良いけれど、だいぶ昔に行ったその場所は、谷が深く、入退渓が厳しい事をすっかり忘れていました。
それでも折角来たのだからと、苦労して川に降りて毛鉤を流したけど、全く生命反応無しです。釣れそうな気配がないのでちょっと早めだけど、今日の釣りは終了にしましょうと言う事になりました。今度は川から上がるのに急斜面をよじ登り、やっと林道に出て車に戻りましたが、さすがにかなりハードだったので、足がつりました。

(苦労しておりたけど、反応無し)

まだ時間も早めだから、宿の近くの温泉に行きましょうと言う事で移動です。
ちょっと曇ってきてしまったので、温泉やまゆり荘の露天風呂からは御嶽山は見えませんでしたが、のんびりと温泉に浸かり、だいぶ足の疲れは取れたみたいです。
6時には、今夜の宿、Jハウスに到着です。晩ご飯は、19時でお願いしていましたが、早くついてしまったので、18時半から晩ご飯にしてもらい、ビールとワインで乾杯です。

(乾杯!です。ボクは生ビール小、中さんはアルコールが濃いワイン)

木曽も久しぶりでしたが、Jハウスにお世話になったのは、11年ぶりですね。昔と変わらず、美味しい晩ご飯でお腹を満たしました。

(美味しい食事、特にイワナのアーモンド揚げ、コーンポタージュは最高)

明日はやはり台風の影響で天気が心配、午前中勝負かなと言う感じです。でも夕方から降り始めた雨は、9時頃にはすっかり止み、外に出てみると、雲も無く、満点の星空でした。もしかすると明日も天気は大丈夫かもしれませんね。

(快晴の朝)

朝は、7時には起床です。前の日ちょっと寝不足でしたが、疲れもありぐっすり寝たおかげで、すっきり目が覚めました。今日も快晴です。
朝食をゆっくり食べた後は、釣りに向かいます。
前日に宿にお願いしておいた、開田のトウモロコシを受け取り、近くの川で釣りです。

(苔むした流れは涼しくてなんとも幻想的です)

先行者はいませんでしたが、小さなヤマトイワナはつれたけど、大きなヤマトイワナはバラシまくりでした。
心配した雨は無く、12時前には川から上がりましたが、以前あった、川から出る釣り人の道がなくなっていて、ひどい藪こぎをしてやっと道に出られました。
帰りは、宿でもらった2000円のお買い物券があるので、彩菜館でお土産とちょっとした野菜を購入し、焼きトウモロコシを食べ、そば屋さんに向かいます。

(開田のトウモロコシはやっぱり旨い!)

国道沿いのくるまやでお蕎麦を食べましたが、ここでもお買い物券がつかえるので、とてもお得でした。
蕎麦を食べ終わって店からでると、なんと、遠野でいつも一緒になる、新婚のTくん夫妻と遭遇です。中さんとも当然か顔見知りなので、偶然にしてはできすぎた木曽の旅でした。
帰りの中央道は、事故やらなにやら予想以上にひどい渋滞だったのは余計でしたがね。
 
(雄大な御嶽山、自然の力を思い知らされた)

2014年9月27日、多くの方が亡くなられた御嶽山の噴火から、もうすぐ2年が経ちます。
なんとなく行きづらかった木曽ですが、やはり災害以来、観光客も減り災害の復興は進んでも、地元の経済の復興はこれからなのだと感じます。
木曽は本当に良いところです、景色は良いし食べ物もおしい、なんと言っても蕎麦は旨いし、とにかく開田のトウモロコシは最高に美味しいです。
今回は、釣りの方はあまりぱっとしませんが、綺麗なヤマトイワナに癒やされ、天気にも恵まれ、中さんと2人で良い旅が出来ました。

 

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台風の後は惨敗の釣り(2016/8/17)

2016-09-05 | 釣り

台風が過ぎたら良い天気になったので川治のC&Rに行ってみたけど、惨敗でした。

(天気が良過ぎてライズ無し)


お盆が明けたら、奥会津に行こうと思っていましたが、朝には台風が来る予報だったので釣りは諦め、夜更かししてのんびり寝る事にしました。
朝、遅めに起きると台風は過ぎ、昨夜も雨風もそれほどでも無かったのでだいぶそれた様です。これは、釣りは大丈夫だな、でも今から奥会津はちょっと遅過ぎるな。しかたない、川治のC&Rに行ってみるかと出かけました。行く途中、まだ昼前なのになぜか反対側の車が多く渋滞しています。お盆の休み明けのUターンですかね。
12時前には到着し川を見るとやはり少し濁りがありますが、大丈夫そうなので、ちょっとやって駄目だったら、別な所に移動しようと、長靴も履かずにサンダルのまま釣りをはじめました。太陽が眩しくちょっと汗ばむ暑さですから、当然、ライズはありません。流れのあるところに毛鉤を流してみると、かからなかったけど2度ほど反応があったので、そのまま釣り上がってみました。ゆっくり時間をかけて狙ってみましが、結局、反応もなく、ヤマメも見えませんでした。

(上流は反応無し)

どうも下のプールにしかヤマメは居ないのかもしれませんね。下のプールには一人入っていますが、戻ってみると、流れのある上流の方ではライズがありませんが、流れの無い下の方で、たまにライズが有り、それを狙っているようです。

(狙いは下か。。流れ込みはライズ無し)

さーーっと雨が降り出すと、下流の釣り人が上がり、少しすると雨も小降りになったので、下流のライズを狙ってみましたが、これが、毛鉤には出ません。かかりませんでしたが、毛鉤を引いてくるタイミングで毛鉤に反応したので、やはり動いている虫しか食べないようです。

(もっとライズがないと、、、)

水面をみると浮いたヤマメがクルージングしてライズしているので、一カ所にとどまってライズしているわけではないですね。結局、パターンがつかめず、惨敗ですね。
5月には、巨大ヤマメが釣れましたが、今回はちょっと悔しい思いをしましたので、また、作戦を練り直しです。

 

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