きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

南会津、点と線の釣り(2012/06/16,17)

2012-06-18 | 釣り

所属する釣りクラブ(JFF)の南会津MTG(ミーティング)にどうにか参加してきました。

061602 (よく釣れた流れ)

「どうにか」と言うのは、実は体調不良で日曜から寝込み木曜日まで会社を休んでしまい、なんとか金曜は出勤し、土曜日は病み上がり状態で出かけたのでした。
まあ、天気予報では雨ですし、体力的に釣りができなくとも、MTGには参加したいですからね。
土曜の朝はちょっと早起き程度で出発し、栃木の実家で一休みして、南会津の宿「やまゆきかわゆき」には11時頃に到着しました。
当然、クラブの仲間たちは、すでに釣りに向かっているので、宿のオーナーにみんなが向かった場所、釣りのポイント、そして重要なお昼のそば屋さん情報をコーヒーをごちそうになりながら聞いてから出かけました。

061608 (いせやさんの美味しいソバ)

心配だった雨は降っていませんが、まずは腹ごしらえ。お勧めの「いせや」で盛りそばを注文です。お店のおじさんに「釣りかい?」と聞かれ、そうですよと答えると、「まったく、参ったねぇセシウムには。。」ってことで、やっぱり、お客は少ないし、大変な様です。美味しいおそばで、お腹を満たし、さて、どうしたものか・・正直、体がだるいので、よし釣りするぞと言う気分ではないのですが、川の様子もみたいですから、そば屋さんから一番近い仲間が釣りをしている場所に向かいました。仲間の車はすぐ発見できましたが、川と道がちょっと離れているので、仲間を見つけることはできないでしょうが、ひとまず釣り支度をして川におりてみることにしました。
堰堤のちょっと下で、幸先良くイワナが釣れましたが、堰堤下は反応無し、堰堤上に出ると、結構良いイワナがクルージングしているのが見えましたが、降りていくときに、目が合ってしまい、逃げられてしまいました。

061601 (堰堤下)

少しだけ釣り上がり、車まで戻るとすれ違いだったようで、仲間の車はいなくなっていました。
ひとまず上流に車で移動して、すぐに川に入れるところに車を止めて探ってみました。
毛鉤への反応がありませんので、あのポイントで反応がなければ釣りはお仕舞いにして宿でのんびりしようと思ったところ、ちびイワナが反応したので、釣り上がっていくと、結構、いいサイズのイワナが釣れました。
26cmほどですが、写真をとる前に逃げられました。
そのとき、すぐそばで犬の鳴き声の様な音が聞こえたので、かなり驚きましたが、カエルの鳴き声ですね。
その後も、イワナの反応がよく、24,5cmくらいのイワナがよく釣れ、結構大きなイワナには逃げられてしましたが、きっと尺イワナが釣れるかもしれないなんて期待から、やめられずに釣り上がります。
「病み上がりで、体力的にはもう、かなりきついはず。。もう沢山釣ったから十分満足しただろ。全くもって、釣り人言うのはつくづく貪欲だな。」と、つぶやくもう一人の自分がそこにいたのでした。
合わせ切れをしたあと、やっと尺と思われるイワナをネットに納めましたが、残念、尺にはちょっと欠けています。でも、もう満足、このイワナを最後に川から上がりました。

061603 (泣き尺イワナ)

さすがに帰りの足取りは、かなりふらつきました。
宿に着くと、お酒好きの仲間3人はすっかりビールを飲んでできあがっていました。
晩ご飯の時間になり、今まで体調が悪くて食欲があまりなかったのが嘘のようにお腹がすいて、ご飯を2杯も食べ、料理の山菜も美味しくて、残さず、全部食べてしまいました。

061604 (美味しい晩ご飯)

JFF会員でないご夫婦も一緒でしたが、もうすっかりJFFのMTGに参加状態で、うるさい奴らで嫌われないかとの心配をよそに、是非入会したいと言ってもらえて、安堵するのでした。
食事が終わっても宴会モードでお酒が進むなか、やはりJFF会員では無いですが、綺麗な女性が1人で遅れて宿に到着しました。おじさんたち、もうすっかりご機嫌です。
11時過ぎ頃まで宴会は続き就寝です。

翌朝は、7時過ぎに、雨の音で目が覚め、雨の中の釣りはめげるな、今日の釣りはやめだな、昨日、沢山釣ったから、今日はのんびりするか、なんて思っての目覚めでした。
朝食が終わり、外を見ると雨はすっかり上がっています。
早々、年券を購入して釣りの準備です。

061609 (やまゆきかわゆきのアイドル犬)

「昨日満足したから、今日の釣りはもういいやってさっき言っていたじゃないか。。」と、もう一人の自分が呆れ返っています。
ペンションのアイドル犬、ヨーヨーと遊んでから、それぞれ、川に向かっていきます。
ボクは、ずっとその名前から行ってみたいと思っていた渓に向かいました。
教えてもらったポイントに行くと、すでに車が止まっていて目指す支流に入ることができませんでしたので、本流筋で釣りしてみました。幸先良く、イワナが釣れましたが、その後は、全く反応がありませんので、場所を変えることにしました。流れは綺麗ないい感じですが、どうも、底石が砂で埋まってイワナの良い隠れ場所が少ない様です。

061605 (綺麗な流れ)

上流に移動し堰堤があったので堰堤下を見てみるとイワナがいるのが見えます。堰堤下に降りるのはちょっと面倒でしたが、降りて一息、毛鉤を送り込むと、イワナがちょいちょいと毛鉤をつついただけで、逃げて行ってしまいました。
「えっ、もしかして、今ので、おしまい?なに、それ、苦労して降りてきたのに、それだけ?」って、もう一人の自分がぼやきました。
あきらめて、また堰堤の上に戻り堰堤下をみると、イワナがちゃんといます。しかも、今度は2匹です。まあ、そっとしておいて堰堤の上流で釣りです。
堰堤上の流れはフラットなチャラ瀬が続きますが、小さな深みに毛鉤を送り込むとイワナが掛かりました。小さいイワナですぐに外れてしまいましたが、ここから先は良いかもしれないと言う予感です。
慎重に釣り上がり、ちょっとしたプールの流れ出しの開きをみるとイワナが居るのが確認できます。

061607 (こんな流れも)

点と線の釣り。頭にそんな言葉が浮かびました。イワナの釣りはどちらかと言うと点の釣り、ピンポイントでイワナが隠れている岩の間を狙って釣りすることが多いですが、今日は開きに出て流下する虫を補食していますから、線の釣りです。近づきすぎれば気づかれて逃げられる、毛鉤を落とすポイント、毛鉤が流れるルート、そしてラインはけしてイワナにみられないように流さなきゃだめだ。そんなことを考えながら狙って行きます。多少不自然さを残したまま流れる毛鉤にイワナが反応するものの、食いそびれたり、ちょっとつついてさっと逃げていったりと、イワナとのやりとりが楽しい時間です。ちょっと離れて下流からみるイワナの揺らめきは、さほど大きく無い様に思えますが、掛かると意外に引き、25cmくらいあったりします。

061606
(いいサイズのイワナ)

時々日が差して川面を照らし偏向レンズをつけたり外したり、聞こえてくる音は、川のせせらぎと山春ゼミの甲高い呼び声、時々吹いてくる風が木の枝を揺らす優しい音、そしてあの蛙の声ですが、ボクにとっては何とも満ち足りた時空間でした。
2時になったので、川から這い上がり、車まで戻って、もう一度、堰堤の下をのぞいてみるとイワナは居なくなっていました。「さて、帰るかな」、誰に言うでもなく、そうつぶやいて川を後にしました。
体調が悪くて参加できないかと思っていた、南会津MTG、綺麗な山と木々の中を流れる渓で綺麗なイワナに癒やされ、美味しいお蕎麦や、宿の美味しい山菜などの料理、そして仲間たちの笑顔のおかげで、すっかり元気になって帰ってきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮城のイワナとデカニジ(2012/5/25-27)

2012-06-02 | 釣り

新緑の良い季節、所属する釣りクラブ(JFF)の宮城MTG(ミーティング)に5/25-27で参加してきました。

052511_2 (MTG最終日、荒雄の朝の景色)

今回は、遠野の仲間でもある中さんと一緒に出かける事になりました。
朝3時に出かけたというのに首都高で渋滞にはまりましたが、国見パーキングで、WildCatさん、カッシーと会って、MTG前に4人で、宮城の川に行くことになりました。
2手に別れましたが、ボクと中さんの方では、そこそこイワナの反応があったものの、WildCatさんとカッシーの入った場所では、先行者が入ったあとなのか、反応が無かったそうです。

052501 (宮城の川の流れ)

4人で釣り上がって行き、堰堤上の溜まりを交代で狙いましたが、カッシーはチビイワナを釣り、中さんはバラし、ボクとWildCatさんの2人はなんと合わせ切れしてしまいました。
4人でわいわい釣りするのも面白いものです。
場所を換え、上流部に車で移動し、また2手に別れて釣りです。
川に降りると 結構大き目のプールで、毛鉤を下流側に流してみると、尺はありそうなイワナが毛鉤を追って来ましたが、流れにひかれ不自然に流れだした毛鉤をちょっとつついて、大きなイワナは、下流に泳いで行ってしまいました。かなり、勿体ない事をしました。
その後は、イワナの反応もまずまずで、25cm位のイワナが沢山釣れて、満足でした。

052502 (宮城のイワナ)

約束の時間が近くなると、小雨がぱらつき、中さんと川から上がると、下流に移動した2人はすでに、車に戻っており、またしても全然ダメだったとの事でした。どうも、またしても先に誰か入った場所だったようです。
MTGの前夜祭をやる山形のキャンプ場までは、100Kmくらいありますので、のんびり移動ですが、心配していた雨が本降りになってきました。今日のイブニングの釣りは無理ということでキャンプ場側の温泉に入ってから、キャンプ場にいきましが、まだ誰も来ていません。それに、なんだか、今夜は止みそうも無い雨です。テントを張るのはちょっと厳しいので、側にある素泊まりの宿に泊めてらう事にして、夜の宴会の買い出しにでかけました。

052503 (夜の宴会)

夜の食事は、各自作って、お裾分けスタイルですが、そんな場合、必ずメイン料理が沢山できあがるのがJFFの常ですから、ボクはあまり誰も作らないであろうものを作る事にしています。そんな訳で、今夜のボクの料理は、コールスローサラダです。

052504 (レジ袋でコールスローサラダ)

大きなボールはありませんので、レジ袋をボール代わりにして、キャベツまるまる1個を刻んで、サラダをレジ袋一杯作りましたが、結構、好評でした。10名ほどあつまり、仲間が作った、食事でお腹を満たして、門限10時の宿でゆっくり就寝です。

052505 (翌朝は天気回復)

翌朝、雨は上がって釣り日和、MTGの集合場所、宮城県荒雄のペンションに集合です。とは、言ってもさすがにみなさん、釣りの方が優先度高いので、直接釣り場に向かった人が殆どでした。でも、ペンションのオーナーに、付近の川の情報を聞いてから、釣りに向かうのが一番なのですね。
そんな訳で、情報を入手し、まずは本流のポイントに向かいました。
教えてもらったデカニジの溜まっているポイントはライズはないのでつり上がり、イワナがようやく釣れました。

052506 (荒雄川の流れ)

仲間から、上流のポイントではライズがあるとの情報を受け、行ってみると確かにライズしていますが、チビ、でも、良い感じのニジマスのライズもあり、狙ってみました。
一度、毛鉤にでたものの、掛かりません。そうなると、ちょっとムキになってしまうものですね。毛鉤を小さな毛鉤に変えてやっと掛かったと思ったら、ニジマスでない、魚を釣ってしまいました。
そんな落ちがついたところで、お昼を食べに行く事になり、荒雄では仲間が良く行く、金ちゃん食堂でお昼ご飯です。お勧めは、カツカレーと言うのは仲間内の事だけで、この店のおすすめは、カツ丼ですからカツ丼を食べて、元気はつらつです。
午後は、4人でおすすめの支流のイワナ狙に出かけました。

052507 (支流の流れ)

支流の入り口には、車が1台駐まっていましたが、仙道を歩いて上流に向かい、堰堤区間事に別れて釣りですが、ボクは、一番下のポイントを釣ることにしました。
川に入って、流れを見るとちょっとチャラ瀬続きで、ポイントが殆どありません。はたしてイワナは居るのかと、思いましたが、ポイントに近づくとイワナが逃げて行きました。どうやら、イワナは居そうですが、ポイントはかなり少ないです。隠れる岩があるちょっとした深みに毛鉤を送り込むと、25cm程のイワナが釣れました。堰堤手前で良いイワナが釣れましたが、堰堤下は流木が覆っていて、ポイントは潰れています。脇のちょっとした弛みに毛鉤を送り込み、イワナ2匹釣って終了です。

052508

(支流のイワナ)


すぐ上流に入った2人が戻ってきたので、一緒に、車まで戻りましたが、どうも、2人は、全然反応が無かったそうです。どうやら、先に車を止めていた釣り人が入ったばかりだった様ですね。
その先に入った仲間が戻って来たところ、3つめまではダメだったそうで、その先に入った仲間を追い越してその先の堰堤区間でやっとイワナを釣ったそうです。
イブニングタイム、デカニジ狙いに本流に戻り、ライズ探しですが、なかなかライズしません。地元の仲間の話では、本流筋の横の浅い流れに、デカニジが溜まるそうです。
先にいたフライフィッシャーの上流に移動して本流筋に毛鉤を流すとデカニジが毛鉤にかぶりつきましたが、何度か走られて毛鉤がはずれてしまいました。先にいたフライフィッシャーの下流側の浅い流れにいた地元の仲間の様子を見ていたら、本当に、浅い流れでデカニジを2匹釣りあげていました。ボクもそのポイントに移動して、デカニジを釣りました。先にいたフライフィッシャーは、相変わらず同じ場所でキャストをしていますが、どうも、その人の前方だけで、ライズがあります。
ちょっと日が傾き出すと、その人のすぐ下でもライズが始まり、下流にいたボクの側でもライズしたので、毛鉤を送り込むと、毛鉤に出たもののバラしですが、ライズが盛んになり、1匹、デカニジを釣りあげ、もう、夕食の時間になるので、そこで終了です。

052509 (荒雄のデカニジ)

イブニングの釣りを楽しんで、宿の夕食、MTGの宴会開始ぎりぎりに到着し、宴会突入です。
宴会中に外に出てみたら、奇麗な星空に流れ星が見えました。

052510 (宴会中の窓辺)

翌朝は、6時に目が覚め、外を散歩、高原の朝は気持ちが良い物です。
朝食を食べた後は、解散、それぞれ釣り場に向かって行き、ボクは、本流のデカニジ狙いです。
昨日、デカニジが溜まっていたと言うポイントに行きましたが、ライズはありません。ちょっと上流側でライズがあり、良い感じで毛鉤に出たものの、フッキングしませんでした。そのすぐ下流側でもライズを見つけましたが、対岸の岸すれすれのライズで、なかなか届きません。ちょっと下流からウェーディングして、やっと毛鉤を送り込むことができましたが、またも毛鉤に出たもののかかりませんでした。

052512 (良い天気でした)

下流の魚が溜まっている場所で、仲間3人がライズ狙いをしていたので、ボクもそちらに移動して様子を見ていると、さっきの上流側でまたライズしています。
もう一度狙いに行ってやっとデカニジを釣りあげる事ができました。
下流側にまた戻り流れを見てみると。デカニジが沢山いるのが見えます。ボクも毛鉤を送り込むと、毛鉤に食いつき、ヒットです。
なんだか元気なニジマスで、大きくジャンプ、何とかこらえましたが、次のジャンプで毛鉤がはずれてしまいました。
お昼の時間になったので、釣りはお仕舞いにしてまた、みんなで金ちゃん食堂に食べに行くことにしました。ボクは、東北復興支援のため、一番高いメニュー、鰻丼を注文しました。高いといっても、950円で、このお店は安くておいしいですね。
今回の宮城MTGは、雨もありましたが、よい天気に恵まれ、釣りの方も沢山釣れたので、大満足ですが、それよりも楽しい仲間とわいわいと一緒に過ごす休日は本当に楽しいものです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする