紅葉の屈斜路湖の釣りにあこがれて所属する釣りクラブ(JFF)の秋の北海道MTGに参加しました。
(紅葉が綺麗な景色)
釣りの荷物は、先に宅急便で送って、羽田から釧路にひとっ飛びです。
しかしなんと、リュックに、ツールナイフをいれっぱなしでいたのが、セキュリティーでみつかり、預け荷物になりました。
10時半には釧路着、Oっちも一緒なので、レンタカーで北海道の景色を堪能しながら一路、宿に向かいます。途中、エゾシカとキタキツネに遭遇、北海道ですね。
そして、宿に到着すると、珍しい女性(Sさん)に遭遇です。鮭を釣りに北海道に1人できて、フライフィッシングがしたいので、釧路で道具一式を購入し、前日は川でアメマスを釣ったけど、今日は屈斜路湖で釣りがしたので、この宿に来たそうです。では、ご一緒にと言うことになりました。
(屈斜路湖畔の道)
紅葉し始めた屈斜路湖沿いの道は、なんとも綺麗。北側の林道から湖に出ると、岸際には魚が居るようにですが、ニジマスではなくヒメマスなのだそうです。車を止めると、山側にはエゾリスがいて、北海道を感じます。
湖面にはライズがありますが、毛鉤を浮かべるとウグイしか釣れませんでした。風がでてくると、静かだった湖面は、波だって、まるで渚の様でした。
寒くなったので、退散してホテルの温泉に行ってあったまりましたが、ホテルのおじさんの話では、奥の方に、大きな露天風呂があり、そっちがお勧め、男湯女湯は分かれているとの事、明日は、そっちですね。
宿には、JFFの仲間があつまり、美味しい食事とお酒で、会話も弾みます。
翌朝、目を覚ますと良い天気、と思った途端にサーっと雨が降り、ニジが出ました。これは、ニジマスが釣れるかも、と思いましたが、北西には黒い雲です。風も出て来たので、今日は、Oっちと、Sさん3人で、東の方の川に行ってみました。
(飛んで行く白鳥)
バイカモの流れから釣れたのは、小さめのヤマメばかりでしたが、時々、遡上してきた鮭に驚かされます。川底をみるとすでに朽ち果てた鮭の死骸もあり、はるばる海を上りここまで来た鮭の邪魔はするまいと思うのです。
(バイカモの綺麗な流れ)
昼近くになると、風が止み、日が射すと水面にはコカゲロウのハッチが頻繁になり、それに合わせてライズする魚も出てきますが、みな小さな魚ばかりです。
お昼を食べた後、下流に移動してみましが、小さめのイワナ、オショロコマしか釣れませんでした。
川から上がって牧草地を抜け、まっすぐな道を車まで戻ります。
天気はすっかり良くなってきたので、夕暮れ間近な湖に向かいましたが、穏やかな湖面でのライズはうぐいばかりでした。
帰りの温泉は、大きな露天風呂、男湯と女湯の入り口は分かれていますが、ほぼ混浴、、、Sさんは断念して内湯に行きました。星空の露天風呂はなかなかですが、お湯がぬるめで寒くなってしまったかな。
晩ご飯は、厚岸のカキづくしで、生カキ、カキフライを沢山食べて大満足、楽しい晩餐の時間を過ごしました。
翌朝は、雲一つ無い晴天、マナス2℃の氷点下の朝で、外は霜で真っ白でした。
(氷点下の朝)
朝食を済ませ、湖の北側の流れ出しに行くと、ニジマスらしいライズは無く、うぐいばかりです。流れ出しに、エッグフライを送り込みましたが、アメマスは釣れません。時々、ヒメマスがジャンプします。しばらくドライフライで釣りをしましたが、ニジマスは居ないようです。
天気は良く、湖岸の木々が紅葉し始め、湖面に映ってそれは見事な景色です。ニジマスが釣れなくても、こんな景色の中で釣りができると言うことは本当に素晴らしい事だと思えるひとときです。これでニジマスがライズして釣ることができれば、言うこと無しなんですけどね。昼過ぎには、近くで釣りをしている、3人に合流しました。
(ため息が出るくらい綺麗)
もっちゃんは、ニジマスをかけたけど、すんでの所でばらしたそうです。
今日は、釧路のフレンチレストラン、ガストーラで貸し切り宴会ですから、そろそろ移動です。釧路までは、2時間近くかかりますからね。
途中でタンチョヅルを見ました。
(今夜の晩餐のメイン、羊のロースト)
ガストーラでの美味しい食事で会話も弾みますが、ちょっとリッチにワインとフレンチの晩餐で静かな夜が過ぎて行きます。
翌日は、Oっちを、中標津空港まで送るので、朝食の後、途中の川で釣りです。
1時間ほど車で移動し、歩いて川に出ましたが、チョークストリームで深さはそれほどでも無いけれど、深くなって居るところもあり、油断すると、水没ですね。
(静かな流れに大物が潜むはずだが。。)
いかにも大物が居そうな流れだったけど、結局釣れたのは、20cmほどのニジマスでした。この川はかなり蛇行しているので、釣り上がって行くと方向が解らなくなるので、注意ですね。帰りは川沿いのケモノ道を歩き通すのはちょっと厳しかったので、川を歩いて、入渓ポイントまで、戻ってきました。釣り上がったので下りは楽でした。
12時過ぎには空港まで送り、空港のレストランで、いくら丼を食べたけど、ほんとに旨かった。
(美味しかったいくら丼)
今度は1時間半ほどかけて、湖に向かいましたが、湖は風が出ていて、波立っており、結局、湖を1周して、宿に戻ってきました。
宿の横には、エゾモモンガの巣があるので、暗くなるまで、見張って居ましたが、とうとう、エゾモモンガには会うことができませんでした。でも、鳴き声は聞くことができました。
今夜の晩ご飯は、豪華な毛ガニとイカの沖漬け、そしてししゃもの天ぷらですが、毛ガニとイカが旨いのは当たり前ですが、ししゃもの天ぷらの美味さに、驚きました。
翌朝は、雨と風の音で目が覚めました。
最終日、今日は、完璧に釣りは無理ですね。
どうしたものかと考えましたが、この雨では、観光も無理難しけど、ちょっと回り道をしながら空港まで向かう事にして、ひとまずお世話になった宿を後にしました。摩周湖、阿寒湖を回って釧路の市場にでも行こうと思いましたが、摩周湖の方向は、雲の中。。雲の中では何も見えないですから、阿寒湖を目指しました。阿寒湖に付くと、雨は、さらに強くなり、車から出るのも、ままならない感じです。
なんとか、滝見の橋から写真を数枚とり、釧路に向かいました。
時間もあるので、和商市場で、お昼にお寿司を食べ、お土産を買ってお仕舞いです。空港に向かいました。
(釧路和商市場)
そうそう、和商市場で買った、釧路和商市場ししゃもの磯焼きは、かなり旨いです。和商にいったら、絶対、買った方が良いですね。安いし。
空港で、しばらくのんびりして、自宅には20時半には到着ですから、道東は意外に近いかもしれません。
今回は、初めて北海道で釣りをしましたが、綺麗な紅葉の景色を見ながらの釣りは最高です。でも、ニジマスを釣る事ができなかったので、今度は、来年の春にリベンジします。
飛行機&レンタカーだと、北海道って案外、近いのかもしれませんからね。