4/14,15、昨年は震災の影響で実施しなかった、故郷の川で行われる所属する釣りクラブ(JFF)のミーティング(MTG)に参加してきました。
ボクの故郷は栃木県の北部にありますが、放射能の影響で川の解禁が遅れ、一部のみ4/7から解禁となりました。キャッチ&リリースで全面解禁でも良いではないか、などとも思いますが、気持ちはもっと複雑です。
故郷の川は実家から歩いてすぐの所にあり、ボクにとって川は、子供の頃、二十数年前に他界した祖父と一緒に魚採りをしたり、春になると河原に咲く花を採りにいったり、夏は一日中川で泳いだりと、とにかく思い出が沢山ある場所なのです。その川に住む魚や生き物たちが原発事故の影響を受けているのですから、釣りできないと言う事より、なにか複雑な思いがこみ上げて来ます。それでも、釣りが好きだし、くよくよ考えても何も進みませんから、実家に帰るついでに、MTGに参加してきました。(MTGのついでに実家、かもしれませんが。。)
久しぶりの故郷の川での釣りですが、当日は一日雨です。実家で朝ご飯を食べ、年券を購入してから、MTG会場に行き、まずは、雨の中でも大丈夫なようにタープの設営です。
タープの設営が終わると、すでに下流で、クラブのメンバーがこんな雨の中でもヤマメを釣ったとの連絡があり、早々に向かいました。
到着すると、すでにライズは下火なので、休憩すると言う仲間を見送り、一人、川に残り、ライズ待ちです。昼過ぎななると、またぽつりぽつりとライズがはじまり、毛鉤を送り込むと反応するもののかかりません。小さめの毛鉤に変え、やっとヤマメとご対面です。
ちょうど休んでいた仲間が戻り、「おっ釣れたね。そんじゃ」って、事で、またみんなと一緒にライズ狙いですが、どうも、午前中にたっぷり教育した仲間がいる様で、毛鉤に出るものの、かかりません。
少し上流側に移動してライズを狙うと、いきなり合わせ切れしてしまいました。まだライズがあったので、少し下流にいたyabechさんを呼ぶと、yabechさんもhヤマメを釣り上げました。
夕方になり、MTG会場に引き返して、宴会突入です。
今年も二十数名の仲間が参加し、地元メンバーなどが用意してくれた、餃子と軍鶏鍋、パエリアなどで晩餐です。
お酒も進み、火を囲みながら楽しい会話の中、夜が更けて行きます。雨はすっかり止み、明日は良い天気になりそうですね。
朝、6時に目が覚めると、快晴、山の上の方は雪だったようで、白くなり、山の下の霧がなんとも良い感じでした。
朝食の後は、恒例の蹄鉄投げ大会です。
今年は、20回目ですが、全回無欠席のメンバーが新しい盾を作ってきてくれたので、優勝、準優勝、3位までの人に盾が渡される事になり、みんな張り切りましたが、優勝はただ一人、リンガー(ステーク(杭)にかかる)を取った、スーさんとなりました。
競技が終わり、MTGはひとまずお開きになり、また釣りに向かいます。
yabechさんと、前日のポイントに行くと、地元のフライフィッシャーが1人いたので、挨拶して、少し話しをしましたが、しばらくはライズ待ちですねと言う事でしたので、ちょっと下流側でライズ待ちです。今日は快晴の天気ですからライズする気配が無く、釣りの方は厳しいかもしれませんが、ライズ待ちにはぽかぽか陽気で良い感じです。
すぐに他の仲間、数名もやってきて、一緒にライズ待ち、時々単発のライズがあるので狙ってみますが、反応無しです。
一度、ライズしたので毛鉤を送り込もうとすると川面に陰が流れて行くと思ったら、上空にいたトンビが急降下して、ヤマメをさらって行きました。ヤマメを狙っているのは、釣り人だけじゃないのですね。
お昼近い時間になり、一緒にいたyabechさんしょーちゃんが、先に帰ると言う事でいなくなると、目の前でライズ、今度は、フッキングしてヤマメとご対面です。
その後、少しライズが増えたので、狙って毛鉤を送り込みますが、どうも毛鉤に出るもののフッキングせず、結局、17時頃には寒くて、終了としました。
翌日4/16はボクの誕生日なので、会社はお休みをもらい、釣りをしようと思っていましたが、実家の畑仕事もあったので、釣りはせず、畑仕事の後は、実家の周りの花の写真を撮ったりして、のんびり過ごしました。
やっと春がやって来た故郷の川で、楽しい時間を仲間と一緒に過ごせて本当に良かったです。まだ、本当の故郷の川は、解禁となっていませんが、それでも一部は解禁となったので、今年は今まで以上に里帰りをしたいと思っています。