今回の旅は、「中国・貴州省の少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」
と言われています。棚田があるかな?
ここは貴州省・黎平県・肇興郷です。
肇興郷は街の中央を川が流れているため、両岸を繋ぐ橋がいくつかあります。
そのうち屋根がついている木造建築のものを風雨橋といい、全部で4つあります。
風雨橋と鼓楼がペアーになって造られております。
風雨橋は鼓楼同様、釘やボルトを使用しないのを基本にしています。
風雨橋も、鼓楼同様、憩いの場でもあります。
なぜ屋根を架けたのかというと、雨の多い地域では、
村人を 雨や風から守ってくれる(そこから 風雨橋の名がついた)。
そればかりでなく、屋根の下にベンチが造りつけられていれば、
暑い日や雨の日の、村人の慰安の場所にもなります。
風雨橋は反物を干すのにも利用されます。
肇興郷の風雨橋は小振りです。