今回の旅は、「中国・貴州省の少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」
と言われています。棚田があるかな?
ここは貴州省・従江県・丙妹鎮・高増村です。
高増村も鼓楼で有名な村。
全村約400戸、1900人弱の村民はすべてトン族です。
村の入口には寨門がありました。
「万物に霊が宿る」と信じている村人たちは、寨門の内側は人々が
生活する場であるが、その外側は神霊や悪鬼が支配する世界が広がり、
山々の樹木のみならず、枯れ枝さえも神霊や悪鬼が所有していると考えている。
高増村には二つの鼓楼(ころう)が建っています。
トン族独自の建築である鼓楼は、釘を使わずに杉材で建て、
集会場や祭りの場として使われています。
鼓楼には龍の彫刻が飾られています。
龍が村の守り神です。
複雑な構造ながら、釘は一本も使われていません。
トン族の建築技術の高さにびっくりです。