今回の旅は、「中国・貴州省の棚田と少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」と言われています。
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ここは貴州省の榕江県(ようこう-けん)・忠誠鎮・大利村です。
榕江県の中心地の古州鎮から約25Km先の深い山の中にある大利村。
少数民族・トン族の集落です。世界文化遺産候補に選定されています。
登り下りが多く曲がりくねった狭い山道なので、中型バスより大きい車は通れません。
そのせいでツアー客が来れず、ここはまるでこの世と隔絶した桃源郷のようである。
村の中央には鼓楼がそびえ立っています。
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大利村の高台にたどり着くと、トン族のシンボルともいえる鼓楼がありました。
村の規模に比例してか、あまり大きな鼓楼ではありませんが、美しいシルエットです。
村の規模に比例してか、あまり大きな鼓楼ではありませんが、美しいシルエットです。
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鼓楼の中に入って、見上げてみると・・・・・・。
鼓楼はトン族の村にはだいたいあり、釘を一本も使わずに建てられています。
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トン族の大工さんです。
トン族の大工の技術水準は非常に高く、建物は釘を使わずに建てます。
トン族というのは、中国の55の少数民族のひとつです。