今回の旅は、「中国・貴州省の棚田と少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」と言われています。
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ここは貴州省の黎平県(れいへいーけん)・茅貢郷・茅貢村です。
榕江県から今日の宿泊地の黎平縣の中心地・徳鳳鎮へ向かっています。
約80Kmの道のりです。地道を進みます。
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日本語ガイドの説明では、黎平の人口は60万人で、トン族が多い。
茅貢(マオコン)村は、トン族の集落で、美しい風雨橋を持っている。
この橋には「茅貢花橋」と書いた扁額がかけられている。
名前の通り華やかな風雨橋=花橋である。
横から見ると上部には塔状の3つの楼閣を持っています。
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中央の楼閣の屋根は六角形で、その端はめくれ上がり弓形の飾りが付いている。
楼閣の下には龍の飾りが付いており、なかな手の込んだ建築である。
よく均整が取れており、小さいながらもきりりとした造形美を見せている。
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釘を使用しないトン族固有の木造建築である。
風雨橋は飾り屋根の付いた実用的な橋で、雨の多いこの地域では一種の社交場となっている。