最終日・教師冥利

というわけで長いような短いような3泊4日も最終日です。
全く知らない生徒たちと出会ってから寝食をともにすることによって、
ここまで親交を深めることができるのか、と、
大自然の中での移動教室のすごさをまざまざと思い知りました。
本日の午前中はほとんどを大掃除に費やし、生徒は感想を書き記すとともに、
我々教員チームは雑用に追われてあっという間に昼を迎えました。
昼には次クラスが寮にやってくるわけなのですが、
今まで見てきたクラスと、今やってきたクラスのまとまりを見るとその差は歴然。
わずか4日間とはいえ、規律のある生活を送ったことにより、
ここまで成長するもんなんだなぁと比較することで改めて思い知りました。
まさに教師冥利に尽きるというものです。
もちろん成長したのは生徒とだけじゃなくて、私も、かなと思いたいものですが。
なんだかんだ大変だとは思いながらも帰る時になって名残惜しくなるのは、
なんともおかしな気分ではありますが、
生徒と違って私は今後ここに勤めている限りは毎年来るでしょうから。

高速道路に乗って都内に帰り着いたのは午後5時ごろ。
なんとも言えぬ、とかいの生暖かい風に少々辟易し、
さらには自分のデスク上に積まれた書類群を見てたちまち現実に引き戻されました。

恐懼再拝。