突如襲い来る腹痛との闘い

朝起きた時はなんともなかったのですが、家を出て数分すると腹部に異変が。
といっても単に便意を催しただけなのですが、朝時間がないのは誰も一緒で、
勇気ある決断をして自宅に帰って用を足すという選択肢もありましたが、
これぐらいならなんとか職場に着くまでは我慢できるだろうと判断し、
そのまま駅へ向かって歩き続け、電車に乗り込みます。

しかし、電車に乗り込んで約10分。
にわかに腹部への痛みが強さを増し、迫り来る衝動に駆られることになります。
ましてや満員に近い電車の中で、身動きも満足に取れず、非常に苦しい状況に。
間違ってもこんなところで粗相をおかすことはできないとわかっていながらも、
必死で自らの体に迫る欲求に堪え続けるのですが、
いい加減このまま堪え続けては自分はもちろん周囲に迷惑をかける、
と判断し、勇気を持って途中下車。

ホームを降りるなり、なるべく平然を装ってトイレめがけて小走り。
ダッシュしないのは「あの人は激しく排便したいのだな」と悟れるのが嫌なので。
しかし不幸は続くもので、トイレの個室がこういうときに限って満室。
皆さん朝のお勤めでお忙しいのはわかりますが、こっちにとっては死活問題。
しかたなく一歩外に出て、「だれでもトイレ」を利用させていただくことに。
本来は車椅子の利用者の方などのための施設なんでしょうが、
「だれでも」ということで、こういう時ばかりは額面通り受け取って、
私も「だれでも」の一員に加えさせていただきました。

というわけで、何とか事なきを得たわけですが、たまにあるんだよなぁ、こういうことが。
家を出た後でも、決断をする勇気が必要だと感じた一日でした。
後悔してからでは遅いのですから。

恐懼謹言。