恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

迷惑な隣人

2007年03月18日 | 日記とか
ふと事情があって吉祥寺の居酒屋で酒を飲むことに。
少人数でゆったりと話をしながら酒を楽しんでいたのですが、
その空気も隣の団体席にやってきた学生の連中によってぶち壊し。
聞こえてくる話によると、今春の卒業を記念して飲みに来たんだとか。
時間がたつにつれて一人、また一人と人数が増え、最終的には10人程度に。
当然これだけの人数が集まれば場の空気も盛り上がってくるわけで、
普通に話をしていてくれさえすればまだいいのですが、
これがまた質の悪いことに、盛り上がらない飲み会の典型を示すようなもので、
明らかに参加者の女性が引いているにもかかわらず、男連中は頻繁にコール。
無理やり盛り上げようとするやり方に隣にいるこっちも辟易。

まぁかなり騒がしいってだけで、こちらに実害はなかったのですが、
時間とともにこれがエスカレート。
私らが普通に会話できないぐらいまでに隣はヒートアップして行きます。
こんな連中が社会に今春から出て行くのかと思うと悲しくなりますが、
ひょっとしたら客観的に見たら去年の自分もあんな感じだったのかなぁ、と、
ここはぐっとこらえて我慢をします。

しかし、ついに事態は最悪の結末を迎えることに。
隣でとどまることを知らずにヒートアップし続ける学生連中が、
何の拍子にかは知りませんが、グラスに入った液体(酒?水?)を、
誤って(故意にだったら大変だが)勢いよくぶちまけてしまったのです。
運悪くその液体の大部分が隣の座席にいた私に見事にぶっかかる始末。
私も一瞬何が起こったのかわからず、固まってしまいましたが、
すぐに事態を把握して、隣の団体席を睨み付けます。
向こうも当然やばいと思ったのか、うるさかった宴席は一気にクールダウン。
ドスを聞かせた声で何か言ってやろうかと思うや否や、怒り爆発したのは同行者。

てめぇらさっきからなんなんだ、このやろう!
と言うようなことを同行者が言ったとは思うのですが、
あちらは急に平身低頭、私に謝罪をしてくるわけですが、
私としてもそれまでの様々な無礼な行ないがあったので、それには取り合わず。
店員さんがあわててすっ飛んできて濡れた服を拭ってくれ、
これ以上ない謝罪を私にすることに。
といっても悪いのは店員じゃないので、怒る同行者をなだめ、
店員にはしっかりと礼を告げた上で、会計を要求して席を立ちました。
こっちは悪くないのですが、こんなことがあってはこれ以上ここにいても、
酒がうまく飲めるわけがありません。
学生の団体に一瞥をくれて店を足早に後にしました。

店を出ると店員が追ってきて、本当に申し訳ないという旨を伝えてくれましたが、
こちらからはクリーニング代を要求するとかクレームをつけることはせず、
普通に挨拶をして店を後にしました。
学生最後の飲み会で盛り上がるのもいいのですが、やはり節度を持って。
店側もあまりに悪乗りするような客がいればそれにはしっかりと注意を。
そういう風に店が理解して変わってくれれば、
私がびしょ濡れになった意味もあるというもの。
とにかく今日はうまい酒が飲めるどころから、
終わったら一気に酔いが醒めたので激しく損した気分。
それもこれもあの馬鹿学生どものせいじゃ。

恐懼謹言。
コメント (2)
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