恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

見送る側での卒業式

2007年03月03日 | 日記とか
というわけで、卒業式。
自分のときの卒業式でも毎度思うことなんですが、
ちょうど卒業証書が授与されて登壇するっていう儀式をやるときってのは、
この卒業式の中でももっとも感慨深いクライマックスであり、
それまでの思い出がプレイバックしてグッとくるものです。
男の場合そこまで多くはありませんが、女の人の場合は涙が落ちる、
なんてことも珍しくありません。
ただ、問題なのはその後で延々と続く式辞やら儀式などのプログラムを経ることで、
その感動のようなものも徐々に冷めやっていってしまうということ。

やる側としてはもちろん良かれと思ってやってるんでしょうが、
校長に始まって理事長、来賓代表、PTA代表などなど、
一人10分ペースで話をされたりすると、これがまた結構時間がかかるわけで、
その間にせっかく昂ぶってきた感動も台無しになってしまうわけです。
私もそういう経験、ありました。
最後のほうにある式歌のところで「仰げば尊し」とか「蛍の光で」で、
再びそういう感動を盛り返せるってのはあるんですがね。
あれだけは生徒・教員どっちからの立場でも困ったものです。

式の後は謝恩会などが催され、散々飲み食いさせていただきました。
やっぱりこういうところは私立の学校だなぁと思うところ。
都立の学校じゃ学校を挙げてこういう風にはならないもんなぁ。
一通り終わったあとも名残を惜しむ生徒はなかなか帰宅の途につかず、
職員室へやってきて記念写真を求める光景があちこちで見えました。
最終的に卒業生が全員帰宅したのは8時を回っておりました。
みんな何だかんだ言って学校が好きなんだなぁ、と。

生徒が完全にいなくなった後で、今度は教員での打ち上げ。
謝恩会で散々飲み食いしたので、これといって腹には入らないのですが、
こちらでもたっぷりアルコールをいただいてしまいました。
今日一日の疲れもあってビールが効くわ効くわ。
ま、これもひとつ何かを成し遂げた達成感から来る気だるさだと思えば。
こうして学校は次の一年へと引き継がれていくわけですね。
いつもとは違った「卒業」の一幕を垣間見させていただきました。

恐懼謹言。
コメント
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