途中で製作して中断していた18MHz用ダイポールの続きです。ここまでの製作(主にバラン部分の製作)はこちらをご覧下さい。
バランは大きなトロイダルコアに同軸(2.5D-2V)を巻き付けたフロートバランです。中継にラグ板を使い、ここにエレメントを取り付けます。エレメントはスピーカー用の赤黒コード(0.5mm2、55円/m)にしました。これなら4m少々あれば大丈夫です。
ガイシはコーナンであれこれ候補を探してプラスチック製のチェーンの連結に使う部品を買ってきました。軽くて耐久性も十分です。はじっこの処理はこのようにし、エレメントを切りながらSWRを下げて調整します。
アンテナの取り付けはバラン部分に紐をくっつけ、伸縮ポールのステー取り付けリングに結びつける方法を取りました。なんでてっぺんに取り付けないかと言えば、沖縄移動なんかではこのポールの頂部に50MHzのアンテナを取り付けるからです。
今は紐ですが、プラスチックのS字フックで引っかけるのも良さそうですね。今度コーナンで探してみます。
4月下旬の某日、FT-817とアンテナを持って近所の川の土手で調整してみました。全体張るとこんな感じです。ダイポールと言うより逆Vになりましたね。
SWRを計ると3前後でしたので、3cmずつ切りながら様子を見ます。2.5→2.0と徐々に下がってきましたから1cmずつ切って1.5前後に追い込みました。これで十分でしょう。フロートバランも働いているようですね。
VFOを回してみるとBW0IR局(台北:OPはJP1RIW星野OM)が59で聞こえており、JM3の局とQSOが終わりましたので呼んでみたところなんとコールが返ってきました。FT-817の2.5W(調整中のため外部バッテリを使わずパワーを抑えてます)でQRVしていることを話してレポートをいただいたところ、59で届いており、QSBの谷間でも55前後とのこと。びっくりすると同時に5月下旬訪問予定の八重山(石垣島周辺)でもこのアンテナでいけそうだとの感触がつかめました。ちなみに先方はリニア+ビームとのことでうらやましいですね。
他には何も聞こえませんでしたが意気揚々と帰宅です。重量も同軸込み300g前後と軽いのであちこちに持って行けそうです。最終的には他の荷物との相談ですが、できれば沖縄に持って行きたいです。
同じパターンで21MHzや28MHzも作ることができます。
[使用材料]
・トロイダルコア(デジット)
・ラグ板(デジット)
・赤黒コード(コーナン 55円/m)
・ロープ(コーナン)
・チェーン用パーツ(コーナン)
・同軸2.5D-2V(秋葉原 九州電気 84円/m)
・MPコネクタ(ウエダ無線 3D-2V用を使用)
一式2,000円前後でできますから皆さんもいかがですか?