JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動運用報告③

2008-05-31 | インポート

5/24(土) 渡名喜→那覇


[渡名喜村とは]
沖縄県島尻郡渡名喜村。有人島の渡名喜島と無人島の入砂島の2島からなっています。久米島と沖縄本島の中間付近にあります。人口は約500人で沖縄県で一番小さな自治体です。



渡名喜島は八丈島のミニ版といった感じで、南北に2つの山があり、その間に堆積でできた平地が広がっています。農業と漁業で生計を立てており、伝統的な古い町並みが残っています。集落全体が町並み保存地区になっていますので、少ないものの観光で訪れる人もいます。リゾート臭さのない島です。


 


ちなみに入砂島はドラマ「ちゅらさん」でオープニングに出てきた島だそうですが米軍の射撃練習場のため立ち入りできません。


 



今日も曇り。雨の心配はなく暑くなりそうです。まずは朝飯を食って荷物を整理します。無線関係以外の荷物を預けて昨日の展望台に出発です。絶景の中運用できます。






7/21と18のワイヤーアンテナ、そして50MHzの2エレをセット。9時からスタートです。






最初に50MHzをチェックしてみると本土が弱く入っています。首里の方などお近くの局とQSOしても「今ひとつ」とのことです。ところがねばり強くCQを出していると本土のSが上がってきました。しかも結構強いです。数局QSOするとパイルになってきました。しかもどんどんパイルが大きくなってきます。先日の伊豆大島以上のパイルです。コールサインの完全に取れる局、断片で取れる局をログにいくつか書き込んで順にお呼びしました。お呼び頂いた局からは「渡名喜初めてです」とのお声を頂くことが多く、苦労して渡ったかいがありました。


 


10時頃に一旦弱くなったのですが、またすぐ盛り返します。その後12時までずっとオープンしてくれました。1・2エリアが中心ですが、時折3・5・6・0エリアからもコールをいただきます。どう伝搬するのか不明ですがBG7NWF局からもコールをいただきHS59-MY59で成立しました。


 


午後に入ると50MHzのオープンが収束。他のバンドにも出てみます。18MHzでVFOを回しているとJO3FRH局がQSO中でした。終了後お呼びしたのですが残念ながらQSOには至りませんでした。沖縄からのQSOは残念ながら・・・でした。


 


50MHzのオープンは終わり、18/21MHzで細々QSOします。しかしながらハイバンドのコンディションも下がってきて、なぜか最後はどのバンドも8J1ITUだけが強く聞こえるという状態になりました。よほどFBな設備なんでしょうか?昨日那覇で買っておいたパンで昼飯です。


 


 


最後に閉店間際の430MHzにチャレンジしてみました。なんと豊見城市からコールを頂きました。海を渡って本島まで飛ぶんですね。びっくりです。渡名喜から430MHzにQRVした局が過去にいたのかは定かではありませんが、貴重なQSOだと思います。遠くに久米島からのフェリーが見えてきましたので撤収です。


 




那覇に戻るため港に行きます。ターミナルには船の時間にあわせて開く売店があります。渡名喜のお土産は「もちきび」だそうです。これは雑穀のキビでして、米に混ぜて炊くといいそうです。あいにく収穫前で在庫がなく、もちきびクッキー(となきのおやつ)を買いました。島で手作りしている素朴なクッキーでした(200円)。

 



那覇行きの出航です。あ、昨日のレポートで書き忘れましたがこのフェリーには揺れを軽減する装置(フィンスタビライザというらしい)が付いてないそうです。もちろん酔い止め薬を飲んでから乗ってます。この便も大部屋に空きがありましたので毛布かぶって寝ておきます。ちなみにこの船、建造後20年くらい経っているそうですが、手入れが行き届いており割ときれいです。

 



約2時間半で那覇の泊港(とまりん)に到着です。離島から戻ってくると那覇は都会です。昨日荷物を預けたホテルにチェックインします。


今夜はジャッキーステーキハウスでステーキです。Aサイン(米軍の衛生基準適格証)が残る老舗の大衆ステーキ店でして、おいしくて2千円でお釣りが来ます。ちなみにステーキソースは明石のドリームソースだったりします。

 



本日は18MHzで7局、21MHzで2局、50MHzで94局、430MHzで1局の計104局とQSOできました。各局ありがとうございました。



コメント
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