１４時過ぎに144MHzを終了。28MHzにQSYします。
ここまで順調でしたが28MHzはオープンしておらず、ＧＷも伸びません。本土まで80km少々では難しいのでしょうか。SSBに加えFMもチャレンジしてみましたがダメでした。
お天気は何とか持ちこたえていますが、霧が出てきました。三原山は見えなくなり、300m先も怪しくなってきました。展望台脇の道路を走る車もフォグランプをつけています。降ろした144MHzのアンテナも濡れており、タオルで拭いてからしまいました。
430MHzのアンテナをセットしひとまずFMにQRVします。呼び出し周波数で案内しスタートすると、いきなりパイルになります。FMのパイルはSSBと大きく違います。電波の教科書ですと「弱い電波を強い電波がマスクしてしまう」と書かれていますが、実際数局が同時にコールするパイルになると各局の微妙な周波数のズレで生じるビートが生じ、SSBより取りにくくなります。レアケースですがほぼ同じ強度のＳが重なると復調困難になるようです（実際１回発生しました）。慣れていることもありますがSSBのパイルの方が取りやすいです。
FMですのでのんびりQSOされる方もおられますから、15時までしか運用できないことをアナウンスしショートQSOをお願いしました（１局でも多くお待ちの方とQSOするためですが申し訳ありません）。アンテナが1/2λホイップのためさすがに距離は伸びないものの、東京都・神奈川県・千葉県を中心にコールを頂けます。中には50mWでお呼び頂いた方もおられました。
ようやく最後のQSOが終わり、コールが途切れたのは14時58分。１時間呼ばれ続けました。ちょうどいい時間でしたのでこれにて終了としました。片づけて目の前にあるバス停でバスを待ちます。
霧はさらに深くなり、２車線道路の反対側にある展望台すらおぼつかなくなりました。下山のバスに乗って元町港に戻ります（ちなみに乗車はとがめられませんでしたHi）。
元町港のターミナルで時間がありましたのでお土産を購入。伊豆諸島では必ず見かけるくさやとアシタバですが、アシタバを野菜として売っていました。アシタバは「今日摘んでも明日には生えてくる」という生命力の強い植物でして、あしたばパイ・あしたば饅頭・あしたばパウンドケーキなどアシタバのオンパレードです。
ちなみに今回は「
あしたばドーナツ（
ワンパックハウスというお店の商品で高橋尚子も絶賛らしい）」と島酒の「
御神火」にしました。御神火は大島の
谷口酒造さんの焼酎で、
JALが選んだ22の焼酎/泡盛の蔵元にあの「森伊蔵」の蔵元などとともに名を連ねています（伊豆諸島では八丈島の１蔵とあわせ２蔵のみ）。以前普通酒の「御神火」を竹芝の売店で買ったことがあり、旨かったのを覚えています。今日はパイルで頑張ったのでこっそり秘蔵５年貯蔵酒にしましたHi
帰りの船は2430便です。この船は神津島始発で利島に寄る予定でしたが利島は帰りも欠航でダイヤより15分以上早着していました。この日は「虹」です。「愛」「虹」「夢」と３隻揃っているはずなのに、なぜか「夢」だけは一度も当たりません。
乗船風景です。一番奥の車はなんとおにぎりの販売車。アシタバおにぎり（またアシタバですか）や午前に買ったおはぎなどを売っていました。あ、おはぎは結局ここまで持ち越しです。船の中で食べましたが田舎おはぎでボリュームがありおいしかったです。300円と安いのでおすすめです。神津島からの乗客も一旦船を降りて買っていました。
2430便は定刻で大島を出航。ほぼ満席の盛況です。定刻（18:05）で竹芝に着きましたので19:25発のJAL137便に余裕で間に合いました。帰りの飛行機は東京ディズニーリゾートの帰り客が多く、なぜか
ここのドーナツを何十個と大量に買って帰る客が多かったです。マスコミで大行列をはやし立てているので買ってるのでしょうね。
あしたばドーナツもうまいのにHi（余談ですがあしたばドーナツは本当においしかったです お世辞抜きでまた買いたいです）
今回何とかお天気が持ち、大島日帰りの移動運用ととしてはほぼベストのパターンであったと思います。これ以上長い時間を確保するなら例えば前夜に竹芝を出る夜行の大型客船に乗ることになります。来年はこのパターンで東京コンテスト（例年5/3開催）に参加してみるのも悪くなさそうですね。
本日は50MHzで49局、144MHzで69局、430MHzで27局の計145局とQSOできました。運用時間４時間半でこの局数ですのでほぼ時間中パイルをさばき続けて終わったという感じです。各局本当にありがとうございました。伊豆諸島の移動運用はニーズが大きいのでまた機会を見てチャレンジする予定です。
